九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

朝鮮日報の記事より   楽石

2007年09月10日 19時14分55秒 | Weblog
朝鮮日報の東京特派員の記事です。

日本が「高齢者の日本」に、姿を変えつつあるというものです。

   


出産率の低下や高齢化で老齢人口が増え、
貯蓄・保険など1500兆円に達する個人金融資産の75%に当たる
1125兆円を60歳以上が持っている。
そのため日本の各業界では死活をかけ、
高齢者の財布を当て込んだマーケティングに躍起になっている。

三越デパート本店はある改装工事を終えた。
地下1階通路の段差をなくし、
地下鉄の駅につながる入り口にエスカレーター3基を追加した。
会社の勧告により、すでに三越の社員約150人が
高齢者の生活をケアする「介護福祉士」の資格を取得している。

コンビニも事情は同じだ。
セブンイレブンでは4月から1万1000店の価格表を変更するのに
数億円をつぎ込んでいる。
高齢者が読みやすいように、文字の大きさを2倍の横4.6センチ、
縦2.6センチに付け替える作業だ。
さらに大型スーパーにあるような「カート」も用意し、
買い物かごの重さも半分にした。

コンビニを利用する50代以上の客は
90年代初めの11%から昨年には21%に増えた。
足腰が弱くなった高齢者たちが家の近くにある
コンビニで買い物を済ませているためだ。

  


こうした中、高齢者が多い北海道では「1円パチンコ」が爆発的に増えている。
1個4円だったパチンコ玉の値段を1円に下げたのだ。
自由な時間の多い高齢者を長時間パチンコ台の前に座らせるための苦肉の策だ。
今やパチンコ業界も人口減少で営業が難しくなっている。
同じく高齢者の割合が高い九州では、
高齢者向けに畳部屋のあるコーヒー専門店や洋食レストランまで登場している。


   

大分前から、車を買い換える時、高齢者にやさしい車を
と、セールスマンに提案していますが、
このセールスマン氏、あまり関心がなさそうでした。
でも、そんなことはないと思うんだけど・・・


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自律心   へそ曲がり

2007年09月10日 16時21分20秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
 歴史を学ぶためには、少なくとも次の3点が必要だろう。
1 過去の歴史事実を正確に把握することである。 
2 今日の視点から過去を認識することである。
3 歴史に学び、その教訓を今日・今後に生かすことである。換言すれば、過去を「反省」する心を持つことである。

「保守系」氏には「1」・「2」の認識は全くない。平気で嘘を並べ立てる。また、歴史を過去の視点でしか見てはいけないと言う。「3」については学び方が180度ひっくり返っている。

① 元祖の「藤岡信勝」氏が自ら豪語していた《司馬遼太郎史観》という言葉を、ある時からぴたっと使わなくなった。
“巨視的に歴史を見ろ”と「保守系」氏がよく言うが、藤岡氏自身が言えなくなった理由を知れば分かるはずである。 

② 明治以後の日本の戦争は「自衛」のためではない。「侵略」である。「南京事件」について死者の数を少なく見せるために「保守系」氏がよく持ち出す「秦 郁彦」氏がその著書『南京事件』のあとがきで何と言っているか。
“日本が満州事変いらい十数年にわたって中国を侵略し、南京事件をふくめ中国国民に多大の苦痛と損害を与えたのは、厳たる歴史的事実 である・・・・”(P244)
 これでも「侵略」ではないと言い続けるつもりなのか。この後、「保守系」氏にとってもっとショッキングな言葉が続くが、自分で紹介したらどうか。
“明治から”なんて言わないで“幕末から”と言ったらどうか。その方が「侵略」ということがもっと明確になる。

③ スターリン・毛沢東についての問題もそうである。当時、日本の諸政党が諂う中で、いちばん厳しく対立していたのは「保守系」氏がもっとも嫌う「日本共産党」である。パンフレットや本を私も読んだし、現在でも保存している。
 「保守系」氏が叫べば叫ぶほど、共産党は喜ぶであろう。

