フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

お金が溜まるかどうかは別問題よ

2010年05月06日 21時49分04秒 | 日記
ぬたりが狙っている「トヨタFJクルーザー」に日本導入の噂がある。
元々のソースは、自動車雑誌界では1、2を誇る信頼性の「無さ」で知られるマ○ジンXなんで、眉唾だなあと思っていたら、まあ多少は信用できる(自動車雑誌なんてどこであろうと鵜呑みには出来ませんわ)ベストカーにも検討の文字が踊ったので、まあ前向きに考えているのは事実なんだろう。実際に日本に導入されればぬたりの時期F-X構想ではCR-Zと並ぶ本命候補とはなる訳なんだけれどもね。
・・・まあ、この2つが本命と聞いて素直に理解できる人は少ないだろうけど。全然違うジャンルの車じゃねーかよ。

で、この車。確かに国内導入のメリットはある。
まずは開発費用がほとんどかからないこと。
アメリカ専売車種にもかかわらず、生産は日本国内だから、生産ラインの振り替えも比較的容易で、費用を抑えることが出来るのね。
また、変わった外観だから新車種としては単純に目立つ。
これらを考えれば、下手な新車発売するより遙かにローコストで国内販売を行うことができることは分かる。「経営合理化」「改善」大好きトヨタとすれば、検討をしない方がおかしいとすら言える。

でも、最大のデメリットがある。
外観が個性的すぎて、日本市場ではまず受けないだろう、ということ。

如何にローコストで販売できようとも、そもそも台数がさばけなきゃ商売にならない。「薄利多売」「一人の車好きに受けるよりも10人のノンポリに何となく買わせる」が大好きなトヨタからすると、あまり好んで国内販売するとも思えない。実際車格に比して後部座席が狭いし乗り心地も良くない。周りの目やら使い勝手を考えれば、他に選ぶべき車はいくらでもある。これだと細かいことは気にしないアメリカ人は受けても、日本人向きの車とはちょっと思えない。更には、SUVなんて車の1ジャンルでしかないから求める層が限られる上、日本は、下は軽自動車から上は4.6リッターV8エンジン搭載車まで、実は「SUV大国」と言えるくらいにラインナップは豊富に揃っている。
昨今ブームの「エコカー減税」なんか逆立ちしても適用されそうにねえしな。

プリウスショックは、どーも「ブレーキとアクセルの区別もつかねえアホなジジィの責任逃れ」ということになりそうだけれども、そこから受けた販売不振は現実の話。それ故、企業体とすれば、あんまりギャンブルをすべきでない時期であることは確か。
出るとすればぬたりは間違いなく検討するけれども、さてどうなるんだか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする