奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

時雨れて候!

2016年01月08日 | 晴耕雨読
 終日日照はなく、北風の吹く肌寒い一日でした。
このような日は決まって時雨れるので、こちらも時雨れるような思いで対応しないとめげてしまいますね。
いつものハウスのズッキーニの受粉から始めると、雄花の開花は1本、雌花はいっぱい咲いていて、低温時の雄花にとってはモテキかも知れませんね。ついでに収穫をして露地のズッキーニに。

 露地は雄花がいっぱい咲いていて、ズッキーニは寒さに強いことを再認識させられました。ハウスと露地で合せて10本ほどの収穫になり、オーラム(黄色)だけが残った直売所に早速ダイナー(緑色)届けました。
税金を一番かけて売行きが一番悪い直売所・・・具申しても聴く耳を持たず、まっいいか~と静観の境地でいます。

 明日から連休でJAは休みになりますので、カボチャの出荷箱を受領に集荷場をたずねました。沿道の緋寒桜がポツポツと咲き始めて、山並みに目をやると若葉もちらほらとあって、真冬の感覚もないままに、一足早い春の便りを聴いたような心地でした。
出荷箱を倉庫に卸して、本日の予定作業である春カボチャの定植準備に取掛るとポツポツと時雨れて、やっぱりか~とそんな思いで中断して、ハウス作業に切替えてトマトの脇芽取りで午前を終えました。

 時雨はなかなか止まず、ランチも早々に食糧の買出しに出掛け、店頭に並ぶカボチャの値段と重さを食い入るように観ました。クラス最下位のS玉で農家から出て行く時は1個100円未満、これがスーパーの棚に並ぶ時は500円になっているんですね。
てなわけで、帰途に立寄った直売所のズッキーニとカボチャが完売していて、帰宅すると早速1個200円で届けました。

 時雨れると作業の選択肢は狭く、朝イチに依頼のあったスナップエンドウを収穫して届けました。昨日届けたスナップエンドウも完売していて、良く解らいないままに良く売れていて、作り手にとっては農家冥利に尽きます。
明日は好天の予報、完熟の積算温度を再計算すると本日から収穫の適期に入り、満を持してヱビスカボチャの収穫に集中したいと思います。