棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

自画像の展示

2011-09-05 07:31:19 | 山郷の暮し
秋一番のグループ展には、五年前からの自画像三点を出品。
自画像は人に見せるために制作をするというより、その時の正直な自分の姿を描き出すいわば日記のようなもの。
内面を描き出すことが目的であるから、時には抽象になったり、具象的だったりと、そのときの気分で違ってくる。
姿形を描くのに何と言っても身近なものは、自分である。左手を微細に描いたり、
鏡に向かって我が顔をじっくりえがいたり、直感的であったり。
今までに何十枚と描いてきたことだろうか・・。
今回は、先日完成をしたシュールレアリスム的な「真夏の白日夢 180X90cm」を中心に、五年前の「不動明王を描く私 F30」
昨年「私の終戦65年展」で話題になった「チベット寺院内を描く 360X180cm」の一部を展示した。
「ずいぶん若く描けているじゃーねえかい」とか「この絵は老けているねー」とか。
キャプションに制作年代を書いたほうがよかったかもしれないが、「みんな正直な私です」と答えておきました。
蛇足ですがシュールレアリスムについてあまり言わなくなっていますが、私の制作の根底をなしている芸術論といえます。



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