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小松基地周辺学校、幼稚園などの騒音について
近畿中部防衛局の調査
近畿中部防衛局から防衛大臣にあてた「(小松基地音源による)音響状況等報告書」が開示された。調査対象には民間機は含まれず、基本的に小松基地離発着のF15戦闘機(軍用機)による騒音を対象にしている。
その調査結果に基づいて、防衛省は小松基地周辺の諸施設(学校、幼稚園・保育所、福祉施設など)に空調補助をおこなっている。2013年=127カ所、2014年=121カ所、2015年=115カ所である。騒音曝露のレベルによって第1級から第4級に分別されている。
調査対象
今回の情報開示でわずかに16カ所の学校、幼稚園・保育園の「音響状況等報告書」が開示された。それ以外(以前)の情報は廃棄されているようだ。
小学校は午前8時40分に第1時限が始まり、45分授業で、10分間の休憩を挟んで2時限目があるが、お昼休みは4限目と5限目の間に、90分あり、6限目の終了は午後3時30分である。
中学校は午前8時45分に第1時限が始まり、50分授業で、10分間の休憩を挟んで2時限目があるが、お昼休みは4時限目と5時限目の間に、55分あり、6時限目のの終了は午後3時20分である。
幼稚園・保育園は午前8時30分に1時限目が始まり、60分を一区切りとしているが、休憩時間を設定せずに、12時30分までを4時限としている。
今回開示された16カ所のサンプルは第1級(片山津中学校、松陽こども園、小松大谷幼稚園)、第2級(片山津小学校、長野保育園)、第3級(蓮代寺保育所、湊小学校、千代保育所)、第4級(中島小学校、動橋小学校、山代中学校、笠間中学校、蝶屋小学校、動橋保育園、作見保育園、矢田野第2保育所)の16カ所である。
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音響状況報告書
さて、小(45分)、中(50分)、幼・保(60分)では単位時間に差があるが、便宜上それぞれを「1時限」として扱うことにする。小学校は5校=150時限、中学校は3校=90時限、幼・保は8カ所=192時限、合計432時限の調査である。
16校432時限のサンプルの中から、1時限に20回以上の騒音曝露を記録した回数は56時限(内30回以上は25時限、40回以上は6時限)であった。1時限を60分とすれば、20回の騒音曝露とは3分に1回、30回ならば、2分に1回である。
最も多かったのは小松大谷幼稚園で2015年11月30日の4時限目には70デシベル以上の騒音曝露は59回であった。そのうち80デシベル以上だけでも30回を記録している。湊小学校(白山市)では2011年4月14日の第6時限目には48回の騒音が曝露され、45分授業だから1分に1回以上の70デシベルを超える騒音が子どもたちを襲っているのである。
良好な教育環境を
小松市内で中学校の先生をしていた友人は「騒音なんて、コマーシャルタイムと同じだ。騒音が去れば直ぐにつながる」と言っていたが、1分ごとにコマーシャルタイムがあるのを異常と言わずしてなんと言おうか!
小松基地周辺の学校、幼稚園・保育園、福祉施設に必要なことは空調設備で子どもたちを閉じ込めることではなく、戦闘機の飛行を禁止し、屋内・屋外でのびのびと学び、遊ぶことである。
近畿中部防衛局の調査
近畿中部防衛局から防衛大臣にあてた「(小松基地音源による)音響状況等報告書」が開示された。調査対象には民間機は含まれず、基本的に小松基地離発着のF15戦闘機(軍用機)による騒音を対象にしている。
その調査結果に基づいて、防衛省は小松基地周辺の諸施設(学校、幼稚園・保育所、福祉施設など)に空調補助をおこなっている。2013年=127カ所、2014年=121カ所、2015年=115カ所である。騒音曝露のレベルによって第1級から第4級に分別されている。
調査対象
今回の情報開示でわずかに16カ所の学校、幼稚園・保育園の「音響状況等報告書」が開示された。それ以外(以前)の情報は廃棄されているようだ。
小学校は午前8時40分に第1時限が始まり、45分授業で、10分間の休憩を挟んで2時限目があるが、お昼休みは4限目と5限目の間に、90分あり、6限目の終了は午後3時30分である。
中学校は午前8時45分に第1時限が始まり、50分授業で、10分間の休憩を挟んで2時限目があるが、お昼休みは4時限目と5時限目の間に、55分あり、6時限目のの終了は午後3時20分である。
幼稚園・保育園は午前8時30分に1時限目が始まり、60分を一区切りとしているが、休憩時間を設定せずに、12時30分までを4時限としている。
今回開示された16カ所のサンプルは第1級(片山津中学校、松陽こども園、小松大谷幼稚園)、第2級(片山津小学校、長野保育園)、第3級(蓮代寺保育所、湊小学校、千代保育所)、第4級(中島小学校、動橋小学校、山代中学校、笠間中学校、蝶屋小学校、動橋保育園、作見保育園、矢田野第2保育所)の16カ所である。
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音響状況報告書
さて、小(45分)、中(50分)、幼・保(60分)では単位時間に差があるが、便宜上それぞれを「1時限」として扱うことにする。小学校は5校=150時限、中学校は3校=90時限、幼・保は8カ所=192時限、合計432時限の調査である。
16校432時限のサンプルの中から、1時限に20回以上の騒音曝露を記録した回数は56時限(内30回以上は25時限、40回以上は6時限)であった。1時限を60分とすれば、20回の騒音曝露とは3分に1回、30回ならば、2分に1回である。
最も多かったのは小松大谷幼稚園で2015年11月30日の4時限目には70デシベル以上の騒音曝露は59回であった。そのうち80デシベル以上だけでも30回を記録している。湊小学校(白山市)では2011年4月14日の第6時限目には48回の騒音が曝露され、45分授業だから1分に1回以上の70デシベルを超える騒音が子どもたちを襲っているのである。
良好な教育環境を
小松市内で中学校の先生をしていた友人は「騒音なんて、コマーシャルタイムと同じだ。騒音が去れば直ぐにつながる」と言っていたが、1分ごとにコマーシャルタイムがあるのを異常と言わずしてなんと言おうか!
小松基地周辺の学校、幼稚園・保育園、福祉施設に必要なことは空調設備で子どもたちを閉じ込めることではなく、戦闘機の飛行を禁止し、屋内・屋外でのびのびと学び、遊ぶことである。