黒又山をナビに登録するのは容易でないから、ストーンサークルを目印にする。
同じ道路上にあるし、距離も3km弱と近い。
この組石は私には日時計にしか見えない。ちなみに今12時。
これと同じ石が、黒又山頂上の神社の礎石に使われている。
鳥居をくぐって、参道を登る。脇に4~5台駐車できる空地がある。
杉の木立の中に、立派な松が時折あるのだが、この松は、杉に対抗するかの
ように、まっすぐに伸びている。
足元の緑がかった石を丹念に見ながら登る。何かの意味が込められていないか
考える。この山は、日本環太平洋学会の調査を22年前に受けていて、ピラミッドとして
認定されている。その根拠はいろいろあるが、斜面の一部を切り開いて行った
地中レーダー探査の結果、テラス(階段)状構造が認められた。つまり人工的に
8段ほどのピラミッドに成型されたと考えられる。このタイプは中南米によく見られる。
若い木々の多い、探査に使われたと思われる斜面。山の傾斜が良く分かる。
山頂に鎮座する本宮神社。この礎石に使われた石が、ストーンサークルと
形も大きさも質も、同じものだ。そして中の「かまど」も同じ石で組まれている。
この地面も地中探査の結果、何層ものサークルがあることが分かった。
つまり、山頂に存在したストーンサークルの石が、神社建立の際、使用された
可能性がある。そして驚くべきことに、地下15~20センチ表層を剥ぐと、縄文土器
が現れた。ほとんど続縄文期のものだったが、中には縄文晩期のものがあった。
これは4000年前に既に造られていたことを意味する。少なくともその頃から
何かが行われていたことは、間違いない。
その他、GPSで東西南北に正確に神社が配置されていることとか、線刻石が
見つかったこととか、謎は多い。中でも頂上から吹き出すように見える何らかの
発光現象は、鳥谷幡山が書いた絵でも注目された。本人がわざわざ「突如、光芒が
山頂に現れる」と注釈を付けている。また、同じものを調査隊のメンバーも目撃
している。
私には、神社の屋根が「キャップストーン」に見えて仕方がない。
この聖地から、何らの変わった啓示は受けなかったが、
いつもは、長距離を走ったあとに、腰に来るのが、
きのうに限っては、なかった。
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