さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

ごあいさつ

ようこそ、いらっしゃいました。あゆと申します。
2005年に慢性膵炎を発症いたしました。
闘病記録に日々のあれこれ、趣味のこと。
たわごとに寝言、なんでもありの内容となっております。
時折現れる、さそりの毒にはご注意を。(^_-)-☆

慢性膵炎の経緯はこちら。重症急性膵炎の闘病記はこちら
過去の入院・検査記録はこちら。お薬の履歴はこちら
膵臓に関する記事は、あくまで素人の作った内容です。
間違いが含まれている可能性はありますので、あくまで自己責任ということで情報を利用してください。

ご意見のある方はayushirokun☆hotmail.comへ、☆を@に変えてメール送信してください。
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糞拾いの衝撃

2022年08月01日 22時29分29秒 | 読書

お食事中の方に申し訳ないタイトルですみません。

以前、チラッと書いた「蒼穹の昴」のお話です。

全4巻のうちようやく3巻まで行きました。

本なんて読む気になれば一気に読めるのですが、

何かと夏場は忙しくて、読書する時間がまとめて取れないので

ちまちまと読んでいます。

 

これは清朝末期の西太后が権力を握っていた時期の話で

主人公の春児は貧民の糞拾いの子として生まれ、

西太后の側近にまで上り詰めます。

1巻の最初の書き出しが

「糞拾いの子よ、汝は・・・。」

で始まるのです。

糞拾いってなんぞや?と思ったらば。

一日中馬糞?を探して歩いて、それを乾かして燃料にするのだそうです。

物知らずな私は、糞拾いなる職業があるのを知りませんでした。

というか、さんざん読書しているはずの姉も知らなかった!

それで、姉に糞拾いについて説明しながら、

なんで、糞が取り合いになるねん、とか話していたんです。

そしたら、横から母が口を挟んできました。

「昔はみんな(糞尿を)もらいに行ってたんやで。」

えええーー!?

マジですかい、母上様よ。

母によると、昔の農家は肥料として人糞を畑に撒いていたから

家の分💦だけでは足りず、いわゆる町の人の家まで行って

それを貰ってきて、肥溜めに入れていたのだそうです。

つまり、人糞はある意味、取り合いだったと。

母の実家は祖父が人糞を使うのを好まなかったので

母はそういうことをしたことがなかったそうですが

父の実家は長くそういうことをしていたらしい。

父上様、あなたもある意味糞拾い。

私も小説の主人公と同じく、糞拾いの子か。(なんのこっちゃ)

 

というわけで。

小説の話のはずが、衝撃の真実を聞かされたというお話でした。

まさに、事実は小説よりも奇なり。

あー、びっくりした。


盲導犬クイール

2016年08月24日 23時55分55秒 | 読書
本日は、読書感想文のお手伝いのため
『盲導犬クイールの一生』を音読していました。

ダメだ・・・
泣くーーー


必死で涙を堪えつつ、読み進める私。
前もって読んだ時にも、ビービーだったので
冷静に冷静にと言い聞かせながら読んだのですが。
やっぱり無理。
動物ものは涙なしに見られません。

盲導犬は、人間の都合で働かされている可哀想な犬ではなく、
人間のパートナーとして共に生きてくれる仲間なのです。
私もこの本を読むまでは、少し考え違いをしていました。
パートナーの渡辺さんが腎臓病で倒れられたため、
クイールが盲導犬として働いたのは2年ちょっと。
渡辺さんとの別れの場面は本当に切ない。

犬を看取るのが辛くて、
パピーウォーカーを始めた仁井さん夫妻の元に
老後は再び引き取られ、結局看取って貰うことになるクイール。
『天国にいったら、仁井クイールですとはっきりと言うんやで。』
というご主人の言葉に、また、涙うるうる。

こんな本、反則だぁーー。
ああ、無理無理。
人間に寄り添い、人間と共に、
懸命に生きたワンちゃんでした。

来年は泣かずにすむ本にして貰おう。
(切実(爆))

クイール(予告)

世界でいちばん貧しい大統領からきみへ

2016年08月01日 00時30分45秒 | 読書
週末で体調は随分回復いたしました。

今日は畑はサボりで家の掃除だけをして、
あとはゆっくりのんびり読書などをいたしました。

姉が図書館から借りていた本。
『世界でいちばん貧しい大統領からきみへ』

ウルグアイの元大統領の質素な生活が
語り口調で書かれています。
30分ほどで読めてしまえますが、
中身は深く、濃く、考えさせられます。

戦争の愚かさ、モノに執着することの無意味さ。
人生で一番大事なもの、大切なこと。
現代人は便利という言葉に惑わされて、
大事なことを忘れてしまっているのかもしれません。
文章が平易なので、中学生の読書感想文にもオススメ。

