昔、NHKで、「事件記者」っていう番組があって。
30分番組だったかな。
よく見ました、が、内容は、まったく、おぼえてません。
本日は、ある事件について。
とはいえ、記者になったわけではなく。
昼食のことなんだけどね。
toshさんのご推奨で、コンピュータ屋の大将も同行にて。
浅間通りから西に少し入ったお店。
紀尾井さん。
800円也のお弁当。
これが、おいしくて、と。
あるいは、リーズナブルなお値段で。
というような表現に収まらないんだよね。
感動してしまいました、というのも、少し、ちがうんだな。
とても、貴重なものを、いただいた、というのか。
ありがたいもの、とでもいうのか。
いただいていて、ぼくは、だんだん、無口になってしまった。
この世界、このお弁当の世界に、ずっと、いたい、というような。
何十年か生きてきて、そんなに、おおくない経験。
というか、ほとんど、経験のなかった事件でした。
思わず、釣瓶よろしく、大将、と声をかけたくなって。
これ、おいしいです、というか、それ以上、というか、ことばがありません、と。
すると、来年から、ラーメンをやろうとおもってるんです。
と大将。
近くのお客さんが、
ラーメン復活するの!
というような口調で、切り込んできて。
そう、復活なんですね。
もう、僕の頭の中では、伝説のラーメン、という文字が躍り。
というようなこともあって。
僕の目の前のお二人も、普段とは違う、満ち足りた表情で。
交わされる言葉も、明らかに、落ち着いたものだし。
とにかく、今年の十大事件の一つに、まちがいなく、かぞえられる事件になったのでした。
少し、はしょり気味ですが、このくらいしか、今日のところは、書けません。