所属大学の学生・安倍晋三評
書評「安倍晋三の正体」②
この本から、所属大学の安倍晋三評を紹介してみよう。「安倍の母校である成蹊大学の元学長で国際政治学者の宇野重昭」、および「留学していた」とホームページに載せていた南カリフォルニア大学の評である。
『 安倍君は保守主義を主張している。それはそれでいい。ただ、思想史でも勉強してから言うならまだいいが、大学時代、そんな勉強はしていなかった。ましてや経済、財政、金融などは最初から受け付けなかった。卒業論文も枚数が極端に少なかったと記憶している』
『 《安倍君には政治家としての地位が上がれば、もっと幅広い知識や思想を磨いて、反対派の意見を聞き、議論を戦わせて修正すべきところは修正するという柔軟性を持ってほしいと願っている》(以上、野上忠興『安倍晋三 沈黙の仮面』)』
次は、安倍がかつて「南カリフォルニア大学政治学科に留学」と記していたので、当時この大学の広報担当者に確認を取ったところ、こんな答えが返ってきたと、紹介してあった。
『《シンゾウ・アベは78年の春期、夏期、秋期のみ在籍しています。その間は本学の正規の学生ですが、専攻はまだありませんでした。取得したコース(講座)は全部で六、そのうち三つは〝外国人のための英語〟です。政治学は入っていません。一コースは四単位ですから取得単位は二四。卒業できる数字ではありません》(「週刊ポスト」二〇〇四年二月一三日号』
書評「安倍晋三の正体」②
この本から、所属大学の安倍晋三評を紹介してみよう。「安倍の母校である成蹊大学の元学長で国際政治学者の宇野重昭」、および「留学していた」とホームページに載せていた南カリフォルニア大学の評である。
『 安倍君は保守主義を主張している。それはそれでいい。ただ、思想史でも勉強してから言うならまだいいが、大学時代、そんな勉強はしていなかった。ましてや経済、財政、金融などは最初から受け付けなかった。卒業論文も枚数が極端に少なかったと記憶している』
『 《安倍君には政治家としての地位が上がれば、もっと幅広い知識や思想を磨いて、反対派の意見を聞き、議論を戦わせて修正すべきところは修正するという柔軟性を持ってほしいと願っている》(以上、野上忠興『安倍晋三 沈黙の仮面』)』
次は、安倍がかつて「南カリフォルニア大学政治学科に留学」と記していたので、当時この大学の広報担当者に確認を取ったところ、こんな答えが返ってきたと、紹介してあった。
『《シンゾウ・アベは78年の春期、夏期、秋期のみ在籍しています。その間は本学の正規の学生ですが、専攻はまだありませんでした。取得したコース(講座)は全部で六、そのうち三つは〝外国人のための英語〟です。政治学は入っていません。一コースは四単位ですから取得単位は二四。卒業できる数字ではありません》(「週刊ポスト」二〇〇四年二月一三日号』
学生時代には、政治家になろうなどとは考えていなかったのだろう。なるつもりだったなら、こういう「学歴」は恥になると、普通の人間なら考えるはずだ。以降さぞ猛烈に政治学、経済学などを勉強したのだろうか?
(以上を送ってからの追加お知らせ)
彼は多分この後も政治の勉強をしなかったのだ。その証拠を当ブログに僕は書いている。以下のエントリーを参照されたい。
『 安倍晋三氏は政治教養がない 2022年02月22日 』
これの出し方は、こうする。右欄外今月分カレンダーの下「バックナンバー年月」をスクロールして2022年02月をクリック。すると、直上のカレンダーがその月分に替わるから、その中の22日をクリック。これで、エントリー欄がその日の原稿だけに替わり、該当のものがお読み願えます。