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極楽の日本語を読んで    落石

2008年03月25日 18時25分45秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など

ノンフィクション・ライターが句会に参加したノンフクション。
俳句はよく分からない日本語、と感じていた著者が、
日本語のプロという自負から、一年間にわたって俳句に挑戦。
当初は、散文と韻文の違いに戸惑いを感じていたが、
やがて、その面白さに気づき、のめりこんでいく。

なぜ俳句を作るのか?俳句の楽しさとはどこにあるのか?
そんな疑問に答えてくれる一節。

秋晴れの下、地面を見ながら歩いていると、ふと目にとまったミミズ。
一匹の大ミミズがアスファルトの路上を伸縮しながら横切ろうとしている。
「なんだ、ミミズか」と、ふと天を仰ぐと、抜けるような青空が広がっていた。
どんな事情があったのか知らないが、地上に出てしまった可哀想なミミズは
アスファルトに阻まれて地中に戻ることが出来なくなったらしい。
そんなミミズの様子を眺めているうちに、なんだか可笑しさがこみ上げてきた。
そして、ふっと句が浮かんだ。
 
  天高しみみずはいゆくアスファルト

この句が出来た瞬間、これは今の私にとって、作るべくして作った句であると
思うことが出来た。
作者の心象風景であると思えた。
俳句を取っ掛かりに、日本語の表現の奥深さを知ろうと恥をしのんで
内面をさらしてきた。
そんな私は、地から出てアスファルトを這うミミズと同じ境遇に思えた。
これは類句があるとか、技法がどうとか、上手い下手とかいうこととは
一切関係ない。オリジナルな句である。

著者が用いた技法は、散文でいえば「他者になりきる」というもの。
自分がミミズと同じだと、感じた瞬間に句が生まれたわけです。
言い換えれば、日頃とは違った視点からものを見ることによって
新しい世界を発見したことに。

この句を読者の立場から見れば、作者がミミズと同じ様な境遇にあるのだと
読めるかどうか?が、問われることになり、
作者、読者の読みが一致した時こそ句会は極楽の時間となる。

俳句という韻文の世界を散文のプロが体験して書かれた一書。
俳句を知るうえで興味深い本。

(極楽の日本語 足立紀尚 河出書房新社)
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「LОVE & ビンボー 春祭り」のご案内       ネット虫

2008年03月25日 10時41分03秒 | 国内政治・経済・社会問題
日時・・4月27日(日)10時から
場所・・矢場町・若宮広場・カラクリ時計付近
名称・・反貧困名古屋ネットワーク 春祭り 「LОVE & ビンボー」                     「アースディあいち2008」同時開催
内容・・炊き出し・イベント・パフォーマンス・フリーマーケット・物々交換
    労働・生活相談・ビックイシュー販売など
行進・・15時半より・・ビンボー大行進。
 
主催・・反貧困名古屋ネットワーク(略称 P net) 

詳細は http://blog.goo.ne.jp/nagoya_p_net/ へ
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「安くしたい」石油小売業者  文科系

2008年03月25日 07時58分13秒 | 国内政治・経済・社会問題
行きつけのガソリンスタンドに聞いてみた。僕は、大きな政治活動をやっているつもりなのだ。下手な演説なんかよりはるかに周囲を動かす力も影響力も強いから、「活動」と言えるのである。言葉の宣伝だけで「情勢にあった行動提起」らしいものを思いつけない政党も、こういう「活動」をこそもっと取り入れる哲学を持つべきだとも思っている。
「どう、おたくも4月1日から安くなるの?」
「それが、社長が元売りに必死にたずねても返事がはっきりせんのですわ。まるで、値下げしないようなことを言う」

石油会社の曖昧な態度は多分、小売りの買い控えを警戒しているのだ。ただし、不景気真っ最中のスタンドのほうは必死に動いているらしい。そりゃそうだ、4月1日に即安くする小売りが出たら、こういう時期にお得意が別のスタンドに乗り換えてしまう。僕も含めてお客のほうもとうぜん、安く買いたい。特に、あんな伏魔殿の国交省なんかに特別税なんか払いたくない。
「最近は、5~10リットルなど当面使う量だけ給油するお客さんが増えました。買い控えはもう始まっている」
これは、今日の毎日新聞に載った東京のガソリンスタンド店員の話だ。

この問題では、自民党が開き直り始めたようだ。自民党・谷垣政調会長は「残念ですが、仕方ありません」と民主党政調会長に回答したらしい。自民党がこの土壇場で道路族と国交省主導で動いていることが、はっきりしてきた。谷垣自身が最近道路族のボス・古賀誠の傘下に入った人物だし、自民党全体も「開き直って、民主党の失点を待つ」作戦しかないようだ。が、いくつかの世論調査結果は断然値下げ派が多いから、僕は嬉しい。

これで自民党が下野する可能性が急増してきたと、僕は思う。一端値下げされた後に4月末の「暫定税法案、衆議院再議決」が待っているのだから。ここまで持ってきた民主党はまことにあっぱれであると言いたい。

伏魔殿の、道路族と国交省に良いようにされては、日本もお終いだ。こんな絶好機にまたまた万年与党をつぶせなくては、またまた野党全体の責任だ。国民の政治改変の期待にまたまた水を差すことにしかならない。「いつか変える」口だけの無能はもう、聞き飽きた。絶好機を逃さず、ここで、今、変えて見せろ! 変えられるはずだ。何度も言うが、政治は結果責任である。
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