まわりで起こっていること

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世界一幸せの国

2011年09月09日 | Weblog
というか、そんな国を目指している国、といったほうがいいね。

いや、むしろ、世界一なんていう概念そのものが、ないのかもね。

例のGHPでしたか。

国民総生産じゃなくて、国民総幸福量というやつ。

国民全体の幸福度をあげていく、という国ですね。

ブータン。

たまたま、テレビつけたら、ブータン代表のサッカーのドキュメンタリー、やってて。

大分トリニータのコーチやっていた、という方が代表監督で。

トレーニング姿が映っていた。

中の一人の選手が、声が出せなくて。

ブータンでは、人を押しのけてでも、という文化がないらしいんだね。

コミュニケーションが大事なんだ。

みたいなことを、大分の元コーチの方が、ブロークンな英語で一生懸命に伝えるんだね。

ワールドカップ予選の真っ只中で、この間も、夜中のウズベキスタン戦をカラダ固くしながら応援している当方としては、なかなか複雑な映像でもあったわけです。

日本でも、大昔、中国の道教が伝えられ、それに影響されて神社ができたのかもしれないし。

その後にインドから仏教がやってきて、神仏が合体したり。

明治維新でも、道教や仏教が、一神教たるキリスト教のしくみを真似たのかもしれないし。

他人事ではないんだけどね。

たまたま、枕元に、「エッジエフェクト」という福岡伸一さんの本があって。

彼は、文学者のような生物学者、なんだけど。

界面作用、と日本語では言っている。

異なったものが出会うとき、すばらしいことがおこるんだ、と。

西洋とはま逆の、経済の成長率でなく、人間の幸福度という尺度を国つくりの根っこにおいている国。

と言われているブータンとまんま西洋、というフットボールが出会っているわけだ。

第一次の予選を勝ち抜けば、監督の母国、日本と対戦できるかもしれない。

というのが、今の彼らの夢なんだ。

U-22だか、U-20だかの、ブータン代表です。

なでしこジャパンが、苦労の末、ロンドン五輪の切符を手にした夜明けに書くブログとしては。

とても、場違いな内容になっちゃいましたが。

ついでに、蛇足ながら、福岡伸一さん曰くに。

生物ってのは、誕生して20億年くらいは、女性、ま、メスともいいますか、それ一本でやってきたんだってね。

つまり、オスは存在せず、女性が自らをコピーして繁殖を続けた、と。

だからグラマーな美女は、子どもも、その孫も、ずっとグラマーな美女なんだって。

さすがに、それでは、環境の変化に対応できない。

ということで、20億年くらいたって、メスにくらべて不完全なオスを、つくり。

さまざまなバリエーションを可能にしてきた。

と言うんだね。

これ、ブータンのサッカーとは関係ないかもしれないけど。

境界での出会いから、あたらしいものができあがる、というわけです。

この続き書いていくと、終わらなくなっちゃいそうなんで、このあたりで。
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