昨日の“痛いものは痛いのだ”に関連した昔話です。
ワタクシは2002年2月に胆石が発覚して、翌3月に胆嚢摘出手術をいたしました。
(詳細は
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ただし、発覚したのが2002年というだけで、大きな発作は記憶にあるだけでも1993年には経験しています。
ドイツ旅行でソーセージとマッシュポテトを食べたら、なんとも言えないみぞおちの重苦しい痛みに襲われ一晩のたうちまわりました。
胆嚢は脂ものを食べると消化するために、胆嚢に蓄えていた胆汁を排出しようと収縮します。
(膵臓のしくみとよく似ています。)
胆石があると、このときに胆嚢の出口に石が詰まり(私の場合は多量の砂でした)痛みの発作を起こします。
しかし、消化が終わると嘘のように痛みが消える不思議な病です。
ですから、このときも朝になる頃にはケロリと治まり、一体なんだったの?状態でした。
この後も時折発作に襲われますが、朝になると治まるため病院に行きそびれていました。
しかし、病院になかなか行かなかったのは子供の頃の体験が裏にありました。
実はワタクシ、子供の頃から謎の腹痛持ちだったのです。
それであちこちの病院に親が検査に連れていったものの異常なしと言われ・・・単に神経質な子だと認識されていました。
ですから、胆石発作のたびに私がお腹が痛い!と訴えても両親は気にもとめなかったのです。
(後に母はひどく後悔していました。)
しかし、胆石が発覚してから気づいたのが。
これが胆石発作の痛みであるなら、子供の時から経験していた、ということ。
砂だから、少しずつたまっていったのでしょうね。
話にはまだ続きがあり。(笑)
こんな痛いのに何もないはずはない!と病院に意を決して行ったのが2001年4月。
今のかかりつけ医はまだ殿と同じ病院で勤務医をされていたので、行ったのは近所の
やぶ医者、もとい、開業医。
さすが
やぶ医者。ろくな検査もせずに胃炎の診断をしてくださいました。
しかし、私も胃炎なのねと疑うことなく胃薬を飲み続けてました。
なんと10ヶ月も
痛みって耐性が出来るのかもしれません。
昔から痛いのを我慢していたから、我慢できちゃうのです。
だから、こんなに痛いのに胃炎のわけがない、他の病院探さなくちゃという方向にいかなかったのです。
胃炎というのはこんなに痛いのかな・・・と思ってしまってました。
やぶ医者に注意しなくてはいけないというがわかるのは、何度か
やぶ医者にひどい目にあわされてからです。
ドクターの力量に大きな差があるなんて、素人にはわからないですから。
私は母も含め、何度かありがたくも遭遇し、今は経験からかぎ分けられるようになりました。
そんなこんなで。
長年胆石発作を起こし続けていた私の胆嚢は度重なる炎症で固くなり、色は変色し、機能を果たしていなかったそうです。
また。
後に殿が調べてくださったところによると、胆嚢摘出時には既にアミラーゼの異常が見られたとのこと。
胆嚢を摘出してみぞおちの痛みから解放されたと思ったのもつかの間、ほんの一年後に膵炎の可能性を今のかかりつけ医に指摘されました。
素敵
どこまでもみぞおちの痛みに縁があるようです。(笑)