初節句の日はご先祖様に報告する、というので昼を準備して待った。墓参りにはもったいないくらいの天気になった。
昼めしを食べながら、30年前のお宝映像をみんなで見た。
笑っちゃうくらい、父と子は似ていた。顔の作りはもちろん、男の子なのに色が白いところ、くるくる髪、後頭部の平らなところ。
しかし良くビデオが動いてくれた。SONYは凄い。再生ボタンを執拗に繰り返していたら動いた。30年前と言えば、カメラは肩に担ぐタイプのベータムービー。さすがにこれは今無いが、8ミリビデオはある。
2本目の上映は、幼稚園の頃。節分の日、幼稚園で書いてきたらしい家族分のお面と鬼の面。みんなお面を付けたがさて、鬼がいない。妻が自分でかぶって、さあ豆を投げて。と言うが、ママには投げたくない。家族みんなが好きだから、誰も鬼になって欲しくない。そんな豆まきは嫌だ。そういった逡巡が垣間見えた。
最後にはキャッキャ言いながら追いかけていったが、あれが新鮮だった。
仕方なく寿司を食ってみた。白身の魚と玉子と貝。2時間おきに目を覚まして、水を飲んだ。それでも苦痛というほどではない。だがこれ以上、プリン体を摂る気もない。