④ 日ソ中立条約の破棄問題についても、「関特演」に触れないのはなぜか、また「北方作戦」について触れないのはなぜか。 

⑤ 第二次大戦へと突き進んだ当時の外務大臣「松岡洋右」氏(A級戦犯・病死)が、戦後になって彼の甥にあたる「佐藤栄作」氏(安部晋三の祖父「岸 信介」の弟で後の首相)に対し、“大間違いをしてしまった”と言ったとのことである。
 佐藤が“何を間違ったのですか?”と尋ねたところ、“全部だ”と答えたとのことである。
 当事者が“大間違いをしてしまった”と言っているのに、“正しい戦争だった”とはどういうことか。
 これ、元NHK解説委員長だった「山室英男」氏が「佐藤栄作」氏から直接聞いた話とのことである。

「保守系」氏には「自」らを「律」する「心」を育てて欲しいとは思うが、やはり無理かな。


 5日の投稿への彼の反論を8日に見た。長くなってしまうが追加したい。

 困ったものである。5日の投稿の最後に“言いたいことの1割も言っていない”と書いたのだが、その意味がさっぱり判らないようである。
 すでにパソコンの中には最新のものでも10個以上(旧いものを入れたら100以上になるだろう)の原稿が溜まっている。その殆どが彼への批判・反論である。
 5日の投稿への彼の反論に対する再反論の内容もいっぱいある。一度に投稿したらかえってみなさんに迷惑をかけるので遠慮しているだけである。

① 彼がすぐに持ち出す口癖“あなたは現地を見たことがあるのですか?”“あなたはその場にいたのですか?”。かっての「タイム・マシン」問答をぜひ思い出して欲しい。彼は日清・日露戦争を見てきたのかと尋ねたこともある。それに答えたのか。

② リンドバーグ日記を持ち出したことによって、歴史の順序をあべこべに描いてしまった「愚かさ」がまだ判らないのか。

③ フィリピン・インドネシアなど、アジアの国々に何をしたのか、【 大東亜共栄圏の『タテマエ』と『ホンネ』】というタイトルの原稿を用意している。“アジアの解放”なんてとんでもない。どんな内容か、楽しみにしていてほしい。また、すでに「右翼討伐委員会」のサイトを見るようにということも言ってきた。「南方作戦」と入力して調べることも勧めてきた。なぜ自分で調べないのか?

④ 原爆問題について、“アメリカを憎め、非難しろ!”と何度言われたことか。私の兄2人は投下直後の広島を見て来ている。直接2人から話も聞いたし、それをきっかけに資料もたくさん集めてきた。知識については決して彼に負けていないつもりである。だが、あいにく私には「自制心」はあっても、彼のような「憎悪」・「侮蔑」・「復讐」といったような歴史観はない。
 もっとおかしいことは、この原爆投下の命令を出したのは誰か、彼はこの「憎むべき」相手が言いもしていないことを言ったとして、自分の間違った主張の弁護人としている。これについてもすでに投稿準備が終わっている。どんな内容か、楽しみにしていてほしい。 

⑤ 傑作な文があった。東京裁判について、“日本は裁判自体は受け入れましたが、判決は受け入れていません”というところである。
 保守系の論者で、彼と同じことを言っているのは他にあるのだろうか。
 たとえば「渡部昇一」上智大名誉教授である。彼は今年の1月に「正論」の中で、『東京裁判の不当さ、なぜ認めない』と寄稿している。ここで、「渡部氏」は「保守系」氏の言い分と正反対のことを言っている。 
 このため《白砂青松》というブログの中で『「裁判」と「判決」の間―渡辺氏の正論 』というタイトルのもと、【デマ】と切り捨てられている。これについてもすでに投稿準備が終わっている。どんな内容か、楽しみにしていてほしい。 

⑥ 北朝鮮問題についても、入院前に「まもる」さんと同様の見解を投稿している。そちらを見てほしい。
 それよりも、6月8日、「千里眼」さんと「彼」とのやりとりの中で、「千里眼」さんから厳しく批判されたことに対し、「彼」は「どこが思い付き? 」というタイトルで“泥棒の論理、泥棒の論理ですか、盗まれる方にも責任があります。貴方は戸締りしていませんか?”との反論をしていたはずである。
 これを読んだ時の私の感想、“おやおや、拉致被害者やその家族にも責任があるとでも言いたいのか、青いリボンが泣いているぞ”と思ったものである。 

