掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

玉櫻入荷

2011-05-21 16:12:43 | 商品紹介
島根県邑智郡邑南町の蔵元玉櫻酒造さんから商品が入荷致しました。
先日の5月4・5市木倶楽部での酒合宿の時にも出席されていた、蔵元のご子息 櫻尾尚平氏が杜氏を務める蔵です。
こちらの蔵では、一昨年前から、生モト造りにも取り組まれこれからがとても楽しみな、蔵の一つです。
今回入荷のお酒は、その尚平氏が醸した渾身の生モトの22BY(今酒造期)のものと、前杜氏の中西氏が醸された希少な19BYと18BYのお酒です。

玉櫻 生モト純米 無濾過生原酒70 22BY原料米:改良雄町 精米歩合:70% アルコール度数:18~19 日本酒度:+7.0 酸度:2.9 アミノ酸度:2.3 酵母:協会701号
小売価格 1800ml=\3,150

玉櫻 純米無濾過原酒 山田錦 19BY原料米:山田錦 精米歩合:68% アルコール度:18.4 日本酒度:+3.0 酸度:2.4 アミノ酸度:1.9 酵母:協会701号
小売価格 1800ml=\2,780

玉櫻 純米改良雄町60 18BY原料米:改良雄町 精米歩合:60% アルコール度:15~16 日本酒度:+3.5 酸度:1.6 アミノ酸度:1.4 酵母:協会701号
小売価格 1800ml=\3,150

櫻尾尚平杜氏の醸した今年の生モトは、昨年と比べ骨格がより確りした印象です。酸の輪郭というか切れのよいシャープな部分と、それを受け止める腰の有る酒質を感じます。お酒はまだ少し硬めですが奥底にある旨味は感じることが出来これから非常に楽しみなお酒です。お燗も生酒燗に有りがちのフワつき感も無く、確りとしたお燗に成ります。
一方、19BY・18BYのお酒は前杜氏 中西圓吉氏が醸されたお酒です。
19BYの山田錦は、熟成により旨味を十分に感じ適度な酸もを引きしめてくれバランスの良さを感じる納得の味わいです。
18BYも熟成によりアタックは、角の取れた円やかで滑らかなで味わいを感じ、中盤からの切れの良い味わいがフィニッシュまで誘います。円やかなの中にもエッジのきいた味わいが楽しめます。
18・19BYのお酒に関しましては、残りがわずかに成っていますので、ご興味のある方はお早めにご連絡をお願いいたします。



金尾木工より・・・・

2011-05-16 19:20:11 | 出来事
先日、三次市三和町蔵元「美和桜酒造」の金尾恵光杜氏が当店にお見えに成りました。な~ぜ・・・・・

金尾さんは、酒造り以外にも実はお得意なものが有ります。それは木工細工で、懇意にさせて頂いている飲食店さんや私達のような酒販店に看板を、造って下さいます。
お馴染み三川町の「居酒屋いぶしぎん様」にも素敵な看板が飾られています。当店にも以前とても素敵な看板を頂いており、店内にしっかりと飾らせて頂いています。しかしながらこの看板には、掛井酒店とは書いて有るもののその下にサブタイトルに「ダメな酒専門商」と彫ってあります。お蔭様で中には、大真面目な顔でダメな酒ってどういうことなのですか・・・・と、お聞きに成る方がちらほらいらっしゃいます(笑)。このサブタイトルの言われや看板の実物は、こちらをクリックして以前のブログをご覧ください。
こんな素晴らしい看板を頂いてから、早いもので3年近くの時が流れ、今ではすっかりこの看板は内の店のシンボルに成っています。
そんな時、家のリビング兼イベントルーム用に以前から取り組んで頂いていた看板が先日完成し、わざわざ持って来て頂いたという訳なのです。以前同様和紙に包まれ持っておいでに成りました。

紐を外してみると「何という事でしょ~・・・・・そこには素晴らしい看板が出現したではありませんか・・・・Before After風に(笑)
板から浮き上がった文字はド迫力
細部まで凝りに凝った仕上げ・・・
時の跳ねのかすれ具合の細工などはもう涙もの・・・・
金尾杜氏の気合が感じられとても、元気が出るような看板です。皆さんどうですか

この看板の披露の会を近々開催しようと計画中です。勿論美和桜を楽しむ会として・・。



アインベッカー・マイウル・ボック入荷

2011-05-11 14:24:08 | 商品紹介
先日、5月に限定出荷されるドイツ北部・ニーナザクセン州ハノーヴァー近郊アインベックの街で醸されるビール「Einbecker,Mai‐Ur‐Bock (アインベッカイ・マイ・ウル・ボック)(完全予約商品)が入荷致しました。
このビールは、14世紀~15世紀にかけてアルコール度の高く力強いボックビールのスタイルを確立し、600年以上の歴史を誇る醸造所です。
詳しくは、昨年のブログにて紹介しておりますのでこちらをクリックしてご参照ください。小売価格=330ml瓶入 470円
樽生30Lも入荷しておりますが、こちらは酒まつりやビールイベント等で使用し、一般小売りは致しません。

