わたくしは18歳から日記を書いていまして。そいで時々日記を読み返すくせがついていました。その頃考えたのが、自分で読み返して面白いんだから、これを本にしてしまえばいいんじゃないか。ということでした。
ではあの頃の12月22日(木)の日記より
有意義な一日だった。マイルドセブンがしみるぜ。こころまで。
2万3千円使ったから、そう思うんじゃない。児玉(仮名)さんに2万5千円使わせたから、そう思うんじゃない。
最初の「田んぼ」が大体良かったんだ。こたつのせいで。あれの効果を最も効率よく使わせてもらった。
そして「かぐや姫」かおるさんがいなくて、もういる気なくしたが、みどりが来た。前歯が欠けてるのでまたまたガクッときた。児玉さんにワリイと手を合わせた。しかしちょっとすると、いい女であることに気づいた。児玉さんがまんざらでもなさそうなのだ。じーっと見つめて、別にやな顔もしないのだ。児玉さんが歳聞いた。なんと同じ月の4日違いなのだ。ワーッやっぱりねえさんだ。と彼がはしゃいだ。オレ上がいなくて、ねえさんがほしかったんだ。わたし、下がいないの。ワーねえさんだねえさんだ。――まだまだ続く――。
私はタバコは吸いません。振られた彼女が置いて行ったタバコを未練がましく置いてあるんです。この失恋から立ち直るのに、1年以上かかりました。