ここのところ、見上げる空に月はいない。
ちょっと前まで、日々、細くなっていく月とともに事務所への道を歩き。
なんて具合だったんだけど。
表題のごとくに、新月に向かい、さらに月は細くなり、今朝は見えない。
月を基準にすれば、毎月、冬至のようなリズムを刻むわけだ。
陰極まりて陽となす、というのが、太陽にまつわるものなので、月の場合は。
どんな文字で表すのか。
出産なんかも、月の出と関係したり、たしか。
カニは、満月の時だったか、その時に採ると、身がスカスカ、なんて聞いたことがあったな。
微妙に、陰に日に、月の存在は、わが人間生活に影響を及ぼしているんだよね。
星座の並びからすると、山羊座の新月というのは。
自分が慣れ親しんだコンフォートゾーンから抜け出し、アウェイを開拓すること。
だそうで。
その昔、遊動生活をしていた頃には、アウェイ感は、食材の枯渇とともにやって来て。
何世代もの間、そんな暮らしをしてくると、慣れ親しんだ暮らしは、ほんのひと時のことで。
やがてまた、新たな旅に出なきゃ、というメンタルなわけだ。
寅さんが、正月近くなるとふらっと旅に出る。
なんてのも、そんな何万年も前の、遊動生活の名残かも、なにせ、あの稼業のこと。
遊び人、なんて言ったりするしね。
芭蕉のように、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず、というのも。
彼、忍者だった、なんて説もあるけど、それはともかく。
旅から旅への人生だった、というのは、若山牧水なんかもお酒を飲みながらの旅だったし。
日常から、つまり、コンフォートゾーンからアウェイへ、ってことでもあるね。
今流行りの西野さん、キンコンの。
彼、笑っていいとも!のレギュラーだった頃、タモリさんとよく食事をしながら話したらしく。
その中で、戦争がなぜなくならないか、なんてことで話したことがあって。
タモリ曰く、それは、人を好きになるからだ、というわけだ。
人を好きになる、失いたくない、自分のものにしたい、という心理が、例えば、その人が奪われた時。
奪ったその人を抹殺したくなる、という心理の流れ。
それがある限り、戦争はなくならない、とね。
そのタモリさんに勧められて描いた絵から始まる、彼の物語。
今では、詐欺にあった成人たちへの、どんでん返し的なイベント企画でしょ。
しかも、明るい未来がやって来そうなやり方でね。
物々交換、あるいは、心心交換が、通貨を媒介にせず、いや、通貨を媒介にしたとしても。
今までの、独占所有とは違った意味での交換、みたいな絵柄が、何とは無しに、おぼろげに。
浮かんでくるような、そんな営為、ヒント、ほのめかし、みたいなもの、感じるからね。
だから、決して、未来は暗いわけではなく、解釈の仕方、行動の仕方、アウェイへの身の処し方一つで。
いかようにもなる、ということで、骨ストレッチへ向かいます。
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