11月4日

2007-11-04 | Weblog
昨日の唐招提寺には驚きました。

国宝唐招提寺金堂
「平成の大修理現場見学会」というものでしたが、
駐車場に入る車が列をなし、国道までも渋滞の列になっていました。広い駐車場なのに。
車のナンバーを見ると、岐阜、広島、岡山、宇都宮?京都や大阪は勿論ですが、
かなり遠方からも来ているのです。

金堂の屋根を間近に見られるなんて、今後絶対にあり得ない事ですからねー。
金堂の四隅の屋根裏にある、「隅鬼」という彫り物も見ることができました。
修理が完成するのは平成21年6月とか。秋には落慶法要が営まれるようです。

100年に1度以上の周期で屋根が葺き直されていたらしいことなど知り、先人達が守り大切に残してきたんだと思うと、心が震えます。

お隣の薬師寺は、2つの五重の塔がライトアップされ幻想的な風景になりますが、
唐招提寺は、門を一歩入ると天平時代にタイムスリップしたような感覚になります。緑の木々が多く小鳥の鳴き声も聞こえてきます。

工事用の大屋根が取り払われ、金堂がその優美な姿を現した時、また訪れたいと思いました。
その昔、中国から渡ってきた鑑真和上の意志は、この平成の世にも脈々と生きているようです。
見学会は、今日で終わり、3日間だけでした。