コンサート会場は、公民館の会議室のようなところで、狭いところに100人ぐらいの人がすし詰めでした。
私は、幸い少し早く行ったので、一番前の真ん中に座れました。
第2部のはじめに、山田さんの震災経験談を聞かせていただき、大変参考になりました。
ハイチ地震の義援金と言うことで袋が回ってきましたが、残念ながらハンカチと携帯しか持ってなかったので、気持ちはあったのですがそのまま袋は素通りさせてしまいました。
パンフレットの裏に、災害時に知っておくと役に立つこととして、いろいろと書いてありました。
肝心の演奏はと言うと、バイオリンの音が大変艶っぽくさすがに一流の奏者だなあと感じました。バイオリンの生の音をしかも目の前で聞く機会は滅多にないので大変満足しました。
ギターの方はと言うと、バイオリンと一緒に聞くとさすがにバイオリンの音量に耳があわせてしまうので、ギターの音がかぼそく貧弱に聞こえてしまいました。
ギターにとっては大変不利な状況での演奏でした。
山田さんは2007年から10弦ギターを弾いていると言うことで、2007年に聞いたときには弦の弾き間違えがあったのですが、今回はちゃんと確認しながら弾いていました。
7弦以下の調弦は、イエペス流ではなくリュート流と言うのでしょうかレドシラに調弦してあるように聞こえました。
バイオリンの上野さんのコンサートのパンフレットをもらいました。
山田さんは57歳、上野さんは56歳とのことで私とおなじです。
みんなこうやって円熟しているのだから、よーし、僕もがんばるぞ、とまた張り切ってしまいました。
大変良い感じの演奏会でしたが、ギターも、バイオリンに負けないくらい艶っぽい音を出してもらいたかった、そんな感じでした。