⑦ 北のミサイル問題だって?そもそもの始まりは去年の7月7日のミサイル問題からではなかったか。何を下らないことを言っているのか。いい加減にしてほしい。
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安倍さんの決意   楽石

2007年09月10日 08時42分58秒 | Weblog
テロ特措法の行方が政治問題化しています。
小沢さんの先制攻撃に対して
安倍さんも、ようやく反撃。
アメリカに協力できなければ辞任、
総選挙を示唆しました。

記者会見の発言は、あまり戦闘意欲が
感じられなかったのですが・・・
あれは安倍流なんでしょうね。

これは、ちょっと小泉さんの手法を真似たみたい。
でも、問題は郵政問題とは違って影響は大きい。

個人的には、テロ特措法がなくなり、国会での与野党激突・・・
総辞職、総選挙というプロセスが、良いと思います。

  


しかし結果は、案外、安倍さんの大勝。
改憲へ弾みがつく結果の可能性がかなり高そうな気がします。

現段階での、多くの日本人のなかには、確固たる独立心は弱く、
アメリカに見捨てられても、大丈夫という
自信はなさそうですだから・・。

一般国民だけじゃなく政治家のなかでも、どれだけ
「独立派(真の愛国者)」がいるのか?

そこを見透かされているようにも。

非武装中立の理念を洗いなおして、我が物にするのが・・・
泥棒を見て縄を綯うか?






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ちょつとマトモニ共産党        常識人

2007年09月09日 00時30分29秒 | Weblog
 共産が「全小選挙区擁立」見直し、次期衆院選は比例重視
 共産党は8日午前、党本部で第5回中央委員会総会を開いた。

志位委員長は、次期衆院選について「すべての小選挙区で候補者擁立を目指す従
来の方針を見直す。候補者を擁立しない小選挙区では、比例代表一本の戦いで前進を図ることに力を集中したい」と述べ、比例選を重視し、小選挙区への候補者
擁立を大幅に減らす新方針を明らかにした。
>
 志位氏は、「衆院選での前進は比例選にかかっている。党の力量を最も効率的に
比例選に集中できる選挙態勢を取ることが必要だ」と強調。小選挙区への擁立について、参院比例選で8%以上の得票率を獲得した選挙区などに絞り込むとの方針を示した。具体的な選挙区は、各都道府県で1以上を目安に、各都道府県委員会で判断するとした。
>
 志位氏は、小選挙区擁立を減らす理由について「多額の供託金没収による財政圧
迫など、党活動に過重に負担をかけ、比例で前進を図る上でマイナスが大きい」と語った。
>
> (2007年9月8日14時15分 読売新聞)
>
 ※過ちを改めるに遅きはなし。と言いますが、やっぱりちょつと遅いですよね。
  ところで、立候補者を立てない選挙区では、どんな基準で投票させる?のでし ょうか。
  興味がありますね。 大人になれるか共産党!!!  
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コメントをありがとうございます。  楽石

2007年09月08日 19時37分23秒 | Weblog
医師不足について沢山のコメントをありがとうございます。
せっかくですから、私なりにまとめてみました。

① まず、絶対数が足りない。
OECD加盟国の人口10万人当たりの医師数、2002年には平均で290人。
ところが日本は206人。
昭和61年に、厚生省は、将来の医師過剰を理由に、全国一律10%削減している。
(医師会などの業界の意を受けたものではないか)

②これに対して、医師に対する需要が増えた。
高齢化で、医療機関に通う人の数が増え、入院する患者も増えた。
その多くは糖尿病や高血圧、高脂血症、心臓病などの循環器障害の慢性病。
これらは合併症をたくさん抱えるケースも多く、
そうすると1人の患者がさまざまな診療科を訪れ、医師の手間は増加。

③2004年度からスタートした大学医学部の研修制度改革が追い討ちを。
これまで、人事権を医局に握られていた研修医は、
僻地などにも赴いていた。(地方の医療システムを破綻させない役割も担っていた。
しかし改革で、研修医は自分の意思で研修場所を選択することが可能となり、
多くが都会の有名病院に集中、地方の中核病院での医師不足に。

