意見書採択

2005年03月25日 | 東村山市議会情報
   容器リサイクル法の早急な見直しを求める意見書

 一九九七年から施行された容器リサイクル法では、地方自治体による容器包装廃棄物の収集・選別・保管と製造業者等事業者による再商品化を義務づけており、それに伴う費用に市町村は多額の経費を投入している。

 現在の容器リサイクル法では、事業者がごみ減量に積極的に取り組むための動機付けに乏しく、ごみの発生抑制・減量に対する効果は不十分である。

 廃棄物の発生抑制を第一とした「循環型社会」の形成を推進するためにも、ごみの発生抑制・再使用・再生利用の優先順位及び拡大生産者責任の原則を徹底するため、容器包装リサイクル法を早急に見直すよう左記のことをここに強く求める。

                       記

一 地方自治体の負担となっている容器の収集・選別・保管等の費用を事業者負担とすること。

二 容器製造時課徴金・デポジット制度を法制化すること。

 右、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。

  平成十七年三月二十五日

民生保健委員会委員長報告

2005年03月25日 | 東村山市議会情報
議案第15号 守口市身体障害児童福祉金条例等を廃止する条例案

 ご報告申し上げます。
 本案は、市内居住の身体障害者等に、福祉給付金制度を実施してきたが、障害者全体を支える制度の充実と障害者の自立支援を促進するという観点から当該条例ほか2条例を廃止しようとするものであります。

 本委員会といたしましては、慎重に審査を行いました結果、福祉施策全般が措置費から支援費制度へと移行する中で、この制度を十分理解してもらえるよう、親切丁寧な説明会を開催するなど、より一層の周知に努められたいこと。

また、支援費制度については、机上の論理ではなく、現場の立場から制度の不足等を国に強く意見要望されたいこと。

また、今回の給付金の廃止は、障害者の生活に負担を強いる一面もあるが、福祉施策が見直される中で、障害者自身の自助努力や周囲の人達との助け合いなどを強めて克服されたいとの希望意見を付し、賛成多数をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。

 なお、大藤委員におかれましては、財政難ということで安易に廃止するのではなく、存続していくべきとの理由で反対の意を表明されましたことを付言いたします。
 以上、委員長報告といたします。

議案第16号 守口市敬老金条例を廃止する条例案

 ご報告申し上げます。
 本案は、高齢化社会に移行する中、多面的なサービス等高齢者に関わる経費の増高が予測され、行政サービスの在り方を模索する中で、全体的な事業見直しにより、敬老金を廃止しようとするものであります。

 本委員会といたしましては、慎重に審査を行いました結果、永く親しまれた制度であり、廃止するには忍びないところであるが、福祉サービスを見直す中で、高齢者だけに留まらず、広く市民に喜んでもらえるような施策を今後検討されるとともに、この敬老金廃止に対する説明など周知徹底を図られたいとの希望意見を付し、賛成多数をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。

 なお、大藤委員におかれましては、是非とも残すべき制度であるとの理由で反対の意を表明されましたことを付言いたします。
 以上、委員長報告といたします。

議案第17号 守口市身体障害者及び知的障害者の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例案

 ご報告申し上げます。
 本案は、障害福祉サービスの在り方を模索する中で、障害者全体を支援する制度的なものを持続・充実させる観点から、市単独事業である中度の知的障害者への医療費助成を廃止しようとするものであります。

 本委員会といたしましては、慎重に審査を行いました結果、今回対象をはずれる障害者も含め、障害者全体の医療助成施策の充実を府に対して要望されたいとの希望意見を付し、賛成多数をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。

 なお、大藤委員におかれましては、障害者が医療を受けにくくなるため、存続すべきとの理由で反対の意を表明されましたことを付言いたします。
 以上、委員長報告といたします。

議案第27号 平成17年度守口市一般会計予算

 ご報告申し上げます。
 本委員会が付託を受けました議案第27号中、所管費目に関する審査の結果をご報告申し上げます。

 本委員会といたしましては、あらゆる角度から検討を加え、慎重に審査を行いました結果、次に申し述べます希望意見を付し、賛成多数をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。

