共同通信がいち早く伝えた表記の記事内容をお知らせしておく。例によって、好挑戦者で、藤井と練習相手をずっと務め合ってきた永瀬拓矢の序盤リードを終盤に大逆転という勝負であったらしい。
めったに観られない歴史的瞬間に出くわしたということだ。僕の同人誌仲間に、僕と同年齢の女性が一人、藤井さんと同じ瀬戸市の住人がいるが、今ごろ大喜びで祝杯を挙げていることだろう。
こうなると次は、藤井聡太8冠の冠のどれかを誰が最初に奪うか、日本中の大きな話題になっていく。
『 藤井、将棋初の全八冠制覇 王座奪取、プロ入り7年で頂点に
2023/10/11 21:01 (共同通信)
将棋の藤井聡太七冠(21)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=は11日、京都市で指された第71期王座戦5番勝負第4局で永瀬拓矢王座(31)を破り、3勝1敗で王座を奪取し、史上初めて全八冠独占を果たした。2017年に過去最も多い八大タイトル戦に移行してから、初の全冠制覇となった。
14歳の中学生でプロとなった若き王者が、わずか7年で棋界の頂点に駆け上がった。
タイトルが複数になってから全てを独占したのは4人目となり、羽生善治九段(53)は1996年、七冠の時代に達成。故大山康晴15世名人は五、四、三冠、故升田幸三実力制第4代名人は三冠の時に成し遂げた。
藤井八冠は同時に持つタイトル数で、羽生九段が樹立した七冠を上回ることになる。羽生九段は全七冠独占から5カ月半後に棋聖を失い、その後全冠復帰はできなかった。今後は藤井八冠がタイトル独占をどこまで維持できるかが焦点だ。年内の防衛戦は竜王戦が最後となり、年明けには王将戦が始まる。』