掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

十旭日に行って来ました

2010-02-24 15:42:39 | 出来事
この時期は、日曜日になると、どこかの蔵にお邪魔しております・・・・・
今回はお邪魔したのは、神々が集まる場所「出雲の国」に在る十旭日(旭日酒蔵さん)です。
旭日酒蔵さんには、勿論事前お伺いする事をご連絡してお邪魔させて訳ですが、その際、旭日酒蔵の寺田絵里子嬢(社長の実娘)から「丁度その日は、仲添の仕込が有るのでお仕事出来る格好で来て下さいね・・・」とお優しいお言葉を掛けて頂きお仕事覚悟で、蔵見学させて頂きました。
※通常仕込は、初添⇒仲添⇒留添(それぞれに米・米麹・水)3回に分け三段で仕込まれます。

蔵見学の日程が決まったのが急だった事も有り、ご一緒される方はいらっしゃるかな~・・・・。と思っておりましたが、居酒屋いぶしぎんの小牧様ご夫婦とmazeキャプテンご夫婦がご参加に成りました。
mazeキャプテン奥方始め、ほとんど皆様は以前いらっしゃった事が有る方々ばかりですが、以外にもあんなに十旭日好きのキャプテンだけが今回が初めての訪問でした(そんなこと皆すっかり忘れていましたが・・・・・
我々が、蔵に着いたのは午前10時30分頃で応接室でお待ちしていると、程なくして寺田ご夫妻が蔵の方からお出でに成りました。寺田様(ご主人)は白い作業用の服に帽子・絵里子嬢は手拭を頭に被りと、普段お会いする時の雰囲気とは違い、大分勇ましい格好とオーラでした。
蔵に入ると中央左には甑が鎮座しており、奥には洗米機が左に奥には精米室が在ります。そこを抜けてゆくと仕込蔵・貯蔵蔵があります。
我々はそこを通り、蔵の二階に案内されました。そこにはお約束通り「仲添仕込」の蒸米の放冷作業の用意が・・・・(やっぱり本当に仕事有ったんだ

そこには、蒸し上げた米を布の上に広げた状態で置いて有りました。我々の作業はその広げて有る蒸米の玉(ダマ)に成っている部分を手でほぐし、再度広げてゆく作業でした。

6人の見学者は、ぎこちないながらも一生懸命玉にになっているお米を砕き広げていきました。勿論小生も・・・・・・その後、玉(ダマ)を砕き広げ満遍なく放冷された状態の蒸米を下に引いていた布で包み、我々は肩に背負って急な階段を下り一階の仕込タンクに投入しました。残念ながらその写真がありません・・・・・

その作業が終わり、今回の短い蔵仕事は終了です。お手伝いをしたのやら、手間を取らせてしまったのか・・・・・

おっと・・・そう言えば有りました有りましたあのモトが・・・・・・。ご覧の通り1月25日にモト仕込され、この日で27日目。そろそろモトも出来上がり、本仕込で使用される寸前です。
原料米は改良雄町で精米歩合は70%です。酵母の欄は空白これの意味する事は・・・・無○加

温み取り(弱い酵母を死滅させ、強い酵母をより鍛える為に数時間温度を掛けてやる作業)終わり泡も、もこもこ元気そうなモトです。ここまで来ればもう大丈夫・・・・・でしょう

これから出来上がるどのお酒も、きっと素晴らしいお酒に成る事でしょう。
十旭日の新酒は、来月始めに『改良雄町・純米吟醸生原酒(仕込7号)』『五百万石・純米生原酒(仕込5号)』が入荷予定です。お楽しみに・・・・。他にも怪しい熟成酒も入荷予定でが、その商品はまた後日ブログにてご紹介致します。