バルセロナ、まだまだ続きます。
でもその前に今日の散歩の報告です。
夫が3週間前にヘルニアの手術。
しばらく家に閉じこもっていたので体力低下防止のため近所を散策、8000歩ほど歩きました。
暑かったので私の方が疲れてしまって昼寝。体力無かったのは私?
梨も桜も満開
3月4日 バルセロナ3日目
この日はいよいよサグラダファミリア教会へ行く。
この教会は1882年着工。1883年からガウディが建設を引き継いだ。
全てが自然主義的な思想をもとに彫刻や彫刻群で飾られている。
着工から140年。完成は2026年と言われていたが、コロナのため入場者が減り、資金が不足。
完成が数年延びる事になった。
私が生きているうちに完成を見に行けるのでしょうか?
最後のヨーロッパ旅行はスペインにしようと思っていたのに・・・・
サグラダファミリア教会
情報量が多すぎるので、ネットをどうぞ。
私が不思議だったのは、この特異な形状の教会が、街とどのように溶け合っているかどうかだった。
昔はこの教会が、森の中とか、人が少ないところに建っているとばかり思っていた。
ところがある日、俯瞰した写真を見ると整然と区画整理された街の中に立っているではありませんか
ショックでした。
なぜこんな形の建物が普通の街にあるのだろう・・・・市民に違和感はないのでしょうか?
不思議で、一度見に行きたいとずっと思っていました。
結果、まだ未完成だけれど、ガウディが市民に愛され、市民が誇らしく集う教会を目指しているのが良くわかりました。
個性的な形状に目を奪われるけれど、自然賛歌の教会の中で市民が幸福を祈るなんて素晴らしいですね。
バルセロナの人達がこの教会にかける情熱も分かった気がします。
140年も工事が続けられていて街にこの景色が馴染んでいる事、
バルセロナには19世紀末方20世紀初頭の建物が多く残り、当時としては奇抜な建物が多い事、
教会のコンセプトが自然の力学に従い、自然の曲線を尊重しているという事。そんな事も分かりました。
奇抜だけれどそばで見ると動物や植物が生き生きしていて、親しみを感じ、温かみある建物といえました。
写真をどうぞ
地下聖堂の入り口。数十年前に完成し、今は補修工事の真っ最中。
暗い中で、グオオンと工事現場の音。
奥にガウディの墓がある。
彼は1926年74歳の時、市電にはねられ亡くなった。
貧しい身なりだったのでガウディと気づく人はいなかったそうだ。
教会の内部 少しだけ完成部分があるが、まだまだ工事現場。完成が果てしなく遠い気がする。
正面のステンドグラスの一部は完成。ブルーの光が美しい。
4つの塔の内2つにエレベーターが設置され、塔の上部に登ることが出来る。
塔の上から見た景色。
鉄筋コンクリート作りですね。
私達は塔の上に上がり、階段があったので降りてみた。
すぐ下の階までは見物人がいたが、それから下は誰もいない。
広間の様だったり、舞台状になっていたりで面白い。
巻き貝状になった階段を延々と降りていくうちに、私達、塔から出られるのか不安になってきた。
階段上ってエレベーターまで戻るのは大変。
エイッ 下ってしまいましょう
やっと小さなドアが見えた時はホッとしたけれど、このドア開くのかしら?ドキドキ
恐る恐る開けてみると・・・・見学者が沢山いる教会の通路に出た。
ホッとして、ドアを見たら「非常口」って書いてあった。
ラッキー!!と喜んで前を見たら、なんと前々日のガイド松本さんがビックリして私達を見ていた。
こんな事ってあるのですね。 「なんでこの二人、非常口から出てくるんだ」と顔が語ってました
次は歩いて世界遺産のサンパウ病院へ。
バルセロナの街は19世紀に区画整理し、碁盤の目状になっているが、
サグラダファミリアからサンパウ病院への道だけは斜めに通じている。
道を歩いてゆくと ド~ンとサンパウ病院に突き当たる.