 なお、大藤委員におかれましては、社会的弱者に痛みを押し付ける予算であるため容認出来るものではないとの理由で反対の意を表明されましたことを付言いたします。

 それでは、本委員会が付した希望意見を申し述べます。
第1点 平成18年4月を目途に施行される指定管理者制度に伴う指定管理者選考委員の人選については、公平、公正を旨とし、また、その選考委員会の在り方については適正に遂行されたいこと。

第2点 国民年金については、収納事務が国に移管された現在、一般事務について国支出金内で運用出来るよう努められたいこと。

第3点 老人友愛訪問活動事業にあっては、他の福祉施策との兼ね合いも調整した上で、ボランティアへの委託も視野に入れ、地域を含めた市民参加型ネットワークづくりの整備について検討されたいこと。

第4点 保育所については、すこやか幼児審議会の答申に基づき、現在8園を民間委託しているが、多様な保育ニーズに対応するため、さらなる民営化について検討されたいこと。

また、保育所の定員数については、幼保一元化も視野に入れ、将来の児童数の推移も的確に把握した上で、定数を調整し、子ども達に喜ばれる園づくりに励まれたいこと。

第5点 わかくさ園跡地の有効活用に関しては、検討委員会を開催するなど種々論議されているところであろうが、空き家状態のままだと施設が荒れ放題になる上、防犯面も悪く、近隣住民に迷惑をかけるため、早急に有効な活用方途を見出されたいこと。

第6点 生活保護については、市民に不平等感や不信感を抱かれないよう、特に不正受給については、調査などを厳格に行われたいこと。

第7点 市民総合健康診査については、対象外受診者のチェック機能の構築や、例外受診者への費用請求方策等、事務を十分に精査した上で再整理し、より一層の経費削減に努められたいこと。

また、今回、がん検診などが有料化されるが、今後、有料化するに当たっては、一定の周知期間をおくことも検討されたいこと。
 以上、委員長報告といたします。

議案第29号 平成17年度守口市特別会計国民健康保険事業予算

 ご報告申し上げます。
 本委員会は、本予算案につき、歳入歳出にわたり慎重に審査を行いました結果、保険料支払い困難者に対しては、少しでも多く支払いが可能となるよう、窓口等でのさらなるきめ細かいアドバイスをされたいとの希望意見を付し、満場一致をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。
 以上、委員長報告といたします。

議案第30号 平成17年度守口市特別会計老人保健医療事業予算

 ご報告申し上げます。
 本委員会は、本予算案につき、歳入歳出にわたり慎重に審査を行いました結果、特段の異論もなく、満場一致をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。
 以上、委員長報告といたします。

請願第1号 保育所の保育料に関する請願

 それでは、本委員会が付託を受けました請願第1号、保育所の保育料に関
する請願について、審査の結果を御報告申し上げます。

 さて、本委員会は、本請願につき、慎重に審査を行いました結果、本請願趣旨の内容は正確性を欠いた側面もあり、また、今回の保育料の改定は、受益者負担、応分負担の面からも国基準に照らして、所得階層及び保育料両面からの適正化を図るものであることから、賛成少数により、これを不採択すべきものと決した次第であります。

 なお、大藤委員におかれましては、保育所入所家庭の負担を増やすため、改定すべきではないとの理由で、当委員会の決定に反対の意を表明されましたことを付言いたします。
 以上、委員長報告といたします。

建設水道委員会委員長報告

2005年03月25日 | 東村山市議会情報
議案第19号「守口市道路占用料条例の一部を改正する条例案」

 御報告申し上げます。
本市の道路占用料は、平成10年に改訂されており、近隣市と比較すると低額となっていることから、その均衡を図るため占用料を改訂しようとするものであります。

 本委員会といたしましては、慎重に審査を行いました結果、道路占用料の減免規定については、減免対象となる基準や減免割合などをより明確にされ、公平、公正な運用に努められるとともに、不法占用物件については、厳正な態度でもって対処されたいとの希望意見を付し、満場一致をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。
以上、委員長報告といたします。

