奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

畑人の一日

2014年05月27日 | 晴耕雨読

 ここしばらくのパターンは、夜明け前に起き、日の出があれば、迷うことなくハウスの換気に出掛け、正に朝飯前の仕事です。002 その後は朝食を摂り、7時頃には出畑して、ズッキーニや冬瓜の受粉を行い、ついでにズッキーニの収穫を行いパッションハウスに向かいます。

 パッションの収穫を終えると菜園に移動して、メロンの受粉を行い、鳥害を避けるようにトマトを収穫します。その後は、2ヶ所の直売店をモニターし、倉庫で出荷の準備をして届けます。
このパターンは午前いっぱいかかり、忙しい中にある種の充実感を味わっています。本日はまた、直売店にパッションのばら売りを提言して店頭に並べました。003

 午後は春カボチャの資材回収、徒労感を忘れるように音楽の力を借り、飽きない程度のペースで奮闘しました。プラ杭、かん水設備、マルチの回収と1週間ぐらいの作業になりそうです。

 春カボチャの資材回収に飽きると、菜園に移動して、トマトやメロンの誘引を行い、残肥の影響が薄れたトマトに追肥を行いました。そして、その後は、冬瓜やズッキーニのプラコップ作戦、帰路はハウスのビニールをクローズし、倉庫の戸締りをして帰宅します。007

 TVの「ひとり農業」や「人生の楽園」とは程遠い「奄美の農と暮らし」、農業を生業とすることはこのようなものでは思うこの頃です。

 画像は本日の収穫 と回収したプラ杭、そして、らしくなってきたメロン、トマト、冬瓜です。
冬瓜は日増しに着果が増え、草勢の維持に追肥のタイミングが難しくなりました。
パッションは、009品種名のようにルビー色が一段濃くなり、酸味も薄く、奄美の初夏の味覚になってきました。
ズッキーニには厳しい温度環境で、日毎に草勢が衰え、来季への課題の一つになりました。
自分の描いたシナリオに奔走する奄美の農と暮らし、7月まではこの意気でと思っています。