④医師不足が深刻になると、残された中堅の医師に負荷がかかりすぎ、
その苦痛に耐えかねて彼らは開業へ。
ますます閉鎖に追い込まれる病院が増えた。という悪循環。

みなさんのコメントの背後から見えてくるのは、厚生行政のありかた。
医療費を削減するという大命題のために、大鉈を振るった結果が、今の医師不足。

ここにも郵政民営化と同じで、「自由」という名目で、
富める人は良い医療を。貧乏な人には、それなりの医療を。
という考えが色濃く見えます。

解決の方向はどの辺りにあるのか?

難しい問題ですね。
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「平和のための戦争展・守山」のこと キャッチホン

2007年09月08日 13時57分37秒 | Weblog
知人から、守山区で「平和のための戦争展・守山」が開催されると
知らせてきました。
12回目とのことなのでご存知の方も多かろうと思いますが、
念のため、開設されているhpの一部をもって、次のようにお知らせします。

なお、このことは8月18日付けの次の記事と関連するところがあると思っています。
 国民投票法を理由に後援拒否・・名古屋でも。(九条ひかる)
 朝日の記事には (ネット虫)


■第12回「平和のための戦争展・守山」■

【テーマ】『もう戦争はやめませんか』
 今こそ日本国憲法の国を挙げて,9条(戦争の放棄)を世界に広める時。
 日本では原爆,ベトナムでは枯れ葉剤,イラクでは劣化ウラン弾。
【日時】
 9月22日(土)10:00 ~19:00
 9月23日(日)10:00 ~19:00
 9月24日(祝)10:00 ~17:00
【場所等】守山区役所3F講堂/入場無料
【主催】第12回平和のための戦争展・守山実行委員会
【後援】名古屋市教育委員会

【展示】
●第一展示室 「今の世界・日本」
 平和憲法、世界の戦争、核兵器・枯れ葉剤・劣化ウラン弾、米軍基地、環境破壊
●第二展示室 「過去の日本」
 日本の戦争の歴史,戦時中の食事、ヒロシマ・ナガサキ、沖縄戦
●コーナー
 若者コーナー/守山区コーナー(戦争遺跡、桐生悠々、区民の提供品) /
 おばあちゃんの手仕事コーナー/語り部・語り継ぎ部コーナー/紙芝居コーナー/
 各地の戦争展交流会
【特別企画】
9月23日(日)
 ●13:00 ~14:30
 『ハルモニ、助けてください! 日本が同じ過ちを繰り返さないために‥‥ 』
 出演者:金福得(キムポクトク)/韓国統営(トンヨン)在住ハルモニ /織茂秀子(舞台女優)
9月24日(月)
 ●11:00 ~12:00
 『終わらない悲劇、対人地雷』
 解説者:白井敬二(中部地雷問題支援ネットワーク代表、知立市在住)
 ●13:00 ~14:30
 映像&トーク『ヒバクのない未来を目指して』
 出演者:鎌仲ひとみ(映画監督。「ヒバクシャ」「六ヶ所村ラプソディ」等)
     広田奈津子(「環音」「ブログ・ミーツ・カンパニー」主宰。守山区在住) /
     金光美佳(「PLUTY」「六ヶ所茶会」主宰。愛知県大野町在住)/
     高校生代表(3名。名古屋市在住)
 ●15:00 ~16:00
 『やそすけ ”命どぅ宝 ” コンサート』
 出演者:やそすけ(三味線とトーク)/ペッカピィ(西出百合香 歌と三味線)

【問い合わせ先】
「平和の会・守山」事務局(Tel. 090-2578-0537)
 EMail:heiwanokai@ml-b1.infoseek.co.jp
 http://homepage2.nifty.com/stained-glass/heiwanokai/
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本当の国際協力とは・・中村哲氏に学ぶ     まもる

2007年09月07日 23時54分35秒 | Weblog
 ※写真は完成した灌漑水路の様子

 アフガンのテロ撲滅と称して「国際協力」という名目の軍事協力が問題になっている。アメリカを中心とした爆撃でタリバンの拠点に激しい空爆をし多くのアフガン農民が避難民となり死傷している。