議案第20号「守口市法定外公共物の管理に関する条例案」

御報告申し上げます
本案は、平成14年度から譲与を受けていた法定外公共物の移譲が今年度で完了することから、道路占用料条例との整合性を図るため、当該条例を全部改正しようとするものであります。

本委員会といたしましては、慎重に審査を行いました結果、特段の異論もなく満場一致をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。
以上、委員長報告といたします。

議案第21号「守口市都市公園条例の一部を改正する条例案」

御報告申し上げます
本案は、都市公園法が改正されたことに伴う工作物等の保管手続等の規定、あるいは、都市公園占用物件の使用料徴収や今年度末に完成する佐太東あじさい公園を追加しようとするものであります。

本委員会といたしましては、慎重に審査を行いました結果、特段の異論もなく満場一致をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。
以上、委員長報告といたします。

議案第22号「守口市児童公園条例案」

 御報告申し上げます
本案は、児童遊園を児童公園と名称を変更し、その管理の適正化を図るため、新たに条例を制定しようとするものであります。

本委員会といたしましては、慎重に審査を行いました結果、特段の異論もなく満場一致をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。
以上、委員長報告といたします。

議案第27号「平成17年度守口市一般会計予算」

本委員会が付託を受けました議案第27号中、所管費目に関する審査の結果を御報告申し上げます。
本委員会といたしましては、あらゆる角度から検討を加え、慎重に審査を行いました結果、次に申し述べます希望意見を付し、賛成多数をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。

なお、真崎委員におかれましては、使用料の値上げなど市民に負担を押し付ける内容であるとの理由から、反対の意を表明されましたことを付言いたします。
それでは本委員会が付した希望意見を申し上げます。

第1点
指定管理者制度の導入については、本委員会の所管では、大日駅地下自転車駐車場ほか2箇所が計画されている。今後、他の駐輪場も指定管理者制度への移行が可能となるが、駐輪場だけに留まらず、その他の公共施設も含めて、それぞれが指定管理者制度になじむものであるかどうかもよく研究され、より効率的な施設運用のあり方について検討されたいこと。

また、今回予定されている指定管理者選考委員会は、非公開とのことであるが、情報公開の観点から可能な限り公開されたいこと。

第2点
本庁南自転車駐車場が整備され有料化となることに伴い、周辺にある無料駐輪場が廃止されることとなった。自転車利用者は、有料化により減少が見込まれ、かつ駐輪場面積も拡張されるため、市の予測としては、利用台数を満たすとのことである。

しかしながら、この付近には本庁舎をはじめ文化施設等があり、これらへの無断駐輪等が懸念されるため、その対策には万全を期されたいこと。

また、今回の駐輪場の拡張により、来庁者用の自動車駐車台数が減少される。現在でも日時によって混雑を来たしているため、その対策についても遺漏のないよう行われたいこと。

また、放置自転車の移送保管料を考えたとき、違法駐輪の抑止策を講じることが財政的にも有効と思われるので、講習会等様々な機会を通じて指導を行われたいこと。

第3点
道路反射鏡については破損等により、随時補修あるいは取替えを行っているが、当初設置された中には、鏡部分にアクリル板が使用されている物がある。これについては非常に見づらいため、安全性の観点から、出来るだけ早期にステンレス板への取替えを行われたいこと。

第4点
梶南公園は市民の憩いの場として、その完成が待ち望まれているところである。現在、公園用地は地域の方々がスポーツなどの活動の場として利用され、グラウンド整備などもなされていると聞いているので、工事着工など地元への説明を出来るだけ早期に実施されたいこと。以上委員長報告といたします。

議案第28号「平成17年度守口市特別会計公共下水道事業予算」

御報告申し上げます。
本委員会は、本予算案につき慎重に審査を行いました結果、工事設計などにおける職員の技術レベルの向上を図られるとともに、現在取り組んでいる下水道事業健全化計画の遂行に全力を注がれたいとの希望意見を付し、満場一致をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。
以上、委員長報告といたします。

