奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

南瓜ファーム・しきに近づく

2012年08月21日 | 徒然

 暖湿気流の天候は相変わらず続き、降ったり止んだりの一日です。

 昨日の夕方に観察した河口の冬瓜の食害対策で、殺虫剤の散布から始めました。ウリハムシは難敵で、これと言った特効薬がありません。雨も多いので、効果の維持に展着剤を混和して散布しました。Dscn7438

 その後は、昨日倉庫から移送した春カボチャの資材の整理を行いました。水害を想定して、保管棚を高床にし、試行錯誤しながらイメージどおりの仕上がりになりました。春カボチャのほ場を中心に、ビニールハウスの設置、資材の保管と管理など、想定した基盤整備はほぼ終えました。3年目にして一区切りついたような感慨です。

 午後は、ハウスの中や周辺の草刈りを行いました。 農業と言うのは、栽培だけではなく、農機や資材の維持管理と同様に、施設やほ場の維持管理にも相当な労力が必要なことも実感しているとことです。Dscn7436年間計画の中で上手く消化してゆきたいと思っています。

 画像は、解体したハウス資材を活用して春カボチャの資材の保管棚を作りました。下段はトンネル支柱、上段はトンネルハウスの木柱です。金をかけないで知恵と工夫・・・何とかなるもんですね!


気のむくままに

2012年08月20日 | 晴耕雨読

 夜半や明け方、そして昼頃と夕方のスコールが定番のような毎日です。

 昨日は携帯電話の機種交換とその操作に終日奮闘し、何とか使えるようになりました。川に落とした携帯のデータの復旧はまったくできず、まっいいかと自問しています。Dscn7432

 そんな中、本日は気分も一新で、春カボチャの土作りで植えたソルゴーの追肥を行い、ついでにほ場周辺のススキのせん定を行いました。高温多湿の奄美では、畑周辺の防風林や雑草の生育が旺盛で、せん定や草刈りは結構な作業量になります。年老いてゆくとこの作業が疎かになってゆくようです。

 春カボチャのほ場は3年目、畑の土の状態がソルゴーの成長のムラで解ります。通年植付ける場所は肥え、植付ける場所から遠くなるほど痩せているような状態です。畑全体に施肥をするには、生産コストや栽培のほ場設計で難点が多く、緑肥での対応を試行しているところです。Dscn7435

 午後は、倉庫周辺の春カボチャの資材をほ場に移送しました。ほ場で保管することにより、準備や資材の撤収作業が容易になります。ただ、ほ場は水害が多く、鉄管などによる高床での保管を検討しています。

 画像は、春カボチャの土作りで植えたソルゴーと秋カボチャの防風や敷き草対策で条植えにしたソルゴーです。春カボチャ用のソルゴーは生育にムラがあり、秋カボチャ用のソルゴーは、ほぼイメージどおりですが、食害対策で早めの追加の播種を実行していればと思うところです。

そろそろ、秋カボチャのほ場については、耕種と土壌処理による雑草対策を検討しています。


旧暦7月1日

2012年08月18日 | 徒然

 旧暦7月1日、定例の墓参の日で、お盆前の準備もあり、墓地周辺の雑木のせん定や除草剤散布など、普段できないことをこの機に行いました。

 集落の共同墓地は、集落で水道水を引き、慣例としてお盆前と納骨の儀などが発生した場合に共同で清掃を行います。普段は、女性の方が中心に墓守と言いますか、墓参を行っています。何故か、奄美では、墓参が女性の仕事になっています。

 時間と共に墓地はいつの間にか集落の人が集まり、月2回のちょっとした社交の場になっています。不謹慎な思いですが、サロン「墓地」も有りかなと思いました。

 大汗をかきながら墓地の清掃と墓参を済ませ、倉庫で一休みしました。ランチは、木陰に置いた竹のマイベンチで摂り、夏の家のような雰囲気で涼んでいましたが、突然スコールになり、倉庫でぼんやりと晴れ間を待ちました。

 取り急ぎの予定作業はなく、テナガエビ獲りに出かけ、思わぬ大漁でしたが、深みに足を滑らし、携帯電話を川に落としてしまいました。

 もちろん、携帯は作動せず、高いテナガエビ獲りになりました。古い機種ですので、この機会に更新したいと思います。


暑さとの根競べ

2012年08月17日 | 晴耕雨読

 異様な湿度感と暑さは相変わらず、じっとしていても何の変化もないので畑人としては畑に出るしかありません。

 育苗ハウス用に注文した資材が届いたので、サイドビニールと巻上げ機を取付けて完成させました。準備万端、後は11月の天井ビニールの展張を待つだけになりました。

 午後は雷やスコールの様相でしたが、意外に天候が持ち直して、ハウスの錆びた天井パイプの交換を行いました。発電機を使用しての鉄管パイプの切断など、面倒な作業ですが、オフシーズンならではの作業で思い切って決行しました。Dscn7428

 早めに作業が終わったので、農研センター近郊のハウス栽培の様子観に出掛けました。畜産農家もそうですが、猛暑の中、農作業で見かけるのは年配の人たちばかりで、若い人たちの姿がなく不思議に思いました。

 Sさんに話かけるとこれが仕事だからと淡々に応え、畜産農家のIさんは、若い人は実行力がないと言っていました。正直、小生も甘いんじゃないかなとそんな感想を持っています。

 画像は巻上げ機を取付けた奥行8mの育苗ハウス、トマトやカボチャの苗作りに活躍することでしょう。


竹ベンチ完成

2012年08月16日 | 徒然

 野生爺~ではありませんが、エアコンの生活をすると決まって体調に異変が生じます。心臓のザワザワ感や後頭部の重ったるさでいやになることがあります。

 昨日は降ったり止んだりの1日で、ベンチ制作の資材を購入し、途中、竹林から竹を切り出して試行錯誤しながら試作の第1号のベンチを作りました。シンプルで実用性を兼ね備え、竹の交換を容易にするためにいろんな工夫をしました。Dscn7424

 意外とイメージどおりの仕上げになったので、本日は試作2号を作成し、防風剤を塗って1号とともに完成させました。大きな竹は、地元では容易に入手ができ、これから竹を素材にしていろんな物にチャレンジしようと思っています。

 今、イメージしているのは、竹のテーブル、竹の土止めと階段、水車、猪脅しなど、暇をみてボチボチ作ろうと思っています。

 夕方は、河口の菜園に直播した冬瓜の間引きと散水を行いました。Dscn7425 害虫による食害が凄まじく、育苗による定植が必要かなと思っています。狭い地域でも、病害虫の発生状況は一様ではなく、育苗を基本とした栽培が無難との認識を持ちました。

 画像は自画自賛のベンチ、製作費は1台千円、竹は釘を使わずに余ったハウスバンドで編んでいます。