まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

後生だんて勘弁してやってくんな。

2022年02月12日 | Weblog

いや、まみゃあだんて、と言ったのか。

ずっと前にもアップしたのかも、ですが、わが曽祖母の言葉。

僕がなにか悪さをしたのか、何歳頃のことだったのか。

母親から、つまり、曽祖母のおみなさんからしたら、孫だ。

叱られていたんだろうな、その母親に向かって、の言葉。

その時に出てきた、後生(ごしょう)を思い出したのも。

沖縄のユタに、谷川健一さんが質問する。

というシチュエーションが書かれている文庫本を手に入れ、読んでいたんだな。

「神に追われて 沖縄の憑依民俗学」っての。

かの地では、ぐしょう、と言うらしい。

後生へ行ったことがありますか、と聞いた。

もちろん、あるよ、ってわけだ。

この世にある一切のものが後生にはある、亡くなった人もみんないる、と。

どうやってそこから帰ってきたの?

空を飛んで帰ってきた、後ろを振り返るな、といましめられていたけど、忘れて振り返った。

すると、みんな骸骨だった、そうだ。

なんだか、イザナギとイザナミの神話を思い出したり、ギリシア神話にもなかったっけ。

春野町、駿河の西だね、そこでの山犬信仰も。

土地に嫁に来た女性が、今風に言えば、鬱になる。

かの地では、狐憑き、と言っていたかな。

すると、大光寺という、その昔、行基さんが修行したという霊場なんだけど、そこから。

お札をもらってきて、治ると、だったかな、お札を持ってお礼参りに行く。

その時に、後ろを振り返ってはいけない、ということだった。

そんな似たような話が繋がり。

結果、後ろを振り返る、ってのは、そこに存在しちゃうんだな、ないことが。

ないけどある、あるけどない。

わけわかんないよね、この書き方ってのは。

ユタの話だけど、かの地では、ユタという呼び方は、蔑称だというので、物知り、と呼び替えるらしい。

物知り、もの、というのは、それこそ、後生(ぐしょう)のことで、それについて知っている者、とね。

となると、例の、物部だ。

後生を知っている者たちのグループ、部族、とかいうことになるか。

物部守屋が密かに祀られている四天王寺へ行ったな。

聖徳太子に滅ぼされたことになっている、物部守屋を祀る祠が今でも存在し、1000年以上、物部氏の末裔が。

大事に護っているらしい。

今では、当方は、諏訪大社の前宮、その奥宮とでもいうのか、守屋山の守屋のエネルギーで瞑想したりしている。

ということで、なんらかの、ご縁もあるんだろうな、と感慨深い、谷川健一さんの文庫本だったのです。

 

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