議案第31号「平成17年度守口市水道事業会計予算」

御報告申し上げます。
本委員会は、本予算案につき慎重に審査を行いました結果、次に申し述べます希望意見を付し、満場一致をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。

それでは、本委員会が付した希望意見を申し述べます。
高利率の公営企業債の借換えについては、現在本市は認められていないが、これが可能となれば市民負担の軽減になるため、国に対して積極的に働きかけていかれたいこと。

また、検針中の個人情報の盗難などが発生しているため、検針員への研修なども行い、個人情報の流出防止には特に留意されたいこと。

さらに、鉛管の解消については、取替え工事の効率化を図るため20年計画としているが、おおむね10年という関係機関からの基準も示されているので、今後とも、出来得る限り、早期に解消できるよう、精力的に取り組まれたいこと。
以上、委員長報告といたします。

文教経済委員会委員長報告

2005年03月25日 | 東村山市議会情報
議案第13号 守口市農業委員会の選挙による委員の定数条例の一部を改正する条例案

 御報告申し上げます。
 本案は、昨年11月に「農業委員会等に関する法律」の一部が改正され、選挙による委員の下限定数が廃止されるなど、設置・運営に係る市町村の裁量権拡大が図られたことを受け、本市においても組織のスリム化を図るため、同委員会の定数の見直しを行った結果、委員の定数を15人から12人に改め、次の一般選挙から施行しようとするものであります。

 本委員会といたしましては、慎重に審査を行いました結果、当該委員会が、都市農業としての新しい守口の農業を進める委員会として発展されたいとの希望意見を付し、満場一致をもって、これを原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 以上、委員長報告といたします。

議案第18号 守口市商工相談所設置条例を廃止する条例案
       
 御報告申し上げます。
 本条例案は、守口市商工相談所設置条例が、昭和26年に市内の商工業の振興を図る目的をもって、設置されたものであるが、相談業務については、現在、国・府の中小企業支援センターや商工会議所、また、民間のコンサルティングなど専門的な事業が展開され、事業者を支援する環境が充分に整ってきたことから、同条例を廃止しようとするものであります。

 本委員会といたしましては、慎重に審査を行いました結果、商工業の振興については、時代に即応した振興策で対応されることはもとより、今後も各種相談・融資あっせんについては、遺漏なきよう努められたいとの希望意見を付し、満場一致をもって、これを原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
 以上、委員長報告といたします。

議案第23号 守口市立学校設置条例の一部を改正する条例案
       
 御報告申し上げます。
 本案は、「学校規模の適正化等に係る基本方針」に基づき、第一期計画として平成18年4月に、「守口小学校と土居小学校」及び「梶中学校と藤田中学校」を統合し、土居小学校及び藤田中学校を廃止するため、条例の一部を改正しようとするものであります。

 本委員会といたしましては、慎重に審査を行いました結果、
 次に申し述べます希望意見を付し、賛成多数をもって、これを原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。

 なお、杉本委員におかれましては、今回の統合については、子供たちにとって、通学面において無理があるなどの理由から、反対の意を表明されたことを付言いたします。
 それでは、本委員会が付した希望意見を申し上げます。

 統廃合を進めるにあたっては、保護者に対して充分理解が得られるよう努めることはもとより、子どもたちにも事前の周知を期されたいこと。

 また、守口小学校の校舎新築工事においても、地元地域の方々に充分納得していただけるよう、説明会の開催方法などあらゆる面から検討されたいこと。

 さらに、学校改革という観点から、学校選択制も視野に入れた弾力的な通学区域の取り扱いをなされたいこと。

 最後に、廃校となる学校の卒業生に対する配慮をされるとともに、跡地については、地元地域の方々と調整を図りながら市として最大限の有効活用をされたいこと。
 以上、委員長報告といたします。

議案第24号 守口市営テニスコート条例の一部を改正する条例案
       
 御報告申し上げます。
 本案は、昭和51年4月に改定して以来、据え置かれている市営テニスコートの使用料について、テニスコート整備に係る経費の確保並びに近隣施設の使用料との均衡を考慮し、使用料の改定等を行おうとするものであります。

