棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

こはるびより

2014-11-28 13:54:19 | 山郷の暮し
昨日は日差しも強く、窓辺の寒暖計は20度をさしていました。
今日は曇りながら気温はさらに上がるといいますが、陽射しがないと暖かさを感じません。
この小春日和も、どうも長続きはしないようですね。
先日の雨で色づいた葉もすっかり落ち、色景色は冬です。

TVで京都は只今が紅葉の絶好調だと、見事な色景色が写しだされています。
古色たる寺寺に、鮮やかな紅葉の対比には息を呑むほど。
それらの風景が自然にできたのではなく、計算された創意によるものといいます。
創意が自然化してしまうという美意識は、日本独自のものかと思います。

も~~~30年も昔になりますが、絵画に関することで秋のヨーロッパに居たことがあります。
ほとんどが黄色の紅葉で、色彩的にはチョット寂しく感じましたが、石造りの建物にはバランスのよい光景でした。
しかし、一枚の写真はおろかスケッチもしませんでした。
風景に飲まれてしまった、というよりもその気にならなかった。
日記の1ページに、ヒビ割れた石壁に生えたつる草の紅葉を描いたことを思い出しました。

ryusun

つぶやき

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