まわりで起こっていること

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どこを飛び回っていたの?

2017年04月01日 | Weblog

こっちは大変だったのよ。

と続くらしいけど。

これ、スーパーマンの話で。

愛しい人が事故で死んだ。

悲しみと怒りで、スーパーマンは、大気圏を飛び出し、地球の自転と逆方向へ。

超高速で回って時計の針を巻き戻し、彼女の死の前までね。

そこで彼女と遭遇、その刹那の言葉が、表題のごとくで。

何も知らない彼女は、何してたの、こっちは大変だったんだから、とのたまう。

そんなシーンを、中野京子さんというドイツ文学者が、コラムに書いていた。

彼女、たしか、ヨーロッパの有名な絵画の、その裏側を紐解いた、名前忘れたけど。

そんな本、書いている方でもあるな、たしか。

このスーパーマンと恋人とのコントラストが、面白くてね、Evernoteにクリップしといた。

とはいえ、実のところ、この逆もあって、俺がこんなにも仕事で苦労してるのに。

女房ときたら、みたいな。

なんだけど、今回、妻の入院、母親のデイサービス等々の時間をくぐり抜けてみると。

洗濯物を干す、たったそれだけでも、いつもとは違う頭を使うわけで。

家庭内労働、と身もふたもない名付けられ方をしている様々な所業、所作、仕事。

ってのがね、実は、とても、奥深く、なんてことを体感してみると。

逆スーパーマン物語、も書けるわけだ。

だから、お互いに労いの言葉を掛け合いましょうね。

なんてのは、道徳の教科書に載るんだろうけど、ベタすぎて、どうなんだろう。

言わなきゃわかんないでしょ、って言い方も、これまた、よくある話で。

しかし、知るものは言わず、言うものは知らず、なんて、とても素敵な言葉もあるしね。

だから、古い世代はダメなんだよ、なんて返す刀でバッサリと斬られそうだね。

なんて書くと、身構えながら話すなんて、ああ、臆病、なんだよね。

例の、吉田拓郎を森進一が歌った、襟裳岬が浮かんでも来るな。

ま、何れにしても、それぞれの物語をそれぞれ独自に生きている、ってのが。

まあまあ、この世のデキ、でもあるんで、それはそれで、宜なるかな、ってところか。

昨日は、6月の「歴史の旅」、それの行程表などなどの下ミーティング。

旅は、ここから始まっている。

天孫降臨の地、高千穂峡を経めぐる旅。

詳細は、まだ、書けるほどの知見はないけれど、地名、神社、などなどを目にするだけで。

心は騒ぐ。

これ、曽祖母の血かな。

かの女史は、明治から大正、昭和の初期にかけて、そこかしこを経巡った、と言う話を。

おば達にも聞いたりしているんで。

その話を、おば達は、寝物語に聞かされ、針小棒大かどうかはともかく。

ひ孫たる、当方にも伝わってきていて。

そこでまた、化学反応が起き、と言う具合。

昨日も、物部、と言う記号が語られ、とオートマチックに、蝦夷にもとび、四天王寺の物部守屋さんの祠にもとび。

四国の物部神社にもとび、ってわけで。

一つの言葉が、芭蕉じゃないけど、枯野をかけめぐる、んだね。

と言うわけで、本日も晴天なり、じゃなく、雨模様の中、一日を始めるとしますか。

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