 本委員会といたしましては、慎重に審査を行いました結果、次に申し述べます希望意見を付し、賛成多数をもって、これを原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。

 テニスコートの運営については、教育委員会において、民間での運営も視野に入れた、より効率的な運営方法、具体的な改善策を検討されるとともに、今後、守口の特色ある施設となるよう、付加価値についても鋭意研究・検討を加えられたいこと。

 なお、杉本委員におかれましては、受益者負担は一定理解できるものの、たとえ少額の値上げといえども、景気の低迷している時期に市民の負担増となることには賛成できないとの理由から、反対の意を表明されたことを付言いたします。
 以上、委員長報告といたします。

議案第25号 守口市営プール条例を廃止する条例案
       
 御報告申し上げます。
 本案は、昭和32年以来市内5ヶ所に設置している市営プールについて、施設老朽化に伴い利用者の安全を確保するためには、多額の維持補修費と運営経費が必要となることから、近隣の小学校プールを活用することによる事業転換を図り、守口市営プール条例を廃止しようとするものです。

 本委員会といたしましては、慎重に審査を行いました結果、次に申し述べます希望意見を付し、満場一致をもって、これを原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。

 市民プールは永年にわたり市民に親しまれてきた施設であることから、これが小学校プールを活用するには、無料での開設を前提として、市民サービスの低下につながることのないよう充分な配慮をされたいこと。

 次年度以降も開設日数・時間・場所について鋭意工夫され利用者の減少にならないよう努められたいこと。また、子育て支援という観点からの配慮、子供の居場所づくりという点からも充分配慮されると共に、水質管理及び監視体制等、安全面についても万全を期されたいこと。

 さらに、当該プールの貯留水ついては、災害時における消火用水利としての目的もあることから、これが対応策について防災関係機関との調整を行われたいと。
 以上、委員長報告といたします。

議案第26号 守口市市民球場条例の一部を改正する条例案
       
 御報告申し上げます。
 本案は、昭和51年7月に改定して以来、据え置かれている市民球場の使用料について、球場の整備に係る経費の確保と近隣施設の使用料との均衡を考慮し、改定等を行おうとするものであります。

 本委員会といたしましては、慎重に審査を行いました結果、市民球場の運営については、根本的な見直しという観点から、民間での運営も視野に入れた、より効率的・具体的な改善策を検討されたいとの希望意見を付し、賛成多数をもって、これを原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。

 なお、杉本委員におかれましては、近隣施設の使用料との均衡を図るということであるが、利用者のほとんどが守口市民であることから、景気の低迷している時期に市民の負担増となることには賛成できないとの理由から、反対の意を表明されたことを付言いたします。
 以上、委員長報告といたします。

議案第27号 平成17年度守口市一般会計予算
       
 それでは、本委員会が付託を受けました議案第27号中、所管費目に関する審査の結果を御報告申し上げます。

 本委員会といたしましては、細部にわたり慎重に審査を行いました結果、次に申し述べます希望意見を付し、賛成多数をもって、これを原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。

 なお、杉本議員におかれましては、財政危機であるという理由で、弱い立場の子どもたちにかかわる予算が、細部にわたり削減されている反面、学校給食業務の民間委託も引き続き実施されていること。また、人権啓発事業に名を借りた同和対策事業を継続していることなどの理由から、反対の意を表明されたことを付言いたします。

 それでは、本委員会が付した意見を申し上げます。
 総務費の市民まつり補助金について、「まつり」自体にマンネリ化傾向も見受けられることから、より市民に親しまれる「まつり」となるよう実行委員会との協議において、公設民営の手法も取り入れるなど、開催方法の見直しについて検討されたいこと。

 また、PRについても改良を加えるとともに、今後、副都心開発が進められている東部地域での開催も含め、全市域的な取り組みとして開催されることも検討されたいこと。

 消費生活センター費については、相談業務においてますます悪質・巧妙な手口に対する相談が依然増加しており、特に高齢者に対する悪質な被害は後を絶たないことから、これまで以上の積極的な情報提供や予防啓発に努められたいこと。