(こんなアベニューを行きます。)
ステンドグラスやタイルで装飾した豪華な病院(1930年完成。20009年まで病院として使われていた)
静かな病院。当時はまだ病院として機能しており、見学して良いのかとても迷った。
けれど何も書いてないし、大丈夫だろうと、中に入った。
世界遺産。モンタネール・ドメニク作。
48棟もの建物がある。メインの棟は地下道でつながっており、機能性抜群の豪華な病院。
当時のバルセロナが豊かであった象徴でもありますね。
手術室が公開されていたが、ガラスの温室の様で、白いタイルが美しい、明るい部屋だった。
その後バスでグエル公園へ
パトロンであるグエルが 郊外の広大な土地に静かな住宅街を作ろうとがウディに依頼した。
がウディが中央広場、道路門番小屋管理事務所など設計したが、住宅地としては大失敗。
全く売れなかった。
バスがグエル公園に近づくと、ワ~~、キャ~と言うにぎやかな声が聞こえてくる。
グエル公園の来た子供たちがまるで遊園地に来たようにはしゃいでいる様子。
子供にとっては遊園地の様に楽しい場所らしい。
ガウディの住んだ家が、博物館として利用されている。
ガウディは建物に合わせ、家具を作っている。前回写真を載せたカサ・バトリョのための椅子。
入り口の門番小屋
タイルの張られたテラス。
見晴らし抜群
この後はガウディ処女作 カサ・ビセンスへ。
バスに乗り、運転手にこのバス停に着いたら教えてくれと頼んだが、私達、バス停を間違えていた
カサ・ビセンスが見えるので降りようとしたら、運転手さんに「そこはまだ違う」とドアを開けてもらえなかった。
親切な運転手さんです
外から見るだけなので、見学者はもう一組のカップルのみ。
タイルなので古びず、美しい家だった。
ホテルの近くに戻り、カサ・ミラへ。
屋上に感激。カサ・ミラは毎日覗いているので、次回記事にしますね。
この日の夕食はまた近くのバルへ。
タパスという小皿料理をいくつか頼んだ。卵焼きの様な料理、イカのオリーブ焼き、パンコントマテ等。
パンコントマテはパンに生にんにくを塗り、トマトを載せたもの。トマトが甘い
☆この情報は2002年のものです。
今はサンパウ病院もカサビセンスも公開されています(見に行きたい)
現在のサグラダファミリアの写真
内部の写真はこちらをどうぞ
だんだんバルセロナの街に慣れてきた。 明日も楽しみます
ご主人の元気な様子で良かったわ、何しろZOOMではご主人に特別レッスンをして貰ったので・・・
梨の花も桜の花も満開で綺麗ですね、梨の花ってこんなに可愛いのね。
スぺイン旅行は資料が無いのによく覚えてる事に驚きです。
3年前に左側を、今回は右側を手術しました。
3週間たち、少しづつ外出するようになりました。
とてもゆっくり歩いていて、私は歩調を合わせるのが大変。疲れました~。
梨の花は、とてもかわいいのですが、
棚に割くのでうまく写真にと撮れません。
丁度よい花が見つかり紹介することが出来ました。
バルセロナ旅行、写真を見て必死に思い出してます。
ボケ防止には丁度良いかも(笑)
スペインの旅 凄いの一言です。
螺旋状の階段を降りていく事も 出られるのかどうかも分からないのに・・どんどんと(笑)
私は勇気がありません、もう辞めようって娘と行っていても言うでしょう(*´ω`)
素晴らしいお嬢様とお母さまですね!!!
でも不思議な建物がいっぱいでガウディの生き方も 知りたいと思ったり・・。
私が行った国では出会えないスペインの風景です。
毎回コメントを残してくださるので張り合いがあります。
昔の旅行記ですが、書いているうちに
あの高揚感を思い出し、楽しくなっています。
階段・・・・今思うとなぜそんな事になったのか不思議。
今ならきっと通行禁止の柵が出来ているでしょうね。
スペインはバルセロナ以外は知らないのですが、また行って、見残したところに行ってみたいと思っています。