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EGOレーベルの2作目

2019-12-08 | JAZZ
前回のRECONCILIATIONに続く2作目は、サックス奏者のサル・ニスティコがリーダーとなっています。
「JUST FOR FUN」 EGO 4002
  
1. 7787
2. I REMEMBER DUKE
3. GROOVIN′ SAL
4. BEAUTIFUL BLACK CASANOVA
5. DO NOT MAKE CIRCLES
6. INVITATION
SAL NISTICO(ts) JOE HAIDER(p)
GUNTER LENZ(b) JOE NAY(ds)
録音 1976年3月
サル・ニスティコは、カウント・ベイシーやウディ・ハーマンのビックバンドに籍を置いていたことがあり、ジミー・ヒースの音色に似ている奏者です。
最初の2曲はジョー・ハイダーの作曲によるもので、1曲目の「7787」は、典型的なモダン・ジャズ演奏、2曲目の「I REMEMBER DUKE」は、エリントンに敬意を表して作ったものと思われ、ゆったりしたテンポの中で、ニスティコのテナーが良い雰囲気を醸し出し、バックのリズム陣も引き締まったプレイでサポートする名演奏が聴けます。
3曲目の「GROOVIN′ SAL」は、サル・ニスティコの作曲によるアップ・テンポの曲で、最初から最後までニスティコが吹き鳴らしていて、後半のドラムスと相対するところは聴きごたえがあります。
4曲目の「BEAUTIFUL BLACK CASANOVA」は、どこかで聴いたことがあるようなメロディックな曲で、4ビートによるサックス、ピアノの演奏は共に“美しい”です。
5曲目の「DO NOT MAKE CIRCLES」は、ギュンター・レンツのベースが大きくフューチャーされる場面もあり、後ろでジョー・ナイのブラシによるサポート音が心地いいです。
最終曲のスタンダード「INVITATION」は、ジョー・ヘンダーソンの「TETRAGON」の中にもあるので、これと比較して聴いてみましたが、ニスティコのほうが少し線が細くストレートな音色でした。

このアルバムは、安定感のあるジョー・ハイダーのピアノと共に、テナー・サックスのサル・ニスティコの自然体の演奏が、とても心地良く聴ける1枚です。

コメント (2)
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