★補給艦の再出動★(週刊金曜日 ジャーナリスト 三宅 勝久氏の投稿)
新テロ特措法の強引な成立で、インド洋周辺での給油活動が再開する。佐世保基地から補給艦「おうみ」が、横須賀基地から護衛艦「むらさめ」がそれぞれ任務に就く。
「国益」「国際社会における地位向上」「日米同盟」と叫ぶ与党議員だが、隊員の死亡や部隊の不祥事など足元の問題には触れようとしない。
防衛省によれば、テロ特措法とイラク特措法で派遣された自衛官のうち、在職中の死亡者は35人。うち16人が自殺だ。海上自衛隊は自殺8人、「事故・不明」「病死」が各6人の計20人にのぼる。
2002年5月に心臓発作で死亡した佐世保基地所属の護衛艦「さわかぜ」の曹長(51歳)は1ヶ月間で140時間もの残業をしていたことが判明している。
昨年7月には、派遣中だった同基地所属の「きりさめ」で50歳代の曹長が自殺した。背景は不明だ。
横須賀基地では昨年12月14日深夜、第1護衛隊群の旗艦「しらね」(艦長・松岡秀樹一佐)で火災が発生した。火元は火の気のない戦闘指揮所(CIC)で、損害は推定数百億円。
海上幕僚監部は「調査中」というが、不審火の疑いは捨てきれない。同基地では過去に「うみぎり」でいじめを背景とする不審火事件が発生している。
また同基地では、05年に潜水艦隊で薬物乱用が明らかになったほか、護衛艦隊旗艦「たちかぜ」(除籍、当時の艦長は越智修司1佐)のCICでは暴力・恐喝事件によって隊員が自殺した。強姦・強盗など市民の被害も続出。
身内の不始末も解決できないまま、自衛隊はどんな「国益」を追及するというのか。
新テロ特措法の強引な成立で、インド洋周辺での給油活動が再開する。佐世保基地から補給艦「おうみ」が、横須賀基地から護衛艦「むらさめ」がそれぞれ任務に就く。
「国益」「国際社会における地位向上」「日米同盟」と叫ぶ与党議員だが、隊員の死亡や部隊の不祥事など足元の問題には触れようとしない。
防衛省によれば、テロ特措法とイラク特措法で派遣された自衛官のうち、在職中の死亡者は35人。うち16人が自殺だ。海上自衛隊は自殺8人、「事故・不明」「病死」が各6人の計20人にのぼる。
2002年5月に心臓発作で死亡した佐世保基地所属の護衛艦「さわかぜ」の曹長(51歳)は1ヶ月間で140時間もの残業をしていたことが判明している。
昨年7月には、派遣中だった同基地所属の「きりさめ」で50歳代の曹長が自殺した。背景は不明だ。
横須賀基地では昨年12月14日深夜、第1護衛隊群の旗艦「しらね」(艦長・松岡秀樹一佐)で火災が発生した。火元は火の気のない戦闘指揮所(CIC)で、損害は推定数百億円。
海上幕僚監部は「調査中」というが、不審火の疑いは捨てきれない。同基地では過去に「うみぎり」でいじめを背景とする不審火事件が発生している。
また同基地では、05年に潜水艦隊で薬物乱用が明らかになったほか、護衛艦隊旗艦「たちかぜ」(除籍、当時の艦長は越智修司1佐)のCICでは暴力・恐喝事件によって隊員が自殺した。強姦・強盗など市民の被害も続出。
身内の不始末も解決できないまま、自衛隊はどんな「国益」を追及するというのか。