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デイブ・ブルーベックの「コト・ソング」

2018-01-28 | JAZZ
デイブ・ブルーベックとポール・デスモンドのコラボレーションによる「KOTO SIONG」、
ヨナ抜きの日本音階によるこの曲は、デイブ・ブルーベックの作曲によるもので、カルテットによるスタジオ録音、ライブ、それに2人のデュオと、公式録音を知る限り、3枚のアルバムに載っています。

1枚目は、1964年春の日本公演の後、その時に受けた印象をアルバムにしています。
「JAZZ IMPRESSIONS OF JAPAN」 CBS CS 9012
  
1. TOKYO TRAFFIC
2. RISING SUN
3. TOKI′S THEME
4. FUJIYAMA
5. ZEN IS WHEN
6. THE CITY IS CRYING
7. OSAKA BLUES
8. KOTO SONG
DAVE BRUBECK(p) PAUL DESMOND(as) EUGENE WRIGHT(b) JOE MORELLO(ds)
初演の3分間芸術であり、他の曲と相まって「日本の印象」を決定づける1曲となっています。

2枚目は、1964年秋のベルリン・ジャズ・フェスティヴァルからのもので、なぜか米国では発売されていませんでした。
「DAVE BRUBECK IN BERLIN」 CBS 62578
  
1. St. LOUIS BLUES
2. KOTO SONG
3. TAKE THE “A”TRAIN
4. TAKE FIVE
DAVE BRUBECK(p) PAUL DESMOND(as) EUGENE WRIGHT(b) JOE MORELLO(ds)
ライブ演奏のせいか、3枚の中では一番スイングしています。
モノラル録音ながら、独CBSにしてはバランスも良く、デスモンドのアルト・サックスは自慢の透明感を越えて力強く、ブルーベックのピアノは、何時ものブロック・コードで鐘の音を再現しています。
ここに収録されている4曲の内、3曲はお馴染みの曲ですが、東洋的な響きを持った「KOTO SONG」を当時のドイツの聴衆がいかに受け止めていたか興味のあるところです。

最後は、ブルーベックとデスモンドによるデュオ。
「1975 : THE DUETS」 HORIZON SP-703
  
1. ALICE IN WONDERLAND
2. THESE FOOLISH THINGS
3. BLUE DOVE
4. STARDUST
5. KOTO SONG
6. BALCONY ROCK
7. SUMMER SONG
8. YOU GO TO MY HEAD
DAVE BRUBECK(p) PAUL DESMOND(as)
2人っきりの演奏に相応しく、ピアノはメロディを弾きますが、アルト・サックスは日本音階を捨てて自由な展開を繰り広げています。

ここでの3枚はいずれも変化があり、共に興味深い内容となっています。

コメント
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