九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

スポーツマスコミのバラエティ-化に  文科系

2022年03月23日 00時08分03秒 | スポーツ

サッカー日本人選手、世界的名監督との出会い二つ  文科系 

 このエントリーに関わって、前から書きたくて仕方なかった表記のことを書いてみたい。

 世界的名監督として功成り名遂げたペップやクロップも、「ビッグボス」などと呼ばれ、選手らを差し置いて鳴り物入りで持てはやされて売りにされるかの如きスポーツ宣伝、チーム宣伝は間違いなく拒否すると思う。これと同じ事を、岡崎慎司をこのブログでずっと追い続けてきて、痛感してきた。岡崎というこの名選手がぽっと出の若者や、なにかマスコミ宣伝機関、会社と提携しているかのごとくに多く顔を出す選手に比べて、どうして扱いが少なく、小さいのだろうと。こうして思った。ある種のスポーツマスコミはどうも、スポーツ自身を世に広めてくれるものではないらしく、別の方針で動いているらしい、と。

 こういうマスコミ世界はあっても良いとは思う。好きでみたい人がいるのだから。ただし、スポーツよりも「スポーツバラエティー」の扱いが多く、大きくなりすぎたかして、スポーツ自身の大事な所がどんどん欠けていくマスコミ傾向には何か腹が立つ。この問題には、スポーツ自身と興業としての「観せるスポーツ」との問題が絡んでいることも明らかだろうし、案外根の深い、人が考えるべき問題になっているのではないか。一例で、サッカー雑誌にも「マガジン」と「ダイジェスト」があるが、前者がバラエティー的で後者がスポーツ的と僕は読んできた。そして、いつの間にか前者は買わなくなった。このように、あるスポーツ雑誌を読むようなコアなファンは、バラエティー的なものは買わないだろうということから、マガジンの売り上げはどんどん減ってきたはずなのだ。

 ちなみに、いろんなスポーツの後援をしている新聞社やそのテレビ局は、野球の興行主同然の歴史を持っていることからして「見せるスポーツ」の立場なのだ。マスコミの野球偏重に基づいたこの「見せるスポーツ化」傾向が、スポーツのバラエティー化に拍車を掛けているといったら言いすぎだろうか。日本のマスコミ連合が、サッカーコンテンツでダゾーンに負けたのはそういう結末? さらにちなみに、近年のアメリカ野球ははっきりと弱くなったが、これはアメリカにおけるスポーツのバラエティ化の影響もあるのではないか。大谷翔平のホームランだけを狙っていることが明らかなような打撃スタイルを観ていても、そんなことを思うのである。天国の野村克也さんも、僕と同じ事を語り、嘆くはずだ。

 スポーツマスコミのバラエティー化、エンタテインメント化はほどほどにして欲しい。まずスポーツ自身の現在と、その「神髄」を伝えるものであって欲しい。視聴者から観ればスポーツマスコミもまずスポーツの伝道者なのであって、これが特にエコ贔屓する野球、相撲のバラエティ化が期せずして「するスポーツとしての人気」をすら落としているのではないか。するスポーツとしての人気が落ちれば、長い目で見るとそのスポーツは廃れていく他はない。相撲がその筆頭で、サッカーと争っている野球もそれに次いでいく傾向にある。中学、高校の野球部がどんどん潰れていくのを、そのバラエティー化で止められると考えているやの傾向などは、笑えるだけだ。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サッカー日本人選手、世界的... | トップ | 八十路ランナーの手記(42... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。