九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

ニュースの言葉    落石

2009年06月14日 18時53分55秒 | Weblog
NHKの海外ネットワークを観ていました。
イランの大統領選挙の結果について
放送していました。

首都テレランでは、野党優勢でいたが、
接戦とはならず、現在の大統領が当選。

気になった言葉その①
「国際社会との協力」
与党にはこうした言葉はなく、野党候補にのみ
使われています。
アメリカとの協力関係を国際協力という
普遍的な言葉で表現していました。

気のなった言葉その②
「バラマキ」
与党側が石油で得たお金を農村の社会福祉に
使っていることをバラマキと表現していました。

肯定的な言葉を野党側に、否定的な言葉を与党に使うのは
バイアスのかかった報道。
アメリカよりの報道といわれても仕方ないでしょう。

そして、このことは日本のなかでは
誰も批判しないことでもありますが・・・





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岡崎慎司の凄さの立派な表現  文科系

2009年06月14日 14時53分35秒 | スポーツ
日本代表FW岡崎の凄さを僕はここでも去年から書いてきた。その通りに今年になって彼はさらに一皮むけてきた。8ゲームで7得点などという選手がここ4回のワールドカップ日本代表にいただろうか。

さて、僕が誰かからの受け売りなどではなく自分で考えて書いてきた岡崎の特長をそっくりなぞったような評論が、最新号の週間サッカーダイジェストに載っているので紹介したい。彼はまさに、こういう選手なのだ。顔がけっして知性的とは言い難いので損をしているが、非常に賢い青年だと思う。
以下に彼を描いた場面も南アワールドカップ出場を世界で最初に決定したあのウズベキスタン戦の得点シーンである。当ブログでも知ったかぶりして無責任に人を批判する誰かが僕の評論を否定して論議があったシーンだが、この記事は僕が述べた通りを書いてある。

【 このゴールが決して偶然の産物でないことは、これまでに何度も実証されている。09年に入ってからの岡崎は、すでにA代表のゲームで6ゴールを奪っていた。先のキリンカップでは2試合3得点。そのどれもが、決して簡単ではないものばかりだった。誰よりも早くスペースを見つけて動き、相手ディフェンダーに体を寄せられてもバランスを崩さずにトップスピードのままボールを止め、素早くシュートモーションに入る。(中略)
4大会連続のワールドカップ出場を決めたこの日の一撃も、結局はすべて本人のシナリオどおりだったのかもしれない。中村憲にボールが入った瞬間、岡崎はすでに相手最終ライン裏のスペースへ全力で走り始めている。『憲剛さんがいいボールをくれました』という事実も見逃してはいけないが、そのパスを引き出したのは間違いなく、岡崎自身から放たれた”リズム”だった。】

この岡崎、かって日本にいなかったようなFWだと僕は書いてきた。まずシュート技術が極めて多彩かつ繊細に上手い。次いで、いつも前へ詰めて、他人が放ったものでもシュートがでるとさらにまた前へ詰める。不器用な中山雅史が多くの点を取ったのは、この「詰める」ということの繰り返しからなのだと言われている。「ゴール前では何かが起こる」という格言どおりに、ダッシュの走力やスペースなど周囲の状況を見る目などを、誰よりも繰り返して鍛えてこないとなかなかできないことなのだ。そしてまた、体も強い。現在世界1のフォワード、バルセロナのメッシも169センチであれだけできるのは体も強いのだろう。メッシとイニエスタ両天才の武器はアジリティーだが、岡崎のそれもすごい。

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FCバルセロナのサッカー(2)   文科系

2009年06月14日 10時28分33秒 | スポーツ
1 得失点、選手たちのこと
チームの特徴は、最大目標である得失点から見るのが最もわかりやすいだろう。今期のその結果を見てみよう。
今期38のリーグ戦ゲームで、総得点105、失点は35である。得失点差は実に+70。1ゲーム当たり得点2.8、失点0.9 もすごい。得点が失点の3倍などというのは、日本にはまず存在したことがないのではないか。個人得点のリーグベスト10に、2、4、6位と3人のFWが入っている。エトー30、メッシ23、アンリ19である。