 私が尊敬する中村哲氏はこのアフガンの地の医療、灌漑の為に半生を捧げ、その資金作りのために日本にペシャワール会を組織して政府のひも付きでない活動を続けている真の国際人である。
 その中村氏がペシャワール会の年頭の挨拶に次のように述べている。
 テロ特措法が焦点になり、日本の国際協力のありかたが根底から問われようとしているとき含蓄の深い言葉である。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  「2006年度の活を振り返って」  中村哲

 皆さん、お元気でしょうか。  
 いつもの暑い暑い夏がやってきました。この一年をふりかえると、随分と多くのことがありました。     
 ペシャワール会の現地活動は、今年6月を以て、24年目に入った。毎年、報告書を書こうとすれば、「激動」だの、「流動的情勢」だのという表現がやたらに多
い。気がつくと、動いていたのは周りの方で、私たちが努力してきたのは、いつも
出発点に帰ることであった。換言すれば、時代遅れになったということだ。また、国際的でもない。知るのは九州とアフガン東部だけである。それでも難儀しているのだから、優れて地域的な骨董品だと云える。この4年間、用水路工事で河との戦いを通じて、特にそう思った。  
 
 だが骨董品といえども、バカにはできない。日本の古い水利施設を見ていると、過去は現在を知る無尽蔵の宝庫である。真似て良くないこともあるが、徒 に進歩や改革を繰り返して失うことも多い。何だか目まぐるしくなるばかりで、本来私たちが持っていた寛容さ、律儀さ、自然との同居の知恵、人間らしさが退化しているようにさえ思われる。

 「テロとの戦い」に拳を振り上げ、殺戮を繰り返すことが「進歩」だとは思わない。景気回復で貧富の差を増し、華美と精神の貧困が蔓延することが「改革」だとは信じない。この進歩改革の妖怪が、普遍的な真理のごとく、「世界の骨董国・アフガニスタン」に来襲して多くの血を流し、人々を追い詰めたのである。  

 戦を語り、政情を語ることにも疲れてきた。時代の流れに乗るのは、なおさら疲れる。変わらぬものは変わらないし、虚構は一時的に力を振るっても、長くは続かないからだ。

  異国の人々がやってきて、改革を叫んでは血が流れ、評論と虚偽がはびこり、そして去ってゆく。しかし、確たる事実は、彼らが何を守ろうとしているのか不明だが、我々には守るべき人間としての営みがあることである。敢えて信念らしきものがあるとすれば、これに尽きる。私たちの活動をささえるものは、それ以上でもそれ以下でもない。
 
 07年度も、なおさら変わらず、仕事を続けて行きたい。

※ペシャワール会について感心のある方は「ペシャワール会」または「中村哲」で検索ください。
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北朝鮮の拉致問題への対処を聞かせて(保守系)

2007年09月07日 23時26分04秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
戦前の日本の行為を裁くへそ曲がりさん・守るさん達にお聞きしたいのです。
またまたお二人は、九条を守るのが当然とも主張されています。
さて、これまでも北朝鮮の日本人家族の拉致問題への共産党の議員や社民党の議員の胸に青いリボンが無い事を言ってきました。
何故なのか?なのです。
守るさんやへそ曲がりさんの家族が北朝鮮に拉致されていたら、貴方方はどうされるのでしょうか?
6カ国協議においても日本の拉致問題も枠の外に置かれそうです。
二国間協議(北朝鮮と日本の)がモンゴルで開催されましたが、進展はないようです。ブッシュのアメリカにして見れば、北の核兵器が大事な問題であり、拉致問題は、それ以上でもなくそれ以下でもない、結論からいえばどうでも良い問題のようです。さすが安倍内閣も拉致問題が解決しない限り北朝鮮への支援は、アホな韓国の大統領と違って、しないでしょうが、ブッシュにとっても所詮は核兵器の凍結さえ出来ればもうそれで良いのでしょう。
へそ曲がりさんも守るさんもあの横田夫婦の気持ちは理解出来ますか。
そう日本が戦前、韓国を併合したから仕方ないなどと言うのでは、ないのでしょうね。是非お答え下さい。
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なぜ医師不足が?   楽石

2007年09月07日 09時14分01秒 | Weblog
最近、お医者さんがいなくて病棟が閉鎖とか
高い給料で産科医を雇ったなど・・
医者不足が表面化しています。

何年か前から病院の先生がどんどん
変わっていった時がありました。
お世話になっていた先生が、大変なことが・・・
と言葉を濁してみえました。

大学の研修医が、自分の好きなところに
就職できるので、医師不足が起こったと
報道されています。

では、大都会では医師余りなんでしょうか?

ある人は、入学する時に、簡単に志望先を
変えられないようにしないと
勤務の楽な科に変わってしまうと。

どうも、全体像がよく分かりません。
どなたか教えて下さい。
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凄い執念だこと。          ネット虫

2007年09月07日 01時11分36秒 | Weblog
「海自活動継続へ テロ新法提出強まる 自活動継続へ」
                   サンケイWEBより

 政府・与党は5日、インド洋での海上自衛隊の洋上給油活動の根拠となっているテロ対策特別措置法が失効する事態に備え、早ければ9月下旬にも海自活動を規定した新法案を国会に提出する方針を固めた。テロ特措法の期限を延長する改正案提出を断念することも視野に入れている。1~2カ月の活動中断を覚悟してでも新法案を成立させ、早期の活動再開を目指す構えだ。
   
また、野党の出方次第では、テロ特措法改正案の提出を取りやめ、新法案に民主党が求める民生分野のアフガニスタン支援策や国会による事前承認などの主張を盛り込むことも検討している。

 新法案成立が11月2日以降になる場合、海自部隊は活動中断を余儀なくされるが、防衛省幹部は「インド洋で海上阻止活動を行っている多国籍軍の中でも、国内事情で一時活動を中断した例はあり、日本が非難されることはない」と語る。また、自民党国対筋は5日、「海自部隊には1カ月程度、どこかに寄港してもらうことになるが、絶対に撤退はさせない」と語った。






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大谷昭宏氏 気合十分 !!!          九条ひかる

2007年09月06日 14時12分01秒 | Weblog
① 1日の土曜日に大谷さんと市内のホテルで講演の打ち合
わせを行いました。
 当初、60分の予定でお話をいただくことになっていまし
たが、「安倍首相のこと、民主党のこと、憲法九条のこと、
解散総選挙のこと、政界の裏話などなど、話したいことが
いっぱいあるので15分の延長をしたい」と本人から言われ
ました。
 「つどい」の配分が決まっていて悩みましたが、大谷さ
んのご希望を入れ、75分のお話になります。
 大谷氏も気合十分のようです。

② 50人合唱の「われら愛す」(幻の国歌)も順調に練習が
進んでいます。山岡さんには、オリジナル曲を三曲歌って
いただきます。

③ 平和のリレートークもあります。平和・戦争・九条について、青年と婦人、戦争体験者である高齢者の方に夫々語っていただくつもりです。

 ぜひ、是非 ご参加下さい。

 大きく動くいまの世がどう展開するのか?                  参加いただけば、必ずお役に立てる会にしたいと頑張っています。
                           
    
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再びの投稿を願いながら         千里眼の妻

2007年09月06日 11時06分37秒 | その他
 このブログの読者の皆様から、夫「千里眼」が7月より突然、投稿を休止したことについて、いろいろ、ご心配をいただいております。
 投稿が出来なくなった理由は、7月中頃に事故に会い、脳挫傷によるくも膜下出血ということで、現在入院加療中だからです。
 身体的にはかなり回復してリハビリに勤しんでいますが、頭の打撲による後遺症が残っており、まだパソコンに向かうほどには回復しておりません。
 本人も残念だとは思いますが、いま少し回復を待って再び皆様の仲間に復帰出来る事を家族としても心より願っております。
 遅くなりましたが、とりあえずお知らせまで。
                           
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トンチンカン歴史観  へそ曲がり

2007年09月05日 13時00分10秒 | 歴史・戦争責任・戦争体験など
 1週間から10日に一度の帰宅になるため、意見を出すのがどうしても遅くなります。お許し下さい。

