ネコ族は、抱っこしようとしても、逃げていく。
そのくせ、自分からは、来る。
あくまでも、自分の意志優先なのだ。
ここら辺が、草原の王者の血を引いた小型版らしい。
そういう凶器を持った猛獣を
ゴロにゃんと言わせている時は、こっちも心地いい。
2回ほど、家出をしたことがある。
外に出たくって、仕方がない。
換気をしようとした2階の窓から、ひょいっと逃げた。
でも2時間後、帰って来た。
戻るだろうとは、思っていた。
恩義を感じるだけ、愛情を注いでいるからね。
ある時は、厳しく。それ以外は、優しく。
ゴロゴロが激しくなると、ツインキャブみたいな音がする。
パタパタパタ。とるるるるっー。ばらばらばらっ。
お前は男なんだぜ、勘違いすんなよ。