平成21年度 9月定例議会 一般質問&答弁

2009年11月23日 | 議会での質問・答弁
<質問>
  
(2)、平成17年度東京都東村山市一般会計補正予算におきまして、東京都の福祉改革推進事業によりまして、10分の10の補助でAED14台の購入費535万1,000円と、事務備品の44万8,000円が計上されておられます。

 まず、この最初の14台はどこに設置をされたのか、お伺いします。また、その施設を選んだ理由をお伺いします。

<答弁>

○市民部長(大野隆君) 
  次に、平成17年度に設置をいたしました14台のAEDでありますが、東京都の100%の助成を受けまして、児童館に4カ所、それから、憩の家3カ所、社会福祉センター、中央図書館、中央公民館、富士見公民館、運動公園管理事務所、ふるさと歴史館に設置をしております。

 選定理由につきましては、当時、庁内各所管との協議の中で設置要望のあった施設に配置をされたものでありますが、当初はまだAEDに対する認識が少し浅かったかなと思ってはおります。

<質問>

 (3)、設置されたAEDは、実際に使用されたことはあるのかどうか、お伺いします。

<答弁>

○市民部長(大野隆君) 

  次に、使用実績でありますが、現在、東村山の公共施設、先ほどお話がありましたけれども、ことしの5月に開館いたしました八国山たいけんの里を含めて20カ所と、各小・中学校23校、さらに白州山の家の、合計44カ所にAEDを設置しております。

 設置所管、それから、消防署に確認をいたしましたが、現在までのところ、当市における公共施設でAEDを使用した経過はないということであります。最近の事例としては、秋津駅近くのところで人が倒れて、心臓マッサージをされて、秋津駅のAEDをとりに行っている間に、何とかその方は回復されたということで、結果としてはAEDを使わなかったこともあったということでございます。

<質問> 

 (4)、市内20カ所以外の公共施設へのAED設置の実施計画はあるのでしょうか。あれば、具体的にどの施設にいつまでに設置されるのかお伺いします。

<答弁>

○市民部長(大野隆君) 

 次に、今後の配置計画ですが、現在、特に予定はしておりません。

<質問>

 次に、2009年5月2日、土曜日、10時から、皆さん一緒に参加しました八国山たいけんの里開館記念式典が挙行されました。その八国山たいけんの里には、AEDつきの自動販売機が設置をされています。

 その補修費は業者の方持ちで、なおかつ、この自動販売機の設置料金をいただいているということです。非常に画期的な取り組みだと評価いたします。
 
 そこで(5)、東京都では平成20年度より、財団法人東京都中小企業振興公社と協力して、地域の魅力向上や課題解決に取り組む意欲とアイデアにあふれた中小企業等の事業に対して助成する、東京都地域中小企業応援ファンド事業を開始いたしました。

 第1号として選定された事業の一つに、事業テーマが「広告付AEDボックス屋外無料設置ビジネス」というのがあります。内容は、人命救助の有益なツールであるAEDボックスは、1)AEDそのものが高価である、2)屋内設置型しかない等の理由が普及の妨げとなっている。広告つきの屋内外設置型兼用機種を開発することにより、予算の制約上、設置が困難であった場所へも設置が容易となり、人命救助の機会をふやすことができるというものがあります。

こういった事業を活用して、設置台数をふやすこともできると考えますが、いかがか、お伺いします。

<答弁>

○市民部長(大野隆君) 
 次に、「広告付AEDボックス屋外無料設置ビジネス」であります。制度につきましては、先ほど御質問の中で御説明をいただいたところでありますけれども、昨年の10月にAEDを設置・販売する会社が事業指定を受けたところでありますが、実は当市も、2年前に経済産業省の連携事業第1号に選ばれました「消棒」というものを開発した久米川町の株式会社ワイピーシステムも、今回同時に消火機能つき車両脱出用具というものの認定を受けているところでございます。ちょっと余談でありますけれども。

 それで、AEDにつきましては、ボックス型屋内無料設置ビジネスは、まず、企業等にスポンサーを募集いたします。例えば、自動販売機の設置業者が希望する場合、AEDの費用は自動販売業者が負担をし、自販機にAEDを取りつけます。

 あとは、通常どおり自販機の会社がセールスをしますということになりますが、AEDの販売・設置会社は、それでAEDがスポンサーによって1件売れて、そして、先ほどの公社のほうからの助成金によりメンテナンスを無料提供することができますということで、設置者についてはすべて無料で設置することになりますけれども、自販機の業者については、ジュースが売れれば採算がとれて社会貢献ができるということになりますが、採算がとれないところには設置できないということでございます。
 
 また、自販機でなくても、例えば、事務所の中のコピー機等でもそれは構わない。また、AED専用の設置ボックスにスポンサー名を入れるだけということもできるそうです。

 大体AEDが、先ほどお話がありました、35万ぐらいでございます。それに、市役所の1階に設置ボックスがありますが、これが25万ぐらいかかるそうですが、合わせて60万から70万ぐらいのスポンサー費用を負担すれば、そこにスポンサーの名前が入ったAEDが設置をされるということであります。

 業者側には、宣伝効果があるといった場合にだけ、設置がされると思います。
 
 お話がありましたように、本年5月にオープンをいたしました、たいけんの里に設置されたジュースの自動販売機にはAEDがついておりまして、本制度を活用して無料で導入されたものであります。

 ちなみに、設置に伴います設置の使用料、それから、電気料については、他の施設同様、業者がすべて負担をいたします。
 
 AEDにつきましては、だれにでも容易に使える器具ですが、正しく使いませんと高圧電流が流れ、危険を伴うこともございます。また、市でも盗難事件が1度ございましたということで、高価なものでもありますので、安全管理面の配慮が必要だと思いますが、本制度が導入できるところについては、積極的にこれを活用していきたいと思っております。

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