きのう魚料理の郷土自慢を、地元に住む外国人がプレゼンするという番組を見た。
秋田からはソーセージ作りのタベルスキー氏だった。名前もいいし、方言もうまいし、最近引っ張りダコのようだ。このキャラは最初の方で出したくないと思っていたら、番組もその気だったようだ。最後から2番目に登場して、暫定チャンピオンになり、最後は奈良の柿の葉寿司に負けた。
そこで登場した秋田名物が「ハタハタ寿司」あ、これ時期がずれてるから大分前の放送だな。
ハタハタ寿司は確かに子供の頃から食べていた。というより、食べさせられていた。各家庭で作るあの頃の味は、子供には酷だった。くせが強すぎた。発酵が進んで臭いし、酸っぱいのも嫌いだった。
それが買って食べるようになってから、味が統一されてきて、洗練されて来た。
色合いも良くなり、かんきつ類も入って食べやすくなった。同時に自分も大人になったのだろう。発酵食品が体にいいことも分かってきた。
残念なことに、ハタハタ資源は今、風前のともしびだ。大量に仕入れる業者はさぞ、困っていることだろう。
途中どっかのシラス丼も出て来たが、稚魚や子供を抱えたメスを好む習慣は、確実に数を減らす原因にもなるだろう。そういう飽食の時代は、もう来ないのだろうか。