味わいはハイアルコールビールによく見られる、ほのかな甘みを感じ、確りとしたモルトの風味と生き生きとした炭酸と心地よいホップのフレーバーを感じます。とてもバランスが良く爽快感も有りますが、圧倒的な奥深いコクのある旨味が何と言っても魅力です。
サービス温度は余り冷やしすぎない事をお勧めいたします。13~15℃位の温度帯で味あうと、フレーバー・味わいががより広がります。
まだ飲んだ事の無いビール好きのあなたぜひこの機会に季節限定のボックビールを・・・・



十旭日 入荷

2011-05-10 18:30:33 | 商品紹介
先日、島根県出雲市の蔵元「十旭日」の旭日酒造さんから、注文していたお酒が入荷しました。
こちらの蔵元さんでは、昨年の秋の仕込(22BY)から蔵元の佐藤社長の長女=栄里子嬢の夫=寺田幸一さんが杜氏を務められ、この度の22BYの造りが杜氏就任第一号といった事に成ります。
とは言へ、以前より栄里子嬢も幸一さんもすでに造りに重要な役割を担われており、杜氏交代により味わいが極度に変るといった心配は全くありません。
前置きが長くなってしまいましたが、今回入荷のお酒は「十旭日 改良雄町 生もと純米原酒 仕込33号」今年度(22BY)のお酒です。
実は、今年で生もとの造りは3期目で、20BYは酵母添加・21BYから酵母無添加で仕込まれています。昨年の仕込(21BY)は少量だった為、生酒は極々少量しか出荷されず、後はすべて熟成用に火入れされ蔵の方で現在も眠っています。(まだ出荷は未定)
今回の22BY「生もと」は総米600Kgを2本(仕込33号/仕込34号)で、モトは1コで仕込みそれぞれ2コに分ける、いわゆる2コモトで仕込まれていて、昨年よりも増石はされていますが、こちらも蔵元の本意として火入れして熟成との事で、生酒の出荷は希望した酒販店に僅かだけ出荷となりました。
当店も、生原酒よりは火入れ熟成の方が本意ですが、サンプルで頂いた今年の「生もと」(仕込33号・34号)がとても興味深ったので、33号仕込の方を少量生原酒でも頂きました。
【十旭日 生もと純米生原酒 改良雄町 仕込33号】原料米:改良雄町 精米歩合:70% アルコール:19.2 酸度:2.1 アミノ酸度:2.2 日本酒度:+7.0 使用酵母:酵母無添加

アルコール度・日本酒度共に確り付いて、活発に発酵していた事を物語っております。しかしながらアルコールのボリューム感は数字で受ける印象ほどは強烈に感じません。味わいは奥行や膨らみを十分に感じる事の出来る旨味が確りしています。こういった旨味は、ややもすると重さやもったり感が出る事も有りますが、酸キレもあり全体に上手くまとまった感じです。常温でも美味しく頂けますが、やはり燗の方がより楽しめます。生燗で有りがちもたつくような柔らかさがあまり感じる事が無く、キリッとした味わいはこれからの熟成も楽しみに成って来ます。

価格720ml=1,730円 1800ml=3,350円



続・2011年酒合宿

2011-05-09 20:42:17 | 出来事
宴たけなわ・・・・・モクモクと煙を上げながらやバーベキュー奉行様達が活躍されておりました。写真には撮れなかったのですがバーベキューの他にも鮭のチャンチャン焼きや、笊豆腐などお料理も・・・・

燗酒奉行は勿論あのお二方:山賊殿&玉さん。
そんな中、昨年大漁の為今年も継続企画となった、「ペンション前アブラハヤ漁」。今年もあの伝説の川漁師福○様と牛○様に加え、東京からわざわざ参加された今○様が参戦されました。「こんなら~ちゃんと仕掛け作くりょ~んか・・・・おぅっええ場所へ仕掛けを置いてこんにゃ~しごうするで~」と、黄色いシャツを着た三川町の大魔王様が檄を飛ばしておられました(笑)
残念ながら今年は、昨年より不漁でしたが、日が西に傾くころには、しっかりと酒のつまみに成ってしまいました。【アブラハヤの炭焼き】ビジュワル的によろしく無いですが・・・
日も傾き薄暗くなっても、皆さんまだまだ元気一杯飲み合宿はまだまだ深夜まで続くのでした・・・・・・・。

一夜明けると毎年の事ながらあれだけ飲んだにも関わらず、二日酔いの方は一人もおらず、皆さん朝食の用意に取り掛かりました。
朝食はこんな感じ【猪肉のお味噌汁】
卵は、いぶしぎんさんでも出されている、岩国の山代地鶏の有精卵。勿論卵かけご飯で頂きました。これがまたすご~く美味しいのです。

今年も脱落者が無く、無事合宿が終了しました。いつも素敵な合宿を企画して頂<「居酒屋いぶしぎんの」小牧様には感謝しております。また来年も楽しみにしております。