美保の厨房日記

アルバトロスの日常に起こる小さな変化

先程

2006-07-31 01:32:33 | ワイン
98’トゥーリガを飲みました。
しかも、イタリアから買ってきた、
酸化防止剤の入っていないもの。
最高でした。
始めは、麦のような香ばしい香りと甘味、
そして、色々なスパイスが入っているような複雑な味わい
最後は、ほのかに酸味が出て、すっきりとした上質な口当たり。
これは、あくまでも私の感じた感想です。

実は、本土イタリアで飲むワインと日本では若干違う。
酸化防止剤のせい。
近年は、極力抑えてあるらしいけど
日本に入ってくるものは、全てに入れなければならない決まり。
個人で持ち込む以外は、無理。

生ハム、チーズも管理は五月蠅いです。
日本と違う、菌とか色々あるんでしょう。

酸化防止剤が、入っているからといって
不味くなるわけではないけれど、やっぱり違う。
どう違うかは、ワインによって色々だけれど。

こればかりは、どうにもならない事。
それにね、イタリアと日本で同じワインを飲み、
しかも、そのワインの記憶が残らなければ、分からないよ。
普通では・・。
皆様は、どのように違うのか、考えて味わうよりも
お酒ってその時に、美味しく飲めればそれでいいんです。
ソムリエじゃないんだもの。

でもね、酸化防止剤の入っていない、本土のワインは、
作り手の思いが、そのままストレートに味わえる。
そういう意味では、なんだか損した気分ですね。



ニュージーランド

2006-06-28 01:03:40 | ワイン
のワイン。

凄いんです、プロヴィデンス・マタカナ・プライベート・リザーヴ。
めちゃくちゃ、美味しい。


このワインと、SOLAIAは、私の中では別格です。

これは、弁護士だったか、医者だったか、・・・
どちらかだった方が、趣味で作ったワインですが、

非常に美味しいワインなので
あっという間に世界にその名を広めました。
ニュージーランドのル・パンだと。

うちは、購求できるだけ仕入れましたが、
代理店さんから、本数制限がかかりました。
なにせ、趣味で始めたワインですので、本数が少ない。
それに、世界中の人が求めているとくれば、仕方ないですね。
もちろん、高級になっていますし。

ソムリエの田崎さんも、飲んだことがなかったらしく
TV番組で、ワイナリー行って、飲んでましたね。
テレビの特権使ったな。

濃厚で、芳醇なスパイス、タンニンも強い。
でも、エレガントで、ビロードのような口当たり。
表現できないな・・・。


今日は、個人的に大好きなワインでした。

ソムリエ

2006-06-23 16:13:21 | ワイン
レストランにソムリエというか
ワインだけに従事する人というのは、必要だと
この所、感じます。

ワインの補充、管理に、時間も体力も使いますね。
仕入れは、マスター担当ですが
頭が痛い作業のようです。
ビッシと整えても、落ち着く暇がないですし、
無くなったら、いつでも手に入れられるワインばかりではない
と言うのが、理由のようです。
常に、アンテナを張り巡らせておかなければ、
良いものを逃してしまいますね。
私も、料理だけに集中できないですし。

先程、1位のワイン無くなっちゃったぁ~と書きましたが
もうすでに注文した、とのことです。
体力は、なくなっちゃったけど、さすが仕事は早いね、マスター。

私は、目の前の仕事をこなすのに、今一杯一杯なので
ブログで紹介できるような、写真をずっと撮ることが
出来ずにいます。
ビビビっときたワインも、お待ち下さい。
(気になる方は、是非どうぞご来店下さいね。
 ちょっと、商売っ気をだしますよ~)

ワインも、料理も、そして毎日収穫しているズッキーニも。

二日酔いしてる場合じゃないでしょ。なんて言わないで下さいね。
随分と強くなってしまったんですよ。
いつもだったら、アルコール分解に
朝方、水分補給で目が覚めるんですけどね。
昨日は、結構な量を飲んだのに、気持ちのよい位の酔いだったんです。
そしたら、ぐっすり睡眠しちゃいましてね。

