松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

インフルエンザワクチン

2018-12-07 09:43:46 | 日記・エッセイ・コラム

 この時期、妻は予防接種をオレにも強要する。一度、暮れの31日に熱を上げて救急へ駆け込んだからだ。

 医者は嫌いだし、日本語で「おもやみ」だが、仕方なく今年もついて行った。 ワクチンそのものは実に簡単に終わる。部屋に入って1分後には終わって、次の方(妻)へイスを譲る。予約はしていたからね。

 オレは無料の優遇措置を受けられる。単なる老人の扱いだ。

 だがそのあとが、やっかいだ。3時間後には腕が腫れてきて、曲げにくくなる。フロに入る気がなくなる。

 徐々に熱が上がってきたようだ。全身が風邪の症状に近くなる。ウイルスに抵抗している体に、頑張れーとエールを送る。そうやって励まして、寝付けない夜を無理やり寝た。

 脳に来ているのが分かった。どうか血液脳関門が正しく働いて、朝起きたら廃人になっていませんように。

 今、腫れたところが徐々にかゆくなってきた。治りかけているようだ。

 気が進まなかった理由を思い出した。こういう疑似体験を、したくなかったんだ。

 舌で確認できないものが、体に入るのは、リスクを伴う。

 かと言って、予防接種は拒めない。

 あの暮れの一件が、無かったならなあ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする