なんか変だなあ。退位が4月30日で、即位が5月1日。どんな儀式になるのでしょうね。
11月27日に京都産業大学で講義された所功先生は、「譲位と践祚(せんそ:即位)の儀は、同日に行われるべき」とおっしゃっていましたよ。1817年に光格天皇が退位し、同日に仁孝天皇が即位した事例を紹介して、空白ができるのは不自然だし、「皇嗣が直ちに即位する」と皇室典範特例法にもあることを指摘しております。
僕らのイメージとして、天皇の象徴である「三種の神器」の持ち主が交代することが、はっきりとした時代の変わり目だという気がする。そういう視覚的な儀式が映像として見られたら、印象ははっきりすると思う。どこで何が行われたか、分からないような、新しい時代は見たくない。
ところで所功先生は、皇室会議の最中からNHKにゲスト出演されていたんだけど、そのことには触れなかった。短気な一般庶民と違うのは、そういうところですね。
一方で会見に出て来た官房長官は、国民全員が慶事を寿(ことほ)ぐ事の出来る日を選んだと言いながら、終始ぶすっとしたツラで記者の質問に答えていたのが印象的だった。