少し、頭が痛かったんですよ。
でも、もうすっかり分解されてますので、仕込み頑張ります。




記憶の為に

2006-05-23 19:33:06 | ワイン
Passopisciaro2001
La Ricolma2003
Moscato d'Asti Bricco Quaglia2004

を飲んだ。
最高だった。
ずっと飲みたかったリコルマを飲めたことが
喜びだったし、メチャ旨でした。
実に、エレガントな口当たりでした。

パッソピッシャーロは、好きなワインである
Le cupoleのTENUTA DI TRINORO のもの。
だから、トスカーナだと思ったのに
パッソ~はシチリアなんだね。
TRINOROはトスカーナの会社だけど
シシリーのそこの土地が気に入って
契約して、パッソ~は造られているそうだ。

最近は、そういうものもあるのだね。
代々続く、BiondiSanti Castel Giocondo
所有する広大なぶどう畑にお城が建っているような
そういう形態は、少ない存在なんでしょうか。
年々、値上がりしているようですし。

私のベスト5に入る、Solaiaなんて
数年前にイタリア現地価格も、高かった。
イタリア現地価格も日本と変わらない。
高級ワインはね。
日本よりも手に入れやすいだけ。
あと、酸化防止剤が入っていない点ぐらい。

酸化防止剤については、また話が長くなりそうなので
いつかの機会に・・・・。

こればかりは

2006-05-22 01:39:51 | ワイン
まだ、私には難しい。
ワインの仕入れ。
「これは、もっと旨くなる」
「これは買い」
と、言えない。分からない。
私が判断できるのは、今現在 美味しいか、まずいか。
まぁ、この数年は、もっと熟成させれば
もっと美味しくなるワインも判断は付くようになった。
・・・・けどね。
あとは、今まで飲んだワインのみ。

テイスティングの一口で、即判断できないな~、まだ。
(絶対的に違う、飛び抜けて美味しいワインは分かるけど)
エチケット見ただけで、想像できて味見すべきかどうかは
まだ。こういう知識は、余裕がなくて。
マスターにおまかせ。

こればかりは、星の数程飲んで、感覚、味覚に優れ
本を鵜呑みにしていない、実績で得た知識のある人。
でないと、理解できないものだと思っている。

ちょっと、かじっただけでは、無理。
残念ながら・・・。

マスターのセンスありき、です。うちのワインは。
あの頭と、舌に、
どれほどの知識、経験、味覚、感覚が備わっているのか・・。
料理の技術、センス同様、
これから先、盗んでいかなければいけない課題。

私の場合、マスターのセレクト以外のワインを
飲んだ経験も殆ど少ない。
というか、飲み始めはアルバトロスで、だから。
変な代物は、体が受けつけなくなっている。
飲み始めは、前に話した、フレッダのモスカートダスティ 。
その次は、ゲーテワイン、ハーゼンシュプルング88’。
赤は、スキオペッティーノ・ディ・キャルラ85’。
始めからこれだもん。
当時は、価値が分からなかったけど、今となっては
始めに飲むワインでないんじゃないかと・・。
飲ませてくれた、マスターにこの場で感謝ですね。

あ、でもご安心を。
店にあるワインは、私もほぼ飲んでいますし、
知識も詰め込んでありますので
料理と合わせることや、お客様のお好みで
チョイスすることは、自信持って出来ます。

飲みたかった

2006-05-13 01:50:35 | ワイン
ワインがやっと入荷した。

La spinetta Moscato D'asti

赤ワインが好きだけど
デザートワインも、実は凄くすき。

甘口を嫌がる方もいるけど
私は、食事の最後に上質なデザートワインと
デザート或いはチーズがあれば、
最高に贅沢だと思っている。

だって、美味しいもの。
最後の総仕上げとして、相応しいと思う。

そうだね、普段も
甘い物大好きだから、アイスやチョコレート
自分の作ったデザートを、毎日食べちゃう。
「そんなに食べる子はいないでしょ」
と、言われるけどね。
白米同様、やめられない。
甘いものを食べないと、1日が終わらないな、私は。

