県警が歩行者を優先する取り組みを始めて大分なるが、横断歩道で止まるのは難しい。
通り過ぎてから、あれ、歩行者が立っていたな、と振り返る。視界には入っているのだが、習慣とは恐ろしい。とっさにブレーキを踏めない。
もっとも私には苦い思い出がある。自動車学校を卒業して間もない頃、横断歩道に立っている人がいるので、普通にブレーキを掛けた。すると後ろの女が、人よりパトカーに気を取られ、見過ごしてオレに突っ込んで来た。そのあと半年間、むち打ちに悩まされた。それからというもの、絶対止まるもんかと思い、運転して来た。
それが急に止まれったって、無理ですわ。
相当注意深く、後ろの車が気が付いたか見ながら、歩行者が渡る気があるのか見定めながら、ゆっくりとブレーキを踏む。
車の前を横切る気がない人も居ますから。ご老体は概してそうです。流れが途切れてから、悠然と渡りたいのです。時間を掛けて。
車を信用していないのです。
いつから、そういう社会になったのか。嘆かわしい。豆腐の角に、頭をぶつけて死にたい。馬の耳に念仏。隣りの客は良く柿食う客だ。旦那がなんだ。バスガス爆発。