日本の政治家全員に読んでいただきたいものです。
(彼らの心には到底響かないかもしれませんが。
この方がノーベル平和賞の候補に上がりながらも、
受賞を逃されているのは不思議な気がします。



元千代の富士の九重親方が
膵臓がんにて死去されました。
謹んでお悔やみ申し上げます。
小さな大横綱で、本物の強さを見せつけてくれた方でした。
子供の頃のヒーローだった方も少なくないのではないでしょうか。
膵臓がんの手術から一年ちょっと。
膵臓がんは手術できることが自体がラッキーなので
2年は頑張られるのだろうと想像していましたが、
予想以上に早い最期でした。

膵臓がんは、仕事が出来る男性に多いというイメージです。
また、惜しい方を亡くしました。
九重親方のご冥福をお祈りいたします。

寒くてぐったり

2015年01月28日 21時00分00秒 | 読書
今日は久しぶりに真冬のような寒さでした。
最高気温が昨日と比べるとマイナス10度。
ううう、堪えます。
なのに、こんな寒風吹きすさぶ日に
バイト先は大掃除。
(処々の事情あり)
しかもワタクシは外掃除でした。
もっとも嫌がらせでやらされたわけではなく(笑)
自ら「します」と申し出たのですけどね。
中掃除でも窓ふきに床掃除なので
冷たい上に結構な重労働です。
どっちもどっち。
でも、寒いと体が緊張するのか
そんなに長時間掃除したわけでもないのに
終わったらぐったりでございました。
今日は早く寝ようっと。



年賀状で友達から
「中野京子さんの本が面白いんだよー。」
と勧められて、それ以後図書館で借りまくってます。
ヅカファンにはたまらない中世ヨーロッパのお話が多いです。

中でも気に入っているのが名画シリーズ。
「名画と読むイエス・キリストの物語」を読了しました。


この本の表紙になっている絵はベラスケスの「キリストの磔刑」。
ワタクシ、キリスト教徒でもないのに
何故か宗教画が大好きなのです。
キリスト教の教えに私が惹かれるものがあるのかなと考えてましたが
この本を読んでそれは違うってことがわかりました。(笑)
どうやら、宗教画が好きというよりは
名だたる画家が宗教画を描いているために
芸術的価値の高い宗教画に惹かれていた・・・だけの模様。(笑)

他に紹介されていた宗教画で目を惹かれたのは。
ラファエロ「聖母の結婚」

デューラー「東方三博士の礼拝」

レンブラント「イエスと姦淫の女」

ルーベンス「パリサイ人シモン家の晩餐」

ティツィアーノ「悔悛するマグダラのマリア」


当時の天才画家たちは
みんな競って宗教画を描いていたってことですね。

この本の最初のほうにキリスト誕生の際に
東方の三博士から送られた贈り物のことが書かれています。
その3つとは・・・。
神の国の栄光を示す「黄金」、
神性の証たる「乳香」、
受難を予告する「没薬」。

乳香とはアロマオイルの「フランキンセンス」
没薬とは「ミルラ」のことです。
没薬は死体の防腐剤に使われたそうで
ミルラがなまってミイラになったのだとか。

「乳香ってイエスキリスト誕生の時にささげられたやつ?」
という主治医さまのお言葉を思い出してしまいましたわ。
全く、なんであの方はこんなことまで知ってるんだか。(爆)

王妃の館

2014年11月21日 22時30分00秒 | 読書
アメリカの舞台から戻って来て読み始めた本がコレ。
浅田次郎「王妃の館」


この間、報道ステーションで映画化されることを知って
図書館で借りてみました。
(王妃の館HP)
実は浅田次郎さんの本を読むのは初めてで
勝手に小難しい印象を持っていたのですが。。。

実に面白いっ

夢中になって、あっという間に上巻読了。
すぐに下巻も読み終えることでしょう。

パリにある王妃の館~“シャトー・ドゥ・ラレーヌ”を舞台に
起こるドタバタコメディーです。
おフランス好きの私。
ヴェルサイユ、太陽王、王妃、貴族、城館。
こういう語群だけで興奮してきます。(爆)

あー、フランス行きたいっ
いや、絶対行く
と久しぶりに思いました。
貴族の館に泊まりたいっ。
(パリにはツアーで行ったことがあるだけ。)
フランスというお国柄はあまり好きではないのですけど
芸術ではおフランスに叶うものはありません。

フランス、ばんさい
(それはオスカル様)

