掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

鳥取出張・辨天娘編3

2009-02-27 09:20:47 | 出来事
2月20日(金曜日)早朝いよいよ2日目の作業です。
昨晩は、太田酒造場の奥様の美味しい手料理と嬢様(本物娘様)の絶妙なお燗酒をしっかり戴いてしまいましたが、目覚めはスッキリ・体調万全
流れとしては午前5:30起床⇒6:00に食事⇒6:30から作業開始という形に成りました。
昨夜に続き、懲りない面々はまたしてもしっかりと朝ごはんを戴いてしまいました。だって美味しいんだも~ん。しっかりと食べた後は、早速お仕事です。
先ずは先日洗米した210kgの山田錦(浸漬後・笊で水気を切って在るもの)を甑で蒸し上げます。昨年11月にブログで紹介したように、この甑で蒸し上げる米の量はMAX=150Kgと、とても小さいので210Kgの米は半々に分けて2回に分けて蒸し上げます。
米が蒸し上がる時間、我々は仕込蔵二階床のスペースに蒸し米を広げ放冷する準備をしておりました。直接米を広げるのではなく、高さ10cm・畳一畳分くらいの通気性のよい台を置きその上に、スノコの親分の様なものを引き10セット余りセッティングします。 その後蒸しあがった米を滑車で一階から二階へ運び先ほどセッティングした場所に蒸し米を広げて行きます。(下写真の様な状態)
順序として蒸し上がった米を計量しS様が蒸し米を滑車で一階から二階へ(下写真:仕込タンク前に写っているロープに右下にかすかに見える青い蒸し米を入れるケースをフックに引っ掛け二階に上げて行きます)小生が受け取りM様が運び他の皆様が杓文字の親分を持って広げて行き⇒空の箱を小生が再度一階へ滑車で下ろすといった作業の繰り返し。
それが終わると、次の蒸米作業をされておられる中島杜氏を残し、我々も一緒に皆で米を広げ米がダマに成らないように細かくほぐして行きます。一度全部ほぐし終わるともう一度同じ様にほぐし、一つの山を計二回×10枚余りほぐします
下写真:これで完成ですこれを少し置いてタンク投入「留仕込み」に使いますが、蒸しは二回ですからこの作業をもう一度繰り返します。(だだ二回目の蒸米は一階に広げる為、二階に上げる作業はありませんが・・
その後小生は蔵人の方とペアーに成り、写真は有りませんが放令してほぐした米を布ごとタンクまで持って行き投入して行きました。
その頃S様M様も同じく社長の弟様と伴に、二階で放冷・ほぐしが終った米をシューター(エアーシューターではないただ引力の法則で二階から一階のタンクに落ちる様になっているだけ)で同じくタンクに投入されておりました。私も後にご両人のお手伝いに参上致しました。
その後、米を広げる時使った道具を片付けて休憩に入りました・・・・・。ちなみに今回我々が仕込み作業に係わったのは、仕込み12号 山田錦 精米80% 協会701号酵母仕込 多分「辨天娘」12番娘20BYという事に成ると思いますが煮酒菌・ダメ菌がたっぷり入っていますので要注意です(つづく)