まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

桜を見ずに終わったような

2020年04月07日 | Weblog

そんな年になりそうだ。

けれど、時折、目にはしてはいて。

ことほどさように、今年は活動量が減少している証だな。

まるで、お国の方針へまっしぐら、みたいな振る舞いだよ。

この時期には、例年、さて、今年はどこで桜を楽しもうか、という気分になり。

というのも、わが幼児、おじおば会の面々へのプレゼント、みたいな。

のだけれど、それも叶わずの年、ってわけだ。

それは、季節の楽しみ方、というのか、習慣、というのか、恒例行事、というのか。

長の年月を暮らしてくると、そんなことが、たくさんたくさんあり、それが。

絶えると寂しい気持ちになる、という具合に、心の内側のストーリーが組み立てられていて。

いつも来る誰それさんが、今年は来ないね、どうしたのかしら、みたいなフレーズ。

何をしても、何があっても不思議でない世の流れの中で、これこれは恒例の。

必ず毎年あって、なんてお祭りみたいなもの、それにしても。

よくよく辿ってみれば、せいぜいが、何十年、何百年のスパンでしかなく。

この、「そもそも」時代への突入を果たした今からすると、それとて。

たまたまそうだった、のかもしれず。

なんて思いが湧いてくる今朝、どうやら、緊急事態宣言、ってやつが発令されるらしいね。

皆が待ち望んでいたやつ、です、か?

ってくらいの微妙なものでもあるね。

口から泡を飛ばし、なぜなぜなぜ、みたいな風情が漂い、にわか為政者代理、って具合だ。

わがカミュの、「ペスト」も少しずつ進みつつあるんだけど、そこでも。

もうお上のやることには任せておけん、俺たちで力のあるものを集め、なんて息巻くインテリの。

タルーという登場人物が出てきた。

どのくらいの感染者数か、なんていう統計上の数は、現代でも毎日、テレビ・新聞からやってくるけど。

もう一人の主人公リウーというお医者さんにとっては、死にたくない、といって死んでいく人への。

対応には慣れない、と悩みをこぼしていたり。

志村けんの追悼番組の世界がこちらで、かたや。

東京の人口が1300万、その1%前後が年間の死者数、だいたい、月に1万人、現在の。

COVID-19での死者が全国で100人弱、って具合の統計数字が前者、ってわけだ。

例年のインフルでの死者がなんとかで、という分析もしている方もいらっしゃったけど。

というようなことも思い浮かべつつ、桜を見ない春の朝を味わっております。

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