日本の選挙民って、どうして自公連合に票を入れて来たのだろう。若者が貧しくなって結婚もできないから少子化が深刻になり、子孫が途絶えていく老人も無数という国。貧富格差がアメリカと並んで世界有数にひどくて、貧困家庭の子どもは、教育も受けられないから、貧富の世襲でさらに貧しくなっていく国。そんな家庭も含めて消費税を一律に取り、高速料金やガソリンは世界有数の高さという、とんでもない「税」の不平等も存在する国。ちなみに、国土交通相はずっと公明党議員だったかな。
白井聡のように、国民が「大バカなのだ」と言い切ってしまう人も現れて、それはそれで当たっていると思うけど、それにしても、どうして? 「マー、利権政治で統一教会狂信者をも選挙活動に使うなど、選挙のためだけに政治をやって来た保守政党と、それを支える既得権益者たち」ということなのだが、5割もの選挙に行かぬ人々はどうしてなのだろうか? 「どうせ諦めるなら、野党に入れてみろ! 懐に手を突っ込むようにして取っていった税を何に使われているのか、考えたこともないのだろう」と言いたいものだが。野党の無力なるものも最低10年ほど政治をやらせてみないと分からないのだし、それによってはじめて、長年日本を支配してきた自民党よりはマシということもわかるに違いなかろうに。
いずれにしても、2世、3世政治家が続々と続く保守党政権がこれだけ長く続いてきた先進国は珍しいだろう。だからこそ、機会の平等において珍しいほど民主主義が利いていない日本が存在するわけだ。家柄で政治がやれれば、機会の不平等など、そんな政治家の誰が正そうとするものか!