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私の愛聴盤 (第47回)

2014-09-02 | 私の愛聴盤
第47回はズート・シムズの「シムズ・アット・イーズ」です。

ズート・シムズ(Zoot Sims) 本名 ジョン・ヘイリー・シムズ(John Haley Sims)
(1925年10月29日 – 1985年3月23日) カリフォルニア州イングルウッド生まれ

少年時代にドラムスとクラリネットを習い覚え、レスター・ヤングの足跡を追ってサックスを手にしています。
生涯を通じて著名なビッグ・バンドと共演し、第2期ウディ・ハーマン楽団では「フォア・ブラザーズ」の一人に数えられ、スウィング様式による最強のサックス奏者として知られました。
1950年代と1960年代には、アル・コーン(ts)と共に「アル・アンド・ズート・クインテット」を結成し、活動していました。

晩年に至るまでいささかの衰えも見せず、常に水準の高い作品を発表し続け、彼の参加作は450枚以上ともいわれています。
生涯を通じてスタイルを変化させることなく、私達に暖かいサウンドを提供してくれました。

愛聴盤の冒頭の1曲目、
「朝日のようにさわやかに」では、いきなりソプラノ・サックスで軽やかに飛ばしています。
ズートはテナー・サックスの他、アルトや、バリトンも吹くことは知っていましたが、このレコードを買った当初、それまでテナー・サックスの人とばかり思っていたので驚きました。

ジャケット写真のソプラノ・サックス、
このアルバムが初めてではなく、ディスコ・グラフィーによると1972年から演奏しているものがありました。

「ZOOT AT EASE」 FAMAS DOOR HL-2000
   
1. SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE
2. IN THE MIDDLE OF A KISS
3. ROSEMARY’S BABY
4. BEACH IN THE A.M.
5. DO NOTHING TILL YOU HEAR FROM ME
6. ALABAMY HOME
7. COOKTAILS FOR TWO
8. MY FUNNY VALENTINE
ZOOT SIMS(ts, ss) HANK JONES(p) MILT HINTON(b)
LOUIS BELLSON, GRADY TATE(ds)  録音 1973年5月30日, 8月9日

1曲目のソプラノ・サックスの演奏に続く「IN THE MIDDLE OF A KISS」、
そしてLPではB面1曲目となる「DO NOTHING TILL YOU HEAR FROM ME」、
共にテナー・サックスで本領を発揮・・・ 
暖かい音で、情感を込めて歌っています。

このアルバム、凄いメンバー達が勢揃いしています。
中でもハンク・ジョーンス(p)とミルト・ヒントン(b)は、ズートと共に私の好みの奏者であり、次回もこの2人の共演アルバムを取り上げたいと思います。

コメント
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