いかん、だいぶ壊れてきました。
久しぶりにべるばらを読み返そうかな。

古城大好きの私。
ドイツのレーゲンスブルクを訪れた時に
元貴族の城館だったホテルに泊まりました。
古い写真を発掘してきました。

パークホテルマクシミリアン。
古風で素敵な雰囲気のところだったのですが
残念なことに一つだけ欠点がありました。




それは・・・。



と、その前にレーゲンスブルクの街並み。

とっても美しい街です。
特にコレというものはないのですが、
街並みの静かな美しさに引き込まれます。
ちなみにここを訪れたのは
「オルフェウスの窓」が見たかったからです。(爆)



で、さっきの話。
何が問題だったかと申しますと。



オバケ



古い館は出やすいよね。



映画「王妃の館」

映画、見に行くぞー。

読書

2014年05月17日 22時00分42秒 | 読書
現在、並行で何冊かの本を読んでいます。
一つは司馬遼太郎の「播磨灘物語」。

黒田官兵衛の物語です。
ようやく大河ドラマの内容に追いつきました。
知っているようで知らない黒田官兵衛。
恥ずかしながら司馬遼太郎は初めてなのですが、
(小難しいのだろうと勝手に思い込んで敬遠していた。)
意外に読みやすいです。
この本に書かれている「播磨人気質」を読むと、
播磨が毛利についた理由がよくわかります。

それにしても岡田くんは美しい。
まさにアップに耐えうる顔。
そういや、うちの母が岡田くんの公開録画を観に行ってました。
「岡田くん大好き。」
と書いたハガキは落選し、
「歴史の勉強をしたいです。」
と書いたものが当選したそうな。
今後の参考までに。

生田斗真くんと二人、目の保養になりますね。
デビュー当時の彼の苦労を思うと、
なんだか胸が熱くなります。(笑)
KinKiのコンサートに出てきて、
関西弁でゆるい会話をしていたころが懐かしい。

黒田官兵衛といえば、先日救急外来に送られた時のこと。
研修医と指導医の会話が聞こえてきました。
なんでもその研修医さんは黒田官兵衛をご存じなかったそう。
指導医の先生はそれが非常に不本意だったらしく、
黒田官兵衛について熱く語ってました。
男性に受けるキャラなのでしょうかね。
受験に出てきた覚えはないので
知らなくてもおかしくはないのかなあ?

と、話が逸れました。
他に最近読んだ本。

海堂尊「ガンコロリン」

短編小説です。
例によって厚労省がネタになってます。
面白いけれど、ちょっとシュールです。
ありえそうでコワイわ・・・。

「膵臓の病気」

久しぶりに新しい膵臓の本が出てました。
慢性膵炎、急性膵炎、膵臓がんについて
非常にわかりやすく説明されています。
一冊買うならこれがおすすめかな。
慢性膵炎における適度な運動の必要性も書かれていました。
適度に運動したほうが膵臓の働きが良くなるそうで。
良い気候ですし、ウォーキングを再開させようかなあと考え中です。
    

ここまでわかったボケる人、ボケない人

2014年04月20日 15時00分00秒 | 読書
さっそく読み終えました。
『ここまでわかったボケる人、ボケない人』


ボケやすい人の傾向、行動パターン。
なかなか面白いです。
あっという間に読めるので、
図書館で借りるので十分かも。
年配の女性が氷川きよしに熱をあげるのは
温かく見守ってあげるべきだそうです。
立派なボケ防止だそうで。(笑)
また、出来の悪い子供がいるのもボケないらしい。
パラサイトシングルも役に立つんですね。

そして、悪い嫁であるほど、姑はボケない。
役目を取りあげるとボケてしまうそうです。
いつまでも家事をさせて、コキつかうのがポイントだそうで。
友達が多くて、出かけるのが好きな人はボケない。
旅行の幹事や地域の役員を進んでする人もぼけない。
孤独を愛する人はぼける。
仕事一筋で趣味のない人はボケる。
他人に依存度の高い人もボケる。
その他あれこれあれこれ。
氷川きよしといい、交友関係の広さといい
出来の悪い子供といい、
我が母は大丈夫だろうという結論になりました。(笑)


ボケやすい人のタイプ別テストが最後についてました。
性格部分だけちょっと抜粋。
他には職業意識テストと家庭環境テストもありました。




1)どちらかというと、人づきあいな苦手なほうである。
2)新しいことをやろうとしても、なかなか実行できない
3)あまり笑わないほうである
4)年を取ってから異性とつきあうのは、いかがなものかと思う
5)「趣味は?」と聞かれて、胸を張って「仕事」と答えられる
6)ささいなことに拘り、眠れないことがよくある
7)年をとってセックス好きな人を、別にうらやましいと思わない
8)しばしば頑固者だと言われる
9)年寄りは派手な服を着るべきではないと思う
10)何事もきっちりしないと気が済まない
11)目下の者とばかりつきあっている方が楽である






