39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

爪の内側の当たり方がどうも微妙

2010-01-08 23:46:51 | つめ

どうも最近音が悪い。昨日の記事にも書いたとおり、音が割れたり、濁ったり、だいたい2・3弦の開放弦または1・2フレットあたり、ギターとしても良く響くところだ。

一つ前の記事、哀愁のギター弾きさんからのコメントにあるように、爪の内側の当たり方がどうも微妙なようで、今日は練習と言うより、爪の当たり方の研究をした。

まず、気がついたのは、やはりそうだったか・・・、と言った感じで、ギターの構え方を変えたことが影響している。

以前は、前の記事にも書いたとおり、ギターをほとんど水平に近く構えて、しかも表板をほぼ垂直にしていた。

この姿勢だと、フラメンコ風でちょっと粋な感じで若いときはかっこいいと思っていたが、年をとるとキツイ構えになる。この構えだと握力だけでセーハをすることになり、手が異常に疲れる。それから、運指の難しいところは、覗き込むようになり、首が痛くなる。

と言うことで、ギターを45度に構え表板を少し上向きにして、セーハのときに腕の重さを利用するようにして、体としては結構楽になった。(音も良く聞こえるようになった)

で、その状態で爪の当たり方をよく見ると、爪は弦に直角にあたり、まっすぐはじいている。こう書くとそれでいいじゃない?と言った感じになるかもしれないが、その状態でアルアイレで強めに弾くと響きのいい音のところでは音が割れやすい。

以前の、水平な構え方のときは、右の手首がカクッと小指側に折れていてそれでも弦と爪の関係は直角ではなかったわけだが、ギターが立ってくると手首が折れた状態では前のように手首を折って弾くと、弦に爪がまっすぐ当たって、悪い音になる。

結局、一つ目の対策としては、右の手首を小指側に折るのが癖になっているがそれをなるべく伸ばすようにする。そうすると、爪は弦を正面から捕らえずにすこし斜めになでるようにはじくことになり、振動のエネルギーは弱くなるが、滑らかな振動になる。そして、引っかかりもなくなってくる。

しかしそうすると今度は、爪が短いと指頭で弾く感じになり、音にエネルギーがなくなってくる。

今は爪は、最近良く引っかかるので非常に短くしていて、伸びるのを待ってから、第二の対策で、爪の形をどうしようかと言うことになる。とりあえず、丸い形のまま、長くして少しずつ削ってみる。そのとき、少し扁平にするかトンガリぎみにするか、まあ、このあたりは試行錯誤となる。

もう一つ、これはこれから検討することになるが、以前はギターをがっちりと右のひじで押さえていたのが、ギターを45度に構えるとこれが甘くなって、演奏中にギターがずれることがある。右のひじで押さえようとすると、腕に力が入るのかどうも前の癖が出て手首が折れてくる。と言う変な関係になっている。

ギターはがっちりと抱えてなくても弾けるはずです。むしろ力を抜いて、ギターを十分に振動させる方がいいはずですよね。

う~ん、奥が深い、と言うか自分がほとんど初心者並みの状態であることに改めて気がついた。