松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

アイランドブリッジのある、道の駅岩城。

2024-05-06 12:48:27 | 日記・エッセイ・コラム
 秋田市から由利本荘市に向かうと。ドライブしながらにして下浜バイパスの高台から嫌という程、海や男鹿半島や鳥海山のパノラマを堪能出来る。
 だから道の駅岩城と言っても、トイレタイム以外に寄る気持ちにならない。というのが、今までの本音だった。

 しかしそこが県内で4番目に人気の道の駅だと言う。もしやプロリーグ・バスケの親会社が運営を始めたからなのか。確かに店がズラ~っと並んで活気があった。
 直前に亀田に寄って、昔懐かしい天鷺村の寂れ具合を見てから行ったせいか。ほぼ満杯の駐車場に驚いた。

 天鷺村の建物内部は、独特の捨てられた廃屋の「かほり」がして、まるでタイムスリップしたかのようだった。ん?タイムスリップなら現役か~。

 で、アイスでも、と考えてジャージーソフトをいただきながら、日本海を望むテラスへ移動した。さんざん眺めて来た海だったが、新鮮だった。天気が良かったからかも知れない。
 水平線が左右に真っ直ぐ伸びて。カーブしながら陸地に消える。このラインは本当に綺麗で。まるで地球の果てを眺めている気分になる。しかし、これは本当の意味で、地球の大きさを表していない。これが地球だったら、秋田県ぐらいの大きさしか無いことになる。海は下にカーブして、せいぜい5kmぐらい先しか見えていないのだ。

 理屈はともかく、飽きない光景だった。そして左手にはアイランドブリッジと称する道路が海中の漁港に向かって延びていて。しょっちゅう車が行ったり来たりしている。あの円形に見える漁港まで、実はまだ行った事が無い。今日は行くべきだ。多少は、海の中にお邪魔している気分になれるだろう。

 思いのほか、痛快だった。この日の海は、色が濃く、そう、この色をしていた。下を覗くと、ワカメだろうか。海藻がテトラポッドからユラユラと生えていた。
 いや~。天気のいい日なら絶対、ここまで来るべきだ。アイスを食ってる場合じゃない。

 なるほどな。これがこの道の駅の魅力に違いない。
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