そんな年になりそうだ。
けれど、時折、目にはしてはいて。
ことほどさように、今年は活動量が減少している証だな。
まるで、お国の方針へまっしぐら、みたいな振る舞いだよ。
この時期には、例年、さて、今年はどこで桜を楽しもうか、という気分になり。
というのも、わが幼児、おじおば会の面々へのプレゼント、みたいな。
のだけれど、それも叶わずの年、ってわけだ。
それは、季節の楽しみ方、というのか、習慣、というのか、恒例行事、というのか。
長の年月を暮らしてくると、そんなことが、たくさんたくさんあり、それが。
絶えると寂しい気持ちになる、という具合に、心の内側のストーリーが組み立てられていて。
いつも来る誰それさんが、今年は来ないね、どうしたのかしら、みたいなフレーズ。
何をしても、何があっても不思議でない世の流れの中で、これこれは恒例の。
必ず毎年あって、なんてお祭りみたいなもの、それにしても。
よくよく辿ってみれば、せいぜいが、何十年、何百年のスパンでしかなく。
この、「そもそも」時代への突入を果たした今からすると、それとて。
たまたまそうだった、のかもしれず。
なんて思いが湧いてくる今朝、どうやら、緊急事態宣言、ってやつが発令されるらしいね。
皆が待ち望んでいたやつ、です、か?
ってくらいの微妙なものでもあるね。
口から泡を飛ばし、なぜなぜなぜ、みたいな風情が漂い、にわか為政者代理、って具合だ。
わがカミュの、「ペスト」も少しずつ進みつつあるんだけど、そこでも。
もうお上のやることには任せておけん、俺たちで力のあるものを集め、なんて息巻くインテリの。
タルーという登場人物が出てきた。
どのくらいの感染者数か、なんていう統計上の数は、現代でも毎日、テレビ・新聞からやってくるけど。
もう一人の主人公リウーというお医者さんにとっては、死にたくない、といって死んでいく人への。
対応には慣れない、と悩みをこぼしていたり。
志村けんの追悼番組の世界がこちらで、かたや。
東京の人口が1300万、その1%前後が年間の死者数、だいたい、月に1万人、現在の。
COVID-19での死者が全国で100人弱、って具合の統計数字が前者、ってわけだ。
例年のインフルでの死者がなんとかで、という分析もしている方もいらっしゃったけど。
というようなことも思い浮かべつつ、桜を見ない春の朝を味わっております。
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