 まずは、8月25日付の私の投稿に対する「保守系」氏の2回目のコメントについて、

1“個別な事柄ははもう止めませんか”と言いながら、いつもながらのビントの外れた個別な事柄を持ち出して来るのはどちらか。

2 フィリピンはマニラの「オープン・シティ」の話を持ち出して来たのに、いきなり南京の「オープン・シティ」の話にすり替えてきた。
 では、日本軍は南京に対してどんな「布告」を出したというのか、それを説明してほしい。 

3「パール判決書」について、なぜ人数が必要なのか、それを私に聞いてどうしたいのか?もう一度紹介した「判決書」を詳しく読み直すか、お手持ちの「タイム・マシン」に乗って、本人に聞きに行ってほしい。でも、この件については後退したようである。
  
4「東京裁判」の正当性について
 ① 2つの側面があることについては、以前にも簡単に触れた。
 ② では、なぜ「ポツダム宣言」を受け入れたのか、彼は“仕方がなかった”としか言わなかった。また、日本政府が「サンフランシスコ条約」をなぜ受け入れたかも説明してはいない。
 ③「正当性」うんぬんを言うのなら、受け入れてはいけない筈である。拒否して「本土決戦」(決号作戦)に賛成しなければいけない筈である。
 ④「決号作戦」についてもお尋ねしたら、これもまたまた沈黙。
 ⑤「ポツダム宣言」・「本土決戦」・「東京裁判」・「日本国憲法」・「サンフランシスコ条約」は全て連続性を持っている。
  時間の長短は関係がない。いつも「連続性」を主張する彼が、どうしてこれをバラバラにするのか、首を傾げる。

 “面倒な方”である。


 次いで、8月26日付の私の投稿に対する「保守系」氏のコメントを読んで、もう一度論稿を読み返した。“核保有の準備には・・・”と書かれているが、“核武装準備「宣言」・・・”とはどこにも書かれていない。
 いったい、これを読んで、「西部」氏が“・・・宣言」までで・・・本格的には装備出来ない・・・”とか、“核は基本的に使えない”とか“核武装しろとは言っていません”とか、主張しているなんて、誰が思うだろうか。

① “核武装をしろといったいるわけではありません。・・・「西部」も・・・言っていません”。これって「核は持たない」という意味ですね。
②“へそ曲がりさん、核兵器は持つことに意味があるのであって使用できないのです”。

「持たない」ことと「持つ」ことが同じ意味なのだろうか。私には彼の頭の構造が“よくわかっていない”のである。
【痩せ犬の遠吠え】、「保守系」氏のコメントを読んだ瞬間の私の感想である。

 もう1つだけ言いたい。25日付の終わりの方のコメントを今日見た。開いた口が塞がらないほど呆れ返ってしまった。
 例によってくどくど余計な事を書いているが、1つだけ挙げれば十分であろう。
 
 日本軍のバンザイ突撃の理由を「リンドバーグ日記」に求めていることである。どこがおかしいか。「リンドバーグ日記」をちょっと見ただけで歴史史料としての価値が「ゼロ」ということが分かる筈である。
「タラワ戦」は確かにあった。1944年であったことも確かである。では、「リンドバーグ日記」に書かれているような理由で「バンザイ突撃」は始まったのか。
 彼がバンザイ突撃の件を持ち出したのは「ガダルカナル戦」である。この戦闘は1942年である。1944年の結果を見て1942年の方針を決めたと言っているのである。こんな誤りは小学生でも分かる。歴史の事実を全く知らないということを見事なほどに暴露している。
 つまり、原因と結果をあべこべに描いて歴史を語っていることである。このことについては別件で「千里眼」さんからも厳しく指摘されたはずである。
「タラワ戦」については、ロバート・シャーロッドだったと思うが、「タラワ」という著書によって知られるようになった。私も読んでいる。その他にもたくさんの「タラワ戦記」を読んでいるが、リンドバーグの言うような事実?はどこにも出ていない。
 
「保守系」氏は私のことを「自虐史観」とか「東京裁判史観」などとさかんに毒づいているが、私の方から彼を見ると「トンチンカン歴史観」としか言いようがない。これでは「撤退」と称して「遁走」するより方法がないだろう。気の毒である。
 なお、「日中・太平洋戦争」や「東京裁判」・「日本国憲法」について語れ語れと言ってきたのは彼である。喧嘩を売っておいて勝手に逃げ出すのはどうだろうか。こちらは言いたいことの1割も言ってはいない。
 


