棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

あおによし・・・・

2010-03-26 09:13:24 | 山郷の暮し
    

青によし奈良の都は咲く花のおうがごとく いまさかりなり
奈良遷都1300年を迎える、正にこれからの光景なのでしょう。
TVの特集で知ったのですが、詩の「あおによし」の意味です。
奈良にかかる枕詞だと、中学校で教わった記憶があるが、意味は新緑煙る様子かと思っていましたが、どうも違うようでした。
柱や欄干などは朱塗りされ、れんじ窓は青丹--あおに--などの青系に塗られています。その青色がひときは晴れ晴れとして観えてくる季節、または時勢を詠ったのです。
朱と青の割合は6対4とかで、朱色に比べチョット沈んだ青色がほんのりと程よく浮かんで観える。
新緑の自然色に対し人口色の青丹色。そして鮮やかな朱色。
なんとも色彩豊かな、美的感覚にすぐれた感性溢れた歌なのでした。

それではとネットで検索しますと、丹だはつだ・紗だと焼肉みたいに、イッパイ出てきましたが、ダンダン面白くなくなってきた。
顕微鏡を望みこむような解説よりも、ピンボケ眼で春の情景を想像したほうが楽しい。

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