ワインを飲み始めたのも、デザートワインから。
そう、モスカートダスティだった。
Fontana fredda社の特別な物。
普通に酒屋さんで売っている物とは違う。
通常用のも、美味しいけどね、
飲ませて貰ったのは、マスターが買い付けに行って
注文したものだから、普通には売り出さないものでした。

まさしく、マスカットの旨さと香り。
アルコール臭なんてなくて、上品だった。
モスカートは微発泡が多いけど、これはスティルだったし。

1コンテナとか買い付けてたから
どれくらいの本数があったから分からないけど
マスターが自分用に1本だけ、自宅に隠してある。
1本しかないから、そう簡単には熟成した物
飲ませてもらえ無いなぁと思っていたら、
おばあちゃんも1本持っていた。
それじゃあ、飲んでみようかと
88年のMoscato D'asti 飲んだんだ。

瓶も、長期熟成に耐える作りだったし
コルクもしっかりしていたから、
状態は、いい状態だった。
マスカットのあの香りと旨味に、ハチミツの旨味を
さらに上乗せして、シナモンのような木の香りもして
トロッとした感じで・・・。
美味しかった。

ワインって、熟成するとパワーアップするんだよね。
本当の事言うと、提供してるワインも
寝かせればもっと美味しいのになぁ。と思うときがある。
そうなると、値も張っちゃうけどね。
正直、今飲むのは勿体ない、ワインが可愛そうだ。
本当はもっと美味しいのに・・。
と思うものもある。

熟成した味って、難しいみたいだけどね。
私は、熟成した旨味って好きですね、
ワインもチーズも漬け物も・・。

でもこれは、早く飲みたいな。モスカート!。







可愛いでしょ

2006-03-11 04:00:18 | ワイン
このグラッパのエチケット。

ROMANO LEVI。
手に入れるのが、困難なものの一つ。
エチケットは、全て一つずつ違う手書きのもの。
中身も、おじいちゃん一人で作っているので少量生産。

グラッパとしても、ものすごく価値があるのだけれど
エチケットのセンスも、最高にいい。

こればかりは、手に触れられたくないかな。
今は、食器棚に、飾っております。

念願の

2006-03-07 15:48:04 | ワイン
ワイン,MIANIを手に入れることが出来ました。

でも、1セットのみ。特に赤に関しては、入手が難しく、
もちろん、デイリーなワインではない。

当然、私には販売できません。
マスターの気分次第でしょうか?
・・・飾りかな。

飲み頃になったら、自分達で飲むか。(ね!マスター
だって、高級だし、入手困難だもの。

今日はね、ちょっとアルバトロス自慢でした。

LA SPINETTA

2006-03-02 23:48:43 | ワイン
ランゲ・ビアンコとバルバレスコ2002を飲みました。

ビアンコは、しっかりと辛口で、空気に触れるたびに
驚く程の様々な香りがしました。
シナモン、青リンゴ、クローブ、百合のような花・・、
すっきりしているのに、コクがあって
上質なのに、パンチがある、そんな感じ。

バルバレスコの限らず、2002年はできの悪い年らしいです。
でも、ワイナリーによっては
作り方の工夫で、むしろいい結果になっているワインもあります。
スピネッタのバルバレスコも、スタルデリ、ガッリーナ、ヴァレイラーノ
を作らずに、1本を集中して作くられました。
充分、美味しく頂きました。
香りをかいだとたん、にんまり笑ってしまいます。
感想は、上手くかけません。美味しかったとだけしか。
ソムリエじゃないからね。
表現しにくいです。
複雑すぎるし、満足しちゃうとね。