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「生き甲斐」という治療            ブログ管理人

2007年09月05日 00時19分06秒 | Weblog
 がんと闘い続け、闘病の様子を感動的な「近況報告」として投稿くださっている「へそ曲がり氏」の奥様より、今回の病院内での語る会の経緯についてのメールをいただきましたので感想とともに語る会での写真を紹介します。

 へそ曲がりさんは、去年の7月よりこのブログに参加されましたが、登場早々の7月7日の「ミサイル騒動の情報操作が怖い」の投稿に27ものコメントが寄せられ激しいやりとりとなった事でまず驚かされました。それ以降「保守系さん」などとの熱のこもった論争で具体的な資料を提示する精密さに感心しました。
 ところが、10月にはがんの宣告と手術で闘病生活に入られました。しかし、それ以降も小康状態となれば、戦争体験・戦争責任・病状の報告など次々と投稿していただきました。
 本人が言われるように、進行がんとの苦しい戦いの中でいつもこのブログの事を忘れずに、病床にあって奥様がプリントアウトし届けられる記事を楽しみにしてみえました。そして一日も早く投稿の常連として復帰することを願ってみえました。
 しかし、最近では発熱や食事が通らない事で体力の消耗も激しく気力も萎えがちだったそうですが、今回の投稿のように「戦争体験を語る」というチャンスに恵まれ、積極的に挑戦されました。
 ベッドに持ち込んだノートパソコンを抱えて、看護士さんや奥さんが心配するほどの気力で原稿に取り組まれたそうです。
 今回の語る会では20人をこえる病院関係者が参加されました。そして氏の1時間に及ぶ語りに聞き入ってみえたそうです。

 そして最後に「私は、最低三年間は生き続けるつもりです。あの国民投票にNOを投票するまでは。」という言葉で結ばれたそうで、看護士さんには涙浮かべる方も見受けられたそうです。
 そして、会の後は疲れは隠せなかったけれど、顔は晴れ晴れとした達成感と充実感に満ちた表情で、久しく見られなかった笑顔が素敵だったそうです。

 今回のへそ曲がりさんの体験をお聞きして、深く考えさせられたことがあります。それは
 特にがん治療に必要なものは、最新の医療技術以外に「生き甲斐」を保障するという治療だということです。

 今回のことでも分かるように、本人の生きる強い意志を支えるようとする、奥さん(家族)の励まし、そして患者の「生き甲斐」を保障しようとする治療スタッフの理解と協力が何より必要です。

 へそ曲がりさんは、とても幸せであると感じました。現在このように積極的に患者の「生き甲斐」まで保障しようとする医療機関は多くありません。

 最後に、その「投稿」と「生き様」で我々のブログの投稿者、読者に感動を与えてくださった「へそ曲がり氏」及び奥様、医療スタッフの皆様に感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

    
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近況報告 4   へそ曲がり

2007年09月04日 12時18分35秒 | その他
 病室へのパソコンの持ち込みが許可されてから、このブログのことが度々話題になりました。
 そんなある日、“9条と空襲体験について職員に話してほしい”との依頼を受けました。
 びっくりしたものの、日頃からお世話になっていることもあり、何とか応じたいと思い、原稿をまとめてきました。
「9条とわたしの空襲体験」というテーマでおよそ1時間、昨日やっと責任を果たすことが出来ました。
 医師・看護師さんなど20人以上の方々を前に話をすることが出来ました。 
 後から、参加出来なかった人のためにもう一度お願いするかも知れないとも言われました。
 もし戦争になったら、病院関係者のみなさんは真っ先に戦場に駆り出されることで、9条の今後に強い危機感を抱いてみえることもよく分りました。
 こういう機会を作って下さった病院のみなさんに深く感謝しています。
 また、こんなことが出来たのも、このブログのみなさんのご意見がすごく参考になっていたからだと思いました。
 みなさんにも感謝しています。ありがとうございました。
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