朝は10度を切り、この秋一番の冷え込みとなった。テオの散歩のついでに畑に寄り、春菊を摘んで帰ったが、朝露に濡れた春菊に指先が凍えて言うことを聞かないほどだった。
朝の冷え込みも、陽が昇れば次第に緩んで来る。朝食後は見事な秋晴れになり、早速着替えてランニングに出ることにした。気温といい湿度といい、体調といい、この数ヶ月で一番のコンディションなのである。この前は三春ダム方面に向かって走ったので、今日は阿武隈川に白鳥が来ているか確かめることした。
最初の10分はいつも通り重たい体に鞭打つようにして走るが、からりとした冷たい空気のせいで、いつものように汗だくになるということがない。これは快調だなと普段より張り切って走ると、折り返し地点まで42分半で到着した。前回がなんとか45分を切ったところだったので、ずいぶん速く走ったことになる(といっても、他人はもっと早いのであくまでも僕の中での記録ということで)。
去年の3月に背中にできた粉瘤を切除し、数ヶ月間ほとんどまともに汗だくになるような運動はできなかった。今年は去年の分を取り戻そうと、なんとか都合をつけて1週間に一度は必ずランニングするように心がけていた。ただ、それでも切除手術の前の状態にはなかなか戻らない。以前はそろそろ40分切りが見えていたのである。
が、今年になりいくら頑張っても45分を切るのがやっとで、ちっとも記録が伸びないことにうんざりしていた。歳のせいにはしたくないし、おそらく限界まで力を出さない悪い癖が着いてしまったんじゃないかと思うようにしていた。
で、今日の記録に、やっぱりサボり癖がついていたんだと確信した。若い頃のように自己記録をどんどん更新していくというわけには行かないだろうが、続けていくうちに少しは進歩というものは見られるのである。
それにしても、スポーツ選手がケガで手術をして1年をリハビリに費やしたりしているが、若い頃のピークは短いだろうから、復活劇を遂げる人というのは、僕らの想像を絶する努力がなされているんだろうなと、おぼろげながら想像するのである。
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