松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

冬道で、やりがちな事。

2017-12-26 11:23:56 | 日記・エッセイ・コラム

 寒波が来て朝から雪が降っている。こういう日でも、出掛ける時は出掛ける。

 あいも変わらず皆さん前の車の通り、わだちになった一番滑る黒い路面をトレースしていく。大した度胸だわい。

 だんだん頭に来て、トロい前の車を抜きに掛かる。前の車はゴミ収集車だ。雪道の追い越しは、かなり集中力が要る。追い越してから、スピードを緩めるのが難しい。わたくしは路面の雪が降り積もっている場所を踏むようにして、タイヤの制動力を確保しながら戻る。

 そして悠々と走っていたら、後ろのゴミ収集車がワシと同じように、わだちを避けて白い雪の上を走って来る。おぬし、やるのう。

 まあそこまでは良かったのだが、帰りにスーパーに寄った。普段使い慣れていない経路は注意した方がいい。駐車場から車線に戻るのに、信号を経由しなくても入られるルートを選んだ。そしたら見事、縁石に乗り上げ、助手席の妻がビックリして飛び上がった。がっつーんとショックがあった。ガリッという嫌な音はしなかったが、おそらく空気は抜けただろう。困るんだよ。窒素充填したタイヤだから、また買った店でエアチェックしてもらわないと。

 車を降りて、真上から見たら、さほど変化はない。ボディも大丈夫そうだ。でもなんだか、気分が悪い。真っ白の路面を見抜けなかった自分に腹が立つし、スーパーにまで八つ当たりしたくなる。スー、ハー。深呼吸、深呼吸。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

孫に聞く、前世の記憶。

2017-12-25 10:31:39 | 日記・エッセイ・コラム

 生後100日のお食い初めの席で、とても興味深いことが分かった。孫がしゃべり始めたら、前世の記憶を引き出すのが楽しみだ。と言ったところが、息子も同じことを考えていたと言うのだ。むこうの親はさぞかし驚いたことだろう。しかしそれを顔に出すほど、不寛容ではない。

 さぞかし変わった親子だと思うでしょう。

 そしてその際重要なことは、さも当たり前のようにさりげなく尋ねることだ。前世の記憶は、3才か4才ごろ失われる。次第にこの世界に順応し始めるからだ。多分そのせいで、人は3歳から前には戻れないんだと思う。

 この子は一体、何者だったのだろうと考える。それは楽しいことだ。もし職業や名前や時代が分かったら、それは貴重な思い出となるだろう。事実を証明することは出来ない。かなりの有名人だったら、今まで知られていない事実を指摘することで、証明できるかも知れない。

 でもオレはその程度で満足はしない。直観だが赤ん坊は自分を守れない代わりに、不思議な能力を持っているような気がする。それを引き出してみたい。どんな能力があるか、教えてもらうには、聴き出す方の能力が問われる。赤ん坊が表現できる言葉の範囲で、どういう質問をしてどう答えさせるか。

 例えば、お腹の中で声が聞こえていたか。他人とコミュニケーションが取れていたか。何かを予知する力があるか。

 何も出来ない分、おとなには出来ない能力があるかも知れない。足を踏ん張って、言葉にならない発音を繰り返す孫を見ていると、何を考えているんだろうと不思議に思う。

 さしあたり、印象に残るような突飛なまねをして、それを覚えていたか、聞いてみよう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上皇とクリスマス

2017-12-22 12:03:22 | 日記・エッセイ・コラム

 12月23日の天皇誕生日をどうするか、様子を拝見している。

 アベサンとスガサンは平日に戻したいらしい。

 これに対し政府内でも見解が分かれているようだ。上皇誕生日にすると権威の二重性が発生するんだそうだ。何をビビッているんだか。またクリスマスイブの前の日だから、がっかりする国民も多いだろうって。

 ほんとにそんな議論をしているのかしら。

 今までの労をねぎらう意味で、国民の側から祝ってあげるのは、いいことだと思う。それが権威の二重性に繋がるだろうか。

 上皇は公務として外に出ないし、何の発言もないのだから、二重性は発生しないでしょうよ。「国事行為」も「公的行為」も、「私的行為(宮中祭祀)」すらも出来ないんだから。

 シカ~シ。議論の中に、キリスト教の行事が入ってくるあたりが、日本人らしい。

 ただの「国民のおじいちゃん」となって、会話を交わしてみたい。それが国民の、最後の願いではないだろうか。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

憲法改正は、要らない。

2017-12-21 07:32:11 | 日記・エッセイ・コラム

 アベさんが積極的にやろうとしている憲法改正は、やめた方がいいと思う。

 いきなり難しい9条に、手を付けようとしている。自衛隊はすでに各国から軍隊と認識されているんだから、それでいいじゃないか。今まで「拡大解釈」によって海外に派兵して、今度は大陸まで届く迎撃ミサイルを装備しようとしているんだから、今の憲法で何でも出来てしまう。これが明文化されたら、どうなるんだ。

 緊急事態条項だって、戒厳令が敷かれやすくなるんでしょう。国民の権利より国家が優先されるのは、他の国じゃ当たり前かも知れないが、日本人はそこまで頭悪くないと思うよ。東日本大震災で、世界の見本になったでしょう。

 どうもアベさんの考えていることの裏には、必ず「こめぐに」の野望が見え隠れする。きっと「こめぐに」は、自分で作った憲法が使いづらく感じているんだと思う。それならいっそ、与えられた国語力ゼロの条文でいいじゃないか。今までうまく運用して来たんだから。

 そういうアベさんが今さらやろうとしていることには悪意を感じる。

 憲法改正するなら、天皇陛下が積極的に御発言出来るようにしてくれっ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日 記

2017-12-20 11:56:28 | 日記・エッセイ・コラム

 わたくしは18歳から日記を書いていまして。そいで時々日記を読み返すくせがついていました。その頃考えたのが、自分で読み返して面白いんだから、これを本にしてしまえばいいんじゃないか。ということでした。

 ではあの頃の12月22日(木)の日記より

 有意義な一日だった。マイルドセブンがしみるぜ。こころまで。

 2万3千円使ったから、そう思うんじゃない。児玉(仮名)さんに2万5千円使わせたから、そう思うんじゃない。

 最初の「田んぼ」が大体良かったんだ。こたつのせいで。あれの効果を最も効率よく使わせてもらった。

 そして「かぐや姫」かおるさんがいなくて、もういる気なくしたが、みどりが来た。前歯が欠けてるのでまたまたガクッときた。児玉さんにワリイと手を合わせた。しかしちょっとすると、いい女であることに気づいた。児玉さんがまんざらでもなさそうなのだ。じーっと見つめて、別にやな顔もしないのだ。児玉さんが歳聞いた。なんと同じ月の4日違いなのだ。ワーッやっぱりねえさんだ。と彼がはしゃいだ。オレ上がいなくて、ねえさんがほしかったんだ。わたし、下がいないの。ワーねえさんだねえさんだ。――まだまだ続く――。

 私はタバコは吸いません。振られた彼女が置いて行ったタバコを未練がましく置いてあるんです。この失恋から立ち直るのに、1年以上かかりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする