棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

やってきました真夏の使者

2008-07-06 13:45:43 | 山郷の暮し
ドヨーーンした湿った空気が あたりのものをベトリと貼り付けて まとわりついてくるような梅雨独特の天気です。
市内よりも心地のよい風が吹く この花の谷がこんなですから 暑い所はたいへんなんでしようね。

バサバサと窓ガラスを打つ音に いよいよ来たか もうじき梅雨も明ける。
そうです、梅雨の末期になるころは 裏山からオオムラサキが次々と飛来してきます。
この蝶は人見知りをしないというか、ともかくどこにでも止まります。
人間の肌からの水分か 塩分を採るのかわかりませんが、ともかくナメテイルのがよく判ります。
クスグッタイほど、あの蝶のストローは舌なのだと感じます。
砂糖水などはびっくりするほど吸い取ってしまいます。
本当に寝ている犬の鼻なんか止まり、漫画的光景が目撃できます。

オオムラサキはご存知のとうり国蝶です。
国の花はサクラ。なれば国の蝶を定めようとした動きが 昭和8年(1933)におきましたが、いつもあることのそれぞれの思惑があり、いつの間にか立ち消えしたようです。
昭和31年(1956)にオオムラサキの切手(75円)が発行され、ふただび「国蝶だー」となり、翌年に国蝶として定まったようです。
めでたし、めでたし。

これから我が家には、天気のよい日になるとバサバサと飛んできます。
面白いこともあるかと 楽しみにしています。

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