当然、○が多ければ多いほど、
ボケやすい性格ということになるそうです。
私は2個○だったかな。
頑固は自覚があるので・・・(爆)

聞く力

2014年01月26日 22時00分42秒 | 読書
阿川佐和子さんの「聞く力」。

ベストセラーになっていたので
図書館で借りて読んでみました。
エッセイのような軽いタッチの文章なので
すぐに読めてしまいます。
まずまず面白い。
が、驚くようなことは書かれていないので
ここまでのベストセラーになる理由が私にはわからず。
当たり前のことを面白く文章にした、という印象。
コミュニケーションに自信のない人が増えたのが
流行った理由なのひとつでしょうか。
何でも中年男性によく読まれているとか。
仕事で使えるということでしょうかね。
ちなみに私は勝手にしゃべる力ならありますが
聞く力の自信はありません。(笑)

    

昨日、今日と暖かくて過ごしやすかったです。
が、明日はなんとマイナス4度の予報。
さぶー。

1300年の昔より

2013年06月07日 16時00分00秒 | 読書
ここのところ、読書に勤しんでいます。
半年ぐらい予約待ちをした「海賊と呼ばれた男」を読み終えました。
終戦後、焼け野原の中、
ここまで日本のことを考えた日本人がいたことを
日本人なら知っておくべきかもしれません。
相手が何であろうとも国民のためならば、
信念を曲げずにひたすら突き進む。
主人公の生き方は痛快で勇ましいです。
この本がベストセラーになっているのは頷けます。

また、同時並行で「レ・ミゼラブル」を2巻まで読みました。
「レ・ミゼラブル」は全5巻なのですが
1巻は長く待ったのに、2巻の待ち時間は少しだけ。
3巻に至っては「空き」です。
みなさん、「須磨帰り」ならぬ、
「ファンチーヌ帰り」ぐらいなのでしょうかね。(笑)
訳が下手なので読みづらいところも多々あるのですが、
そこは適当に流して読んだら面白いです。

で、今読んでいるのが、
旧竹田宮家の竹田恒泰さんが書いた「現代語古事記」。

「日本書紀」は大学の時に読む機会が結構あったのですが
「古事記」って神話の上に、神様の名前がややこしくて
どうしても読めなかったシロモノです。
でも、この古事記はなかなか読みやすい。
イザナギとイザナミの記述のところに
興味深い記述がありました。

* * * * * * *

言葉には力があるといわれます。
良い言葉を話すと幸せになり、
悪い言葉を話すと不幸になる。

* * * * * * *

今から1300年も前の書物だというのに
古事記に書かれていることは深いですね。
いや、古いからこそ、深いのでしょうか。
言霊って大事だから、悪いことは言わないようにしよう!
と改めて思ったのでした。

昨日のご飯。
久々にハヤシライスを作りました。

トマト缶を使って作るので、低脂質です。
何でも自分で作ったほうが安心安全。

神様のカルテ3

2012年12月26日 22時00分00秒 | 読書
『神様のカルテ3』を読み終えました。

今回のテーマは今までで一番現実的な重いものだったかも。
どんなに誠心誠意治療に当たったとしても、
たまたま非常に希な経過を辿った場合には
医者の責任を問われてしまう。
良かれと考え最前の治療をしていても、
結果が悪ければ医者は患者に責められる。
医療者でもないのに、こういう話はやりきれません。

今回取り上げられていたのは、ずばり膵臓疾患。
ERCP後膵炎、膵臓ガン、膵腫瘍、自己免疫性膵炎。。。
膵炎患者としては馴染みの言葉がたくさん出てきました。
ERCP後膵炎でICU送りになった症例も出てきます。

若い女性のERCPでは比較的高い頻度でERCP膵炎が発症するので、
あまりお近づきになりたくない。
処置に問題なくてもERCP後膵炎は発生するから怖い。

とか書かれてて、まるで私のことのようでしたわ。(^^;)
医者と患者の信頼関係や患者としてのあり方についても
再考させられる内容です。
文章自体は平易で読みやすいので、
あっという間に読めてしまいました。
膵炎の方は二重の意味でオススメ。

翔くんが意外にもはまり役で良かったから、
またドラマ化されたらいいのになあ。

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風邪は葛根湯とロキソニンが効いて、軽くすみそうな感じです。
明日は今年最後の予約診察日。
なんとマイナス4度の予報!!
起きられるかしら&採血出来るかしら、とダブル不安。
早く寝ることといたしましょう。(-_-)zzz