 次に産業費のうち農業振興費について、地元農産物を学校給食に採用する取り組みは、少しでも子供たちに本市の状況を理解してもらうため、新年度においてもこれを継続されたいこと。

 商工費の商工振興費につきまして、就労支援・相談に対する事業評価を行い新しい事業に活かされたいこと。加えて生活保護者に対する就労支援については、関係課との連携を図られ事業に取り組まれたいこと。
 続きまして、教育費につきまして意見を申し上げます。

 第1点、教育総務費の事務局費について、新年度からは子どもたちの登下校時の安全確保を担ってきた交通専従員制度を廃止し、PTA・地元地域の防犯パトロールに依頼する、子ども安全・安心サポート事業として新たにスタートするということであるが、制度の変更において、事業計画などで結果的に手続き上の不備が見受けられた。よって、開始にあたっては、サポート事業に協力していただけるPTA・地域の方々との早急な調整、交通専従員とのスムーズな引継ぎが行われるよう努められたいこと。
 また、当該事業が継続性のある事業となるよう努力されたいこと。

 第2点、昨年、12月議会において、奨学金資金の貸付けに関する条例を改正し、より厳正な貸し付けと収納対策の強化が図られたことから、引き続き滞納者の解消に鋭意努力されたいこと。

 第3点、研究所費について、校内の不審者・犯罪者に対する「サスマタ」等の防犯用具については、学校間で配備にバラツキがないよう、早急な手立てを講じられたいこと。

 また、不審者・犯罪者に対する教職員の実地訓練については、今後防犯用具を用い、子どもたちにも分かり易い方法で実施されたいこと。

 第4点、小学校費について、現在橋波保育所の建替え工事が行われているところであるが、橋波小学校の授業や学校生活に支障が無いよう充分配慮されたいこと。

 第5点、中学校費について、個人情報保護条例の一部が改正され、新たに罰則規定が設けられたところから、通知票をはじめ生徒の個人情報に係る書類・ファイル等については、慎重かつ安全確実な取り扱いをされたいこと。

 第6点、中学校のトイレについては、水が流れたままになるなど損傷度が進んでおり、構造上古いものから順次改修に努められたいこと。

 第7点、中学校食堂については、守口市は全国に先駆け、民間業者による経営で実施してきたところであるが、近年コンビニ等の増加により食堂利用が減少し、厳しい経営を強いられていることから、生徒のニーズにあった学校食堂のあり方についての方針を早急に検討されたいこと。

 第8点、幼稚園費について、現在、公立幼稚園については、定員割れが生じているということであるが、将来的に公立幼稚園を存続させていく考えであれば、今回5人の新規採用者があるものの、幼・小・保・事務職などへの職種間変更も視野に入れながら幼稚園教諭の若返り策について鋭意検討されたいこと。

 第9点、社会教育費について、わいわい活動事業における主任パートナーの人選については、一定新陳代謝を図りながら子どもたち、また地域パートナーとの相性にも配慮してなされたいこと。

 第10点、南画美術館、守口歴史館などの施設については、利用者数の減少が著しいことから、数値目標を掲げ積極的なPR活動に努め、危機意識を持って利用者の増加に努められたいこと。

 第11点、生涯学習援助基金の助成については、制度があるものの、充分活用されていないことから、PRに努めるとともに市民にとってより利用しやすいものとなるよう検討を加えられたいこと。

 第12点、公民館費について、公民館の運営委員長の任期については、一定の任期以上の再任は地域の活性化、新しい人材の発掘という観点から、望ましいとは言えないことから再任回数等について検討されたいこと。

 第13点、留守家庭児童会育成費について、わいわい活動事業との統合を18年4月と目標設定されているが、関係機関との調整を図り、子どもたちが安心して活用できる居場所作りという観点から環境整備を検討されたいこと。
 以上、委員長報告といたします。