次いで選手たちのことだが、まず気づくのはこんなことだ。一つは、下部組織出身者が圧倒的に多いこと、もう一つは中心選手たちがとても小さな体だということである。
下部組織出身者については、こんな数字がある。本年度ヨーロッパクラブ杯決勝戦の先発のうち7人が、バルセロナの下部組織出身者であった。今期の新人監督、グァルディオラ(38歳)自身も下部組織出身の名選手から監督になった初めての人であり、以下の中心選手3人もそうである。

チーム関係者が最も褒める選手は1にメッシ21歳、2にイニエスタ25歳。各169センチ、170センチと非常に小さい。副キャプテンのシャビも170センチ。メッシはFWの中心選手であって、イニエスタとシャビはチームの心臓部・3人の中盤の前二人で攻守を司っているが、もう一人の先発中盤選手も下部組織出身者である。大金を出して世界的名選手を買いあさる巨大チームが近年多いなかで、取り分け異彩を放っているものであり、なんか、とても好感が持てる。
また、今年度世界ナンバー1クラブと言って良いこのチームの攻撃陣がこんなに小さいというのは、日本人でも将来なんとかとか、そんな希望を抱かせてくれる。

2 チームのスタイル
①全員攻撃、全員守備。
DFを第1攻撃手と位置づけていて、その精度の高い球出しから攻撃が始まる。また逆に、身方から見て前の方で敵にボールをとられたら、先ずFWが最低15mほどの全力疾走で敵ボール保持者にアタックしていく。去年までこのチームにいた有名なロナウジーニョを新人監督が首を切ったのは、防御をしないからということらしい。
②ボール保持率重視。ボールを奪われたらすぐ奪い、逆になかなか奪われない
③縦に短く横に広い4-3(1-2)-3の布陣で、①②を実現。縦は、DFラインが前に構え、FWも下がって守備をするから、身方10人が高い位置の縦30mほどの範囲に集まる。この身方密集範囲に敵ボールが入ったら絶対に奪ってやるという、そんなスタイルなのだ。代わりに攻撃時などは、横幅をいっぱいに使いつつ伸縮自在を繰り返す。トップ3人のうちのサイド選手2人がサイドラインまで開いて構え、中盤やサイドバックがその前を通ってゴールに攻めあがる。
④敵よりも速い判断でパスを、横にではなく縦に繋ごうとするサッカーである。「早い判断力がないと、ボールを縦には出せない」と、こんなことが常識になっているらしい。敵ゴール前でもこれを目指していて、小さなスペースを使いつつどこかで数的な身方優位を作って点を取る。
⑤時に勇気を持ってリスクをおかすのもこのチームの特徴である。DFが思い切って前へ詰めるのもそうだし、FWなど前目の5人やサイドバック2人が④を目指してどんどん攻めあがるのもそういう考え方によるもの。

3 感想など
改めて勉強してみて驚いた。「このスタイル」は我々日本人にとって既にお馴染みのものではないか。あのオシム、彼を引き継いだ岡田らが目指しているサッカーと瓜二つと言って良い。彼らが「日本人に合うサッカー」を、体が小さくて組織的・技術的であり、敏捷性を生かしているスペインから仕入れてきたのではないかと思った次第だ。
Jリーグでこの典型は名古屋グランパス。ストイコビッチがオシムの弟子なのだから、当然かも知れない。去年調子の良いときのグラは、フィールド選手10人の縦幅がガンバ大阪と並んで極端に狭かったものだ。この点はこのブログでも大いに強調したところである。そう言えば、今年のグランパスや、岡田ジャパンも調子が悪いときは、DFラインが極端に下がってしまうらしい。DFラインを上げるのは、本当にリスキーであって、勇気がいることなのだろう。
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