まったく。情けなくて、涙が出てくるわ。死者の数が少ないと、喜んでいる場合じゃなかったわ。
フランスやイタリアなどで活躍している全自動PCR検査機器は、千葉県松戸市のプレシジョン・システム・サイエンス社(PSS社)がOEM供給している製品だそうじゃないか。スイスのロシュ社の機械にも中枢部分にPSS社の技術が組み込まれている。
これが信じられない事に、いまだ厚労省に認可されていないそうだ。
「日本では未だに利益団体と政官財の利権構造、既得権益、岩盤規制、官僚主義、お役所仕事に、がんじがらめになっています。そのためにPCR検査の核心的な技術を持ちながら、それを拡大できないのです。」
「専門家会議の状況分析・提言はそうした視点を全く欠いています。」
と言うのは在英国際ジャーナリスト木村正人氏。失われた30年という修辞句は、ここでも登場する。ああ、日本は何をやっているんだろう。
最終的には、国民が目を覚まさないから。
選挙で意思表示出来ないから。
オレたちの声が小さいから。
自分の無力さを、痛感する。そういう、日曜日だ。