財政総務委員会委員長報告

2005年03月25日 | 東村山市議会情報
議案第11号 守口市個人情報保護条例の一部を改正する条例案
                       
 それでは、議案第11号、守口市個人情報保護条例の一部を改正する条例案につきまして、審査の結果を御報告いたします。

 今回の改正は、行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律が制定され、国家公務員が個人情報を漏洩した場合、罰則が設けられたことから、本市の個人情報保護条例につきましても、個人情報の保護を一層図るため、国に準じ、所要の改正を行おうとするものであります。

 本委員会といたしましては、慎重に審査を行いました結果、個人情報が外部に露出しないための対応策を講じることが、先決かつ、重要であることから、きめ細かなセーフティネットの整備を図ることに鋭意努められたいとの希望意見を付し、満場一致をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。
以上、委員長報告といたします。


議案第12号 守口市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例案

 それでは、議案第12号、守口市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例案につきまして、審査の結果を御報告いたします。

今回の条例制定は、地方公務員法が改正され、人事行政の運営等の状況の公表が義務づけられたことから、本市においても、この公表制度の条例規定を行い、人事行政の公正かつ、透明な運営の確保を図ろうとするものであるところから、特段の異論もなく、満場一致をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。
以上、委員長報告といたします。

議案第14号 守口市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例案

それでは、議案第14号、守口市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例案につきまして、審査の結果を御報告いたします。

今回の条例制定は、地方自治法の改正に対応して、公の施設の管理を指定管理者に代行して行わさせる場合の選定方法等について、定めようとするものであります。

 本委員会といたしまして、慎重に審査を行いました結果、指定管理者の選定に当たっては、公の施設が住民福祉の増進を図る目的で設置されたという所期の目的から逸脱のされない方途、方策を講じられたいとの希望意見を付し、満場一致をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。
 以上、委員長報告といたします。

議案第27号 平成17年度守口市一般会計予算

 それでは、議案第27号中、本委員会の所管する関係費目につきまして慎重に審査を行いました結果、次に申し上げます希望意見を付し、賛成多数をもって、これを原案どおり可決すべきものと決した次第であります。

 なお、矢野委員におかれましては、市民の暮らしに犠牲を押し付けた予算となっていることなどの理由から、反対の意を表明されましたことを付言いたします。
それでは、本委員会が付した希望意見を申し上げます。

 第1点 定年退職者以外に多くの早期退職、特に幹部管理職の者が退職を予定されている。そこで、今後、市民サービスを低下させずに行政を維持していくには、まず、長期展望に立った計画的な新規職員の採用並びに臨時職員による退職者補充が先決と考えられる。

 しかし、今日の厳しい危機的な財政状況下においては、従来の既存組織、機構を温存して対応するのではなく、全般的なコストダウンの方途を考え、新しい市民サービスに必要な組織を構築し、その対応策を図るという基本的な考え方による見直しを期することが重要である。

よって、早急に事務事業全般の見直しを図り、適正な職員定数、効率的な人員配置の取組みに、より一層努められたいこと。

第2点 子ども議会については、次代を担う子どもたちやその保護者、ひいては、市民にまで広く市政の関心を高め、親近感を深めるよき機会と考えられることから、平成11年から隔年実施されてきたが、昨年は行われず、また本年も予定されていないことから、できる限り、開催されるよう努められたいこと。

 第3点 財政危機対策の歳出削減に向けた取り組みの中で、職員の給料、市内在住者等の近距離通勤手当てなどの削減が実施されるところであるが、災害発生時における非常参集等を考慮した場合、むしろ市内在住職員により多くの在住手当を支給し、その増加を図るというUターン方策について、今後研究されたいこと。

第4点 窓口案内業務については、5人の嘱託職員による親切な対応がなされてきたが、本年度から業務委託を予定されている。この委託契約に当たっては、今後とも親切な対応がなされ、さらに笑顔や会釈で来庁者を迎え、ぬくもりのある市役所としてイメージアップが図れる方策をもって実施されたいこと。

 第5点 広報紙の発行を新年度から月2回を1回に変更するとのことであるが、今日の時代背景を踏まえて、あらゆる機会を通じて、FMはなこやホームページの活用を図り、また、あわせてその他の方途として考えられる情報媒体の活用も行い、市民への情報提供に努められたいこと